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【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第二部 第4章 なんか蜂蜜が食べたいんですけど

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なんか休みの間の計画なんですけど

昨日の作者「ブックマーク200件!やったー!」

今の作者「ブックマーク300件?一日で??」


お読みいただきありがとうございます。なんか、めちゃくちゃ読んでいただけてるみたいで。

すごい勢いでのびていくPVと評価ptの前に、ただただ呆然としております。

誤字脱字や感想も沢山とどいてます。感謝。

 現在、探索者協会の都合により入院中である。実際にはどこも悪くはないので、1週間というプチ休暇を堪能中だ。といっても、対外的には入院中であるため、外に出る訳にもいかず、かといって、病院内に遊べる施設がある訳もない。そもそもが、探索者協会による保護も兼ねているので、病院内をぶらぶらするという訳にもいかない。面会希望者も私に会うことはできない。


 そうなると気がかりなのが、自宅の事である。特に部屋に沢山クッションを置いてカモフラージュしてある、アレである。だが、流石にこれのことは探索者協会にはまだ言えない。一応それとなく家について尋ねてみたところ、念の為探索者協会のほうで『ナイア』が来ないか遠巻きに監視しているとのこと。まぁそれなら暫定的に大丈夫なのかな?懸念事項ではあるが、ここで下手に行動すると一番の秘密が露呈しかねないので、それなりの言い訳を考えてみるが、さっぱり思いつかない。そのため、この問題は一旦棚上げに。


 クッションの隠し場所はいい加減、なにか考えないといけないが、一つだけ候補がある。集団探索のときに、2階層で佐藤さんとした会話を思い返す。


<<「ただ、そのときは回収できるジェムの量が、スライム丸ごとになるので。持ち帰れても数匹が限度ですね。マジックバッグあたりのアイテムがあれば別だな。」>>

 

 そう、マジッグバッグである。そもそもがRPGなんかでは定番の『物理法則を無視して沢山入るカバン』だ。これなら、クッションだろうがなんだろうが持ち歩ける。結局は自分の手元が一番安全だと思うからね。


 だが、佐藤さんと霧島さんから聞いたところ、現実のマジックバッグは、ゲームのやつ程簡単ではないそうだ。アイテムにはレアリティがあって、それはマジックバッグも同様。レアリティによって収納可能容量が変わるし、そもそもバッグ自体いくつか種類(例えば『エンチャント・アイス』されたものは、内部のものの冷蔵保存に対応する)が有る。他にも、アイテム自体の耐久なんかも考慮しなければならないとのことだ。更に言えば、そもそもバッグ自体のレアリティがコモンであっても、ドロップ率のほうがSSR扱いという有り様で、とにかく出ないため、自力での入手はほぼ無理とのこと。


 ただ、購入であれば、手に入れようと思えば手に入るらしく、レア度が低いマジックバッグなら、キャリーケースと同等ぐらいのものをしまえるものが、探索者向けに一応、流通をしている。問題は、その程度のマジックバッグでも購入に厳しいハードルがあり、更に、購入金額が軽く車が購入できるお値段がするという2点。


 なぜ、こんなに取り扱いが厳しいのかというと、治安維持のために、探索者協会が重要物資に指定しているためだ。そのためマジックバッグは、ドロップした場合には各探索者が所属する探索者協会に、報告義務が存在する。これを違反すると、探索者免許の取り消しや罰金まで規定されている。当然購入できる探索者も、「ランクC以上」かつ「一定の貢献を探索者協会にしている者」という条件が付く。


 つまり私がもし購入しようとしたら、「正式に探索者免許を取得」し「ランクC」にまで上がる必要がある。現実的には少し難しいけれども、可能な限りはこの方法で進めたい。どうしても駄目なときには、「私の秘密と引き換えに、探索者協会へ交渉する」ことになるかな…?金額の方は…探索者活動でなんとか貯めよう。


 ここまでは、仮免許を取得して集団探索に参加することを目標としていたが、それは達成できた。…できたのか?仮免許は取れたけど、集団探索は成功したとは言えないかな?いや、まぁ、でも参加はできたからいいか。ヨシ!!というわけで、ここまでの目標は達成できた。


 今後は協会との約束もあるし、概ねの方向性として「探索者を目指す」ことが、私の最低目標になる。


********************


 その上で、今後の予定だけど、明日からは霧島さんに魔法について教わることになっている。探索者協会側から「魔法を使えるようになって欲しい」という要請があったのと、私自身も氷魔法と電気魔法を使えるようになりたいのもあって、霧島さんが教えてくれることになった。なにせ「叡智の魔女」の二つ名持ちである。なにより、霧島さんの『アブソリュート・コフィン』を私も使えるようになりたい。奇しくも私には『氷魔法強化I』がある。この系統で伸ばす訓練をしたほうが、おそらく良いだろうと、霧島さんも同意してくれた。


 そうなると、EXPを稼ぐために、余計に例のクッションを使いたいところではあるが…仕方がない、今回は諦めよう。


 それと別に休み中に考えたい問題として、「スキルの取得と運用」がある。私は対『ナイア』の時に、自分のSPを使い切ったが、もっとSPがあれば『ナイア』にトドメをさせた可能性もある。また、スキルの熟練度が十全にあれば、例えば『魔力制御』を選ばず、もっと威力を出せるスキルを習得できたかもしれない。一方で、『思考加速』みたいなスキルはもっと早く取得しておけば、あの短い時間の間に、更により有効な1手が思いついたかもしれない。


 つまりは、「SPの消費」と「スキルの熟練度」の問題になる。更に言えばここに、以前からの問題であるスキルと機能の「投資問題」が絡んでくる。クエスト報酬でSPが手に入ることは確認しているが、それでは足りないだろう。そうなるとそろそろ、SPにある「+α」の問題も解決しなければならないかもしれない。


 入院の残りの日数は、この『(SPとSKILLとFEATUREの)三つ巴問題』と、『霧島さんからの魔法の勉強』を頑張ろうと思う。…それとは別に、学校側から「日商簿記検定2級受けるよね?勉強頑張ってね!」っていう連絡が来ているが、今はそちらも棚上げすることにする。


 今はナイアを倒せる力が欲しいから。

新作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://ncode.syosetu.com/n1200kj/

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