やっぱりなんかお宝の気配なんですけど
誤字脱字報告ありがとうございます。
基本的に誤字脱字のみ適応しています。あえて演出にしてる、ら抜き言葉やひらがなとかもあるので。
ただ、演出なんかのわざとのやつよりも、それよりも圧倒的に多い、作者のポカ。
10数ページとか来てるので、一つ一つチェックしてたらいつまでたっても本編が書けません。
沢山の報告は、とても嬉しいけどちょっとお悩み中です。(‘、3_ヽ)_
それはさておき、お目当ての実地検証はつつがなく終わったようだ。サンプルに持ち帰る硝酸も確保出来たみたいで、次は「『例の宝箱』があった場所を確認しよう。」という事になった。そう、金箱があった場所だ。つまりはこの空洞の隅っこになる。
あの時、宝箱を開けた…いや開けたと言うのかアレ?「中身を取り出した。」が正解かな?…中身を取り出した宝箱がそのまま残っているはずである。…あるよね?そういえば開けた宝箱ってどうなるんだろう?
「あれ?そう言えば前回、私が中身を取り出した宝箱って、まだ残ってるんですよね?」
「あー、どうかなー?4日あったら消えてるかもー?」
「そうだな、4日ぐらいならたぶん消えてると思うが…。」
やっぱりそうか。もう消えているのか。
「普通って、開けた宝箱ってどうなるんですか?」
「基本的には開封された宝箱は、早ければ数時間、長ければ数日でダンジョンに吸収される。まぁこれも、ダンジョンや地形によって変わってくるんだが。4日もあれば消えると思うな。」
「そうですか…。空き箱とかって使えるんですかね?」
「ダンジョンの外に持ち出せば、残るから使えるね。ただ、本当に空き箱だから…。」
「そうなんですね。」
さて、以前宝箱があった場所が見えるところまで来た。
「えっ?」
一番最初に気がついたのはやはり佐藤さん。
「あれ?」
続けて霧島さん。
「えっアレは!?」
次に風見さん。
「そうはならんやろ。」
最後に私。
全員でソレに駆け寄って確認する。だが、やはり見間違いじゃないようだ。前回発見した宝箱は、ちゃんと苔をはずして開けたハズだ。だが、そこにはあの時と同じように苔が生えた宝箱がある。問題は、それだけではない。なんか、その隣に、もう一個、ある。
いや、たぶん幻覚でしょ。私は自分の頬をつねt…痛い!
「いや、流石におかしい。」「両方とも新しい箱だわ。」「2つとも金箱に見えるんですが…。」
あれ?私のLUK。また何かやっちゃいました?
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「っていうか、今回、佐藤さんも最初は気がつかなかったんですね?」
「そうだな。今回は前衛をしていたのと、実地検証が優先だったから、硝酸湖の方に意識が向いていたのもあって、気がつかなかったな。その後も、硝酸湖に沿って移動してたから、宝箱の方にまで気が回らなかった。そもそも、同じ場所にまたある訳がないという先入観もあったな。…先入観は捨てないといけないなぁ…。」
「それは私も同じねー。」
まぁうん、誰も気がつかなかったよね。
「佐藤、これって本当に前回開封した宝箱と違うものなのか?」
「あぁ、間違いない。」
「可能なら検証したかった…程度のつもりだったが、どうして2つも落ちてるかなぁ。」
「まぁ、黒川さんのLUKのおかげとしか…言えないんじゃないからしら?」
そういえば、いつのまにか霧島さんが普通に喋ってる。
「本来は発見した宝箱は、第一発見者のものになるんだが…この場合佐藤かな?」
「だとしても、私が見つけたとはとても言えませんねぇ。」
「そうか…。であれば、この2つともここでは開けずに、地上に持ち帰ってから開けてもらっていいかな?黒川さん。」
「えっ、私!?」
「それはそうだ。黒川さんのLUKのおかげと言うならばそうなるし、探索者協会としてもパッケージングのスキルと、この金箱の中身に興味がある。実際に持ち帰って、中身を取り出して貰いたい。」
「そういうことなら…。あれ?でもどうやって持ち帰るんですか?」
「大丈夫だ。」
そう言うと風見さんは、腰につけたポーチを指差す。
「これに入れていく。今回採取した硝酸なんかも、全部ココに入っている。」
ソレってもしかしてマジックバッグ!?
新作あり〼
触手 in クーラーボックス(仮)
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