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ある日死んだら女神様  作者: 肝太
アルテナの神殿
9/11

休憩処

お越しいただきありがとうございます。

【名前】ヘルガ

【種族】天上人

【レベル】48

【称号】失いしもの

【クラス】なし

【ジョブ】なし

【スキル】<真の右眼><打撃耐性・小><敏捷力UP・小><疾風突き>

【装備】神々の服、祝福された革の胸当て(ダメージ20%減)、破毒のイヤリング(完全毒耐性)

【仲間】スラ吉、ベテガン




気づくとそこはアルテナ女神の神殿だった。

「おつかれさまでした、ヘルガ様。」

すぐさまアルテナが労をねぎらってくれた。


「ありがとうアルテナ。しかし死ぬのは痛いし苦しいな。できるならもう死にたくはないね。」

「お気持ちはわかります。それならば100ポイント集めて<ポイント再振り分け>のスキルを覚えれば、生きていながらに他種族へ転生することも可能ですよ。」


「うん、早く欲しいスキルなのは間違いないな。でも、もしそのスキルを使ったら、転生前の体はどうなるの?」

「前の体は消えてなくなります。しかし、またその種族を選んだ際は、消える前の体から再スタートとなります。」


「ふうん・・。それじゃ仮に仲間の前で転生すれば、近くにいた仲間からみれば消えていなくなったように見えるわけだ。」

「そのとおりです。よく説明しておかないと、びっくりされるでしょう。」




俺はアルテナを30分ぐらい口説いていた。

俺としては頑張っていたのだが、アルテナは「そんな・・お戯れを・・。でも冗談でもうれしいですわ。」と。

好感触なんだが身持ちが固い印象だ。

結局ずーっと雑談していたように思う。

このまま転生せずに話していたいが、いわば魂の状態の俺はこのまま転生せねば消えてなくなってしまうんだと。

転生は繰り返さざるをえないらしい。




雑談していた後、次の転生をどうするか考えていた。


まず種族選択を開いてみる。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【種族】 手持ちクリアポイント48

・スライム(Lv6)     必要ポイント1 スキル<打撃耐性・小>

・グリーンキャタピラ(Lv0)必要ポイント3 スキルなし

・ホーンラビット(Lv42)  必要ポイント5 スキル<敏捷UP・小><疾風突き>

・ダブルスネーク(Lv0) 必要ポイント8 スキルなし

・?????

・ダーククロウ(Lv0) 必要ポイント15 スキルなし

・?????

・ジャイアントスパイダー(Lv0)必要ポイント23 スキルなし

・?????

・ゴブリン(Lv0) 必要ポイント30 スキルなし

・オーク(Lv0) 必要ポイント33 スキルなし

・?????

・ドワーフ(Lv0) 必要ポイント65 スキルなし

・?????

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


そういえば人間には会ってなかったな。開放条件を満たしてないから、人間の項目はないようだ。



次にボーナスをみてみる。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【ボーナス】 手持ちクリアポイント48

・<真の右眼>      1ポイント

・<インベントリ>    5ポイント

・<鷹の眼>       10ポイント

・<毒耐性>       20ポイント

・<初級魔法>      30ポイント

・武器Lv1         40ポイント(Lv上昇毎)

・防具Lv1         40ポイント(Lv上昇毎)

・アクセサリーLv1     40ポイント(Lv上昇毎)

・<ワープ>       50ポイント

・?????

・<ポイント再振り分け> 100ポイント

・?????

・<仲間復活>      150ポイント

・?????

・<女神従属>      1000ポイント

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


試しに武器Lv1を選んでみる。


【装備】ポイズンダガー

効果:一定確率で敵を毒状態にする。


そしてボーナス一覧の

・武器Lv1        40ポイント(Lv上昇毎)

・武器Lv2        40ポイント(Lv上昇毎)

になった。

なるほど、Lv上昇毎ってそういうことね。あと40ポイント振れば更に上位の武器が手に入るということか。

まあ、もう40ポイントも余ってないから試せないんだけど。


ちなみに防具Lv1を選ぶと

【装備】魔法のローブ

効果:すべての魔法攻撃に少し強くなる。


アクセサリーLv1を選ぶと

【装備】トロールの腕輪

効果:生命力が2倍になる。



また、前回はろくに見なかったが各種パラメータ上昇という一覧が開ける。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【パラメータ】 手持ちクリアポイント48

・生命力

・魔力

・攻撃力

・防御力

・敏捷力

・カルマ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


どうやらクリアポイントを1使うごとに、各値を1ずつ動かすことができるようだ。

カルマってなんだ?

良いことをすると上がり、悪いことをすると下がるってなやつか?

上がるとなにかいいことがあるのかな。

カルマに関してのみ、ポイントを使えば下げることもできるようだった。

他のパラメータは上げることはできても下げることはできない。


まあいいや。クリアポイントは少ないんだ。

パラメータをいじるのはポイントが余ったときだけだな。

ひとまず後回しにしよう。



まず、ホーンラビットのとき苦労したのが水の携帯と言葉が通じないことだ。

これらを満たすためにゴブリンかオークになるかな。

やつらが人語を話しているのは聞いている。

ドワーフにはポイントが少なくてなれないようだ。


スキルは<真の右眼>、<インベントリ>、<鷹の目>は欲しいから、これで16ポイント。

すると残りは32ポイントだから、オークにはなれずゴブリンだな。

これで残りは2ポイントだ。

パラメータに振るほか使い道がないから、攻撃力を2ポイントだけ上げよう。

これでいいかな。


「それじゃ、消滅するのもいやだから行ってくるよ。」

「はい、行ってらっしゃいませ。ここで貴方の無事を祈っています。」


「神様も祈るんだな。」

「ふふ、そうですよ。」


「それじゃ」


転生ボタンを選ぶと、身体は光の粒の集まりとなり、神殿から下界の地上へと物凄いスピードで飛んでいった。

俺の意識はそこまでだった。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

ヘルガ(主人公)はゴブリンLv1に転生します。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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