なんか尋問されてるんですけど
累計10万PV達成しま…11万に！…あれ12…も超えちゃった！？13万！？
総合評価1300pt達成しました。
ランキング更に上昇しました。
2025/07/22 04-07
ローファン 日間 5位/5位 です。うそでしょ私の名前がのってる。
注目度 6位/13位 注目度…！？なろうのトップページに！？乗ってる！？
なんで？？？？？？？
初めて書いた小説がこんなことになっていいんですか？本当に？
感想が！山程きてる！！ああああ！！
全部全部、ありがとうございます！ありがとうございます！
現在、私は面会謝絶中である。正確に言えば、様々なインシデントが発生したために、その調査と機密保持のため探索者協会西部支部に保護されている。そして、今日は今から尋問がある。主な内容は、「私自身に関する事（主にステータス）」と、「FPダンジョン3・4階層で起きた出来事」の聞き取りでだね。担当者は、探索者協会の風見さんと岬さんだ。そこに佐藤さんと霧島さんが同席する。
岬さんに「FPの建て直しで忙しいのでは？」と聞いたら、「事情があって十文字さんと上層部の担当に変更になった」と、若干いつもより嬉しそうに返事をしていた。
同席が佐藤さんと霧島さんだけなのは、機密保持もそうだけど、金田さんと加藤さんがそもそも参加できないからだ。金田さんは包帯ぐるぐる巻きにされて、ベッドの上で絶対安静。あの人、自分で歩いて帰ってきたんだけど、相当無理をしてたみたい。後で聞いた二つ名の『不撓不屈』は、本当に納得した。そして、加藤さんはようやく目が覚めたけれども、お医者さまの診断で1ヶ月は療養である。つまり、金田さんと加藤さんは当分動けない。早くよくなるといいな。
で、肝心の話し合いだけど、まずは、私自身に関する話。
お話をしている限り、そもそも、あれこれとバレていたらしい。一番最初は、あの時、マトをバキバキに破壊したあの時に、佐藤さんが疑問を持ったところが発端。そこから少なくとも高いレベルと、高いSTRがあることは予想されていたと。そのうえで、岬さんにもらった棍棒。これも、LV5だと扱えないものを、そのことをわざと隠して渡してたそうだ。しかもオーダーメイドだってさ。なるほどね。それをあんな軽々しく振り回しちゃってたら、岬さんも渋い顔になるよね。気になったので「ところでお値段は？」って尋ねたら、風見さんから返ってきた「聞いたらたぶん後悔します。」の一言で撃沈。二度と聞くことはないかな。
それから、『パッケージング』スキルを持っていたこともバレていた。バレた理由は、盾の開封作業後の後片付けの段ボール。スキルで開封したせいで、どれもこれも綺麗に開封されすぎということで、なんらかのスキルを使ったんじゃないかと、バレバレだったらしい。今度からもっと気をつけよう。で、あとは集団探索の時の、スライムの異常行動から、特殊な称号持ちであろうと予想。そこからの流れで、FP3・4階層への突入時に私が必要だと判断した佐藤さんが、あのタイミングで「本当のレベルいくつ？」と切り出した訳だ。本当はもっと細かく色々あったらしいけど、まぁ大筋はそんな感じだって。
まぁあれこれ突っ込まれたけど、流石に全部が全部を話せないし、風見さんと岬さんも「全部は話さなくていい、答えられる範囲で構わない。」とのことだったので、言いたくないこと、言えない事ははっきり「言えない。」と伝えてある。ただ、同時に「話してくれれば話してくれるだけ、守れる事が増える。」という事だったので、『ナイア』に狙われている私は、できるだけ機会を見て話せることは話していくつもりだ。まぁ、まだ全部話せるほど、信用できる訳じゃないから。ちょっとずつだね。
FPダンジョンでの出来事は、私達が見てきた通りである。ただし、最後のぶよぶよの話だけはしなかった。さすがにあれは佐藤さんと霧島さんも、黙っていた。まぁ説明できないよね。ちなみに、『金箱』と『レジェンダリーのスキルの宝玉』については話した。風見さんが「可能なら持ち帰って…」と切り出したところで霧島さんから冷気が溢れだし、「…いや、聞かなかったことにします。」と、風見さんが霧島さんの圧に屈して、この件は不問に。
まぁそうだよね。数億って話だものね。ちなみに、それはそれとして、中身のことは全部は話した。『中級魔法使いスターター』で、入手したスキルのことを話していたら「もう勘弁してください」と風見さんがギブアップ。そうだよね。明らかに内容がおかしいものね。分かるよ。
で、そこで佐藤さんが一言。
「『中級魔法使いスターター』ってなんで名前がついていて、なんでそれが分かるんだ？」
「…なんででしょうね？」
「（ジトー）」
「…なんででしょうね？」
「…」
「ナンデデショウネ、ワタシワカンナイ。」
ごめんなさい。言えないです。勘弁してください。
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