表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第3章 なんかクイーン・ビーを討伐したいんですけど

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/225

お前なんか!許さないんですけど!

起きたら、日間ローファンタジー連載中12位でした。…12位!?

((((;゜Д゜))))  1 2 位 ! ?

もう無理、踊るしかねぇ!ありがとうございます!!

 「ま、こんなもんですかねぇ。」

 「やろぉ…。ざけんな。」


 金田はまだ立っていた。奥の手を切りそしてなお、持久戦に持ち込んでまだ立っていた。まさに『不撓不屈』の名前に相応しい活躍をしていた。霧島の牽制とこちら側だけが持つ優位性を最大限に活かして、ナイアを相手に死闘を繰り広げていた。だが、もう間もなくMPが尽きる。佐藤は黒川を守るために、霧島はナイアを牽制し加藤を守るために、有効打に打って出られない。そのために生まれた、長時間の膠着状態を、金田はまさに最前線で支え続けた。


 「…遊びすぎましたね。実験結果の回収もしたかったんですが、これ以上遊ぶと増援が来ないとも限りませんねぇ。上のバカからは連絡がありませんし。アイツ、死にましたかね?」


 「上のバカァ?」

 「あなたには関係ありませんよ。じゃ、そろそろ死んでください。」


 ナイアから今までにない程の魔力を感じる。同時に、ナイアの集中が一瞬であっても金田に寄ったのを、霧島の感知と佐藤の観察眼は見逃さない。


 「ッアイスウォール!」


 発生が早いアイスウォールを金田の前に展開する。


 「それはもう見ました。ストームカッター。」

 「!?ウインドウォール!」「グラウンドピット」


 が、ソレすらも遊びだと言わんばかりに、嘲笑いを浮かべたナイアは、霧島に向けてストームカッターを放つ。霧島は瞬時に更に発生が早い『ウインドウォール』を展開し、佐藤は秘密裏に準備していた『グラウンドピット』でナイアの姿勢を崩す。こちらも敵も、こちらの行動パターンを読んでいたのだ。


 「…ちっ、うっとおしいですねぇ。」

 「こっちのセリフだ、バケモンめ。」

 「(これでまだ本気じゃないのか…やってられんな)」


 『ストームカッター』は、『ウインドウォール』ぐらいでは防げない。だが、角度をつけることによって、軌道を変更することぐらいならできる。なにより佐藤の『グラウンドピット』のお陰で、ナイアがバランスを崩したため、そもそもの狙いが逸れた。轟音を立てる『ストームカッター』は、軌道を逸らされて、やはり轟音を立てながら、空洞の壁を深く抉って、壁の破片を広範囲にばらまいて消滅する。


 「あー、危ない危ない。少し威力を強めましたが、これだと、『クイーン・ハニー・ビー』や『黒川理恵』に当たりかねませんね。一応あの無能二人も、死にかねませんか。」

 「やっぱアレ(氷像)、ユニークか。倒したかったんじゃぁなかったのか?」

 「あの二人組(モルモット)が倒すことに意味があるんですよねぇ。」

 「へぇ、なるほどねぇ。勉強になるねぇ。」

 「「(ナイスだ(よ)金田。)」」


 本気を出せばいつでも勝てる。でも『クイーン・ハニー・ビー』『黒川理恵』『モルモット』は死なせたくない。だから、片手間で遊んでやる。ナイアからはそんな油断が感じられる。実際はその通りだ。だが、その通りだからこそ、油断なのだ。


 「…で、黒川理恵は?てめぇ、なんで狙ってる?」

 「…喋りすぎました。あなたには関係ない。」

 「へぇ、喋り過ぎたって自覚はあるんだな。」

 「…チッ。」


 「くたばり損ないの減らず口が」とでも思ったのだろう。故に、一瞬、ナイアの意識が金田に向く。その瞬間、金田が死に物狂いで稼いだ時間が実る。


 「アイシクル・パニッシャー・クロス」


 ()()()()()()2()()()()()()()()が、ナイアを()()に貫く。


 「お前なんか!許さないんですけど!」

立ち上がれ!汝の敵を倒せ!


新作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://ncode.syosetu.com/n1200kj/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ