表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第二部 第4章 なんか蜂蜜が食べたいんですけど

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/224

なんかもういきなり計画が破綻したんですけど

累計15万PVを突破しました。

総合評価1500pt達成しました。


2025/07/22 18-19

総合 日間 20位/85位

ローファンタジー 3位/3位


( ゜д゜)

(つд⊂)ゴシゴシ

( ゜д゜)

(つд⊂)ゴシゴシ

( ゜д゜)


いつもありがとうございます。誤字脱字報告感謝。

 「はじめまして黒川君。私が西部支部支部長の十文字剛です。」

 「はじめまして十文字さん。黒川理恵です。」


 機密保持のために、病院で休みを満喫できると言ったね?アレは嘘だ。3日目になって、霧島さんとの勉強の前に、ついに噂の十文字さんとのご対面となった。それも二人きりで!


 「今日は無理を言ってすまなかったね。ようやく時間が取れたものでね。」

 「いえ、ダイジョウブでしゅ。」


 緊張で噛んだ。なんせ十文字さん、相当凄い。服の上からでも筋骨隆々なのがよく分かる。現在も探索者をやってる人っていうのは聞いてたけど、もしかすると今まで見たことある探索者の中でも一番すごいかもしれない。もう一目見た時からプレッシャーがすごくて、かなり緊張している。


 「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。特に何か咎めるために呼んだ訳ではありません、とりあえず座ってください。」

 「は、ハイ。」


 「大体のことは、うちの風見や岬、それから佐藤君と霧島君からも聞いています。本当に大変だったみたいですね。よく、生きて帰って来てくれました。」

 「それから…地上の巨大スライムを退治してくれたのも黒川君だね?本当にありがとう。」


 (あ、駄目だ。バレてる。)


********************


 「あははは、大丈夫。自衛隊には言わないから、安心して大丈夫だよ。だいたいそんなこと言っても、多分信じてもらえないしね。こちらとしてもそもそもが伝える気は無い。だから安心しなさい。」

 「そ、そうですか。ありがとうございます。」

 「いや、礼を言うのはこちらの方だ。…水原に引導を渡してくれて、本当に感謝している。」


 十文字さんが立ち上がり、私に深くお辞儀をする。


 「…あぁ、やはり、そうなのですね。」

 「そうだ。箝口令が敷かれているが、ダンジョン警察が包囲している中、突如として巨大スライムに変貌してしまった。その前に、説得を試みたのだが、その時にはもう、正気ではなかった。故に、斬らざるを得なかった。」

 「同じですね。高橋と山田と。」

 「そうだ。同じだ。」


 「…水原と私は同じパーティーを組んでいたんだ。そのパーティーはもう解散してしまったが、2年は一緒に活動した。ともに死線を乗り越えてきたし、頼れる仲間だった。私が西部支部の支部長になった時も、二人で西部支部を守ろうと誓った仲だ。それが、あんな凶行を犯すとは、未だに信じられんのだよ。」

 「…。」

 「トドメは私が刺してやりたかったが、いかんせん、どこまでも膨張するし、どれだけ斬っても次から次へと再生してしまってね。自衛隊と話し合って、ミサイルで倒すことになったんだが…。正直倒せたかは怪しい。ソレを君が倒してくれたんだ。感謝こそすれ、非難することは全くない。」


 「そう言っていただければ、幸いです。」


 ますます、あの『ナイア』…いや、もうアイツで十分だ。アイツを野放しにしておく訳にはいかなくなったね。


********************


 「さて、話は変わるんだが、黒川君に秘密裏に協力してもらいたいことがある。もちろん報酬は弾むけど、話だけでも聞いてもらえるかな?」

 「…構いませんが、私まだ探索者仮免許なんですよね。保護されている手前、たぶん断りはしませんけど、出来ることは限られると思います。」

 「あぁいや、まぁ、それはそうなんだがね。そこを説明するには、先に報酬その1のことを

説明することになるんだけど、こんなものを用意した。」

 

 十文字さんは机の上に、金属のカードを置く。私の名前が入っているが、これは。


 「…特別…ダンジョン探索許可証。」


 初めて見た。


 「これは、西()()()()()()のダンジョンに限るが、本来の探索者免許を持たない場合でも、ダンジョンに出入りできるようになる許可証だ。本来、探索者免許を持たない作業員・調査員・探索者協会職員に対して発行されるものだが、制度上、仮免許のものや学生への発行は禁止されていない。西部支部の支部長の権限で発行できる、その支部だけで使える、実質的な探索者免許みたいなものだ。」


 ―この瞬間、人生二回目となるダンジョン探索行きが決定した。さぁ、今度はどんな厄介事が待っているのかなぁ。可能なら断りたいけど、無理そうだなー。

更新がんばりましゅ。


新作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://ncode.syosetu.com/n1200kj/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
「いや、礼を言うのはこちらの方だ。…水原に引導を渡してくれて、本当に感謝している。」 口で言うだけじゃなく、金銭的な報酬を渡して当然じゃないの。
箝口令をひく 関西ならそれでいいかも 標準語だと敷く(しく)かな
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ