【R15】温泉の湯船はスクエアの形をしているか??
警備耐性ってなんだよぉ…。投稿する前にも書き直してるはずだろがよぉ…。(‘、3_ヽ)_
誤字脱字報告ありがとうございます(‘、3_ヽ)_
『クーちゃんと、黒川さんって似ているのに、結構違いますね。』
「えぇ、見た目は似ているんですけど。」
脳内で口に出す言葉を迷っている間に、比良坂さんにたっぷりと揉まれてしまった。離してもらったけど、感触がまだ残っている。それから後も、私の横にひっついて、離れようとはしない。一応いろいろと雑談はしているけれども、特にこれといって怪しい内容は皆無だ。世間話や自己紹介の類の域を出ない。ただ、もうわかってるんだけど、私の全身をあちこち観察されてる。…そういう意味の方で若干の身の危険を感じる。
「比良坂さん、やりすぎです。」
『あら、いいじゃない。減るもんじゃないし。』
「減るって貴女…。」
利香ちゃんがたまらずに、割り込んでくる。それにつづけて成宮さんもつづく。正直助かる。さっきからもう、比良坂さんの距離の詰め方が尋常ではない。助けて利香ちゃん。
「私も黒川さんとお話をしたいのですが?比良坂さんがずーっと横にいては、誰も話せないので、そろそろ順番を回していただきたいんですよね。よろしいですか?」
あぁ、なるほど、成宮さんの私との間にあった微妙な距離感は、私に話しかけるタイミングを伺っていたのか…。うん?となると、それを牽制するように一緒にいた利香ちゃんも私に用事がある?
『あらあら、うふふ。成宮さんも黒川さんになにか?』
そういって、成宮さんのことを歯牙にもかけずに、より一層比良坂さんは私にすすすと近づいてくる。…ちょ、近い。近すぎる。さっきからなんなんだ。利香ちゃんのブロックも華麗にいなして、さっきまで若干離れていた距離は、もはや無いに等しく、私の隣にぴったりとくっついてくる。
「…ずいぶんとりえちに対して、馴れ馴れしすぎるのではありませんか?親睦を深めるのが今回の目的ですけど、いくらなんでもりえちに迷惑では?」
『あら?迷惑なんてことあるはずがないじゃないですか。そうですよね?りえち?』
「なっ…。さっきまで黒川さんと呼んでいたのに。」
「迷惑です。離れてください。」
うん、流石に迷惑だよ。初対面でがっつり揉んでくるような人はだし、ちょっと距離とってもらえますかね?おい!腕を絡めてくるな!やっぱりいろいろ当たってるんだよ!なんだよ!私のは小さいのに、どいつもこいつも!まだ高校1年生なのに!私だって…!いずれ!たぶん!大きくなる!
『『迷惑では、ありませんよね?』』
「流石に、普通に迷惑ですが?」
<<バチン>>
…ん?おや?
『『…あるぇ。駄目ですか?』』
「駄目です。」
<<バチン>>
『…あらあら?』
…なんか、なんだろう。なんか気のせいかな?なんか変だね。
『…仕方がありませんね。次は成宮さんに譲りましょう。』
比良坂さんが、腕を離して、素直にはなれていく。一体なんなんだ。こんだけ、密着されたら、もうそれは、たっぷりしっかり感触が腕に残ってる。好き勝手、いろいろとふにふにあててくれちゃって。なんでそんなに、近寄ってくるんだ…。
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というわけで、次は成宮さんのターン。…なんでターン制なんだ?そんでもって、やっぱり隣に近寄ってくるのか!もう少しプライベートゾーンがあっていいんじゃないです?
「というわけで、あらためまして、お初にお目にかかります。成宮千鳥と申します。よしなに。」
「黒川理恵です。よろしくおねがいします。」
よかった、挨拶は普通だ。
「私も、りえちとお呼びしても構いませんか?」
「…いいよ。よろしくね。私も京ちゃん達と一緒で、ちーちゃんって呼んだ方が良い?」
「構いませんわ。ちーちゃんでも、千鳥でも、ハニーでも、お好きな用にお呼びいただければ。」
「…じゃぁ、ちーちゃんって呼ぶね。」
ハニーってなんだよ。前言撤回、こっちも比良坂さんと同じぐらい警戒した方がいいかもしれない。
「うふふ、冗談です。」
「うん、冗談は程々にね?特に比良坂さんの後だし。」
「そうですわね。少し冗談が過ぎましたわね。お許しください。」
「まぁいいけどさぁ。」
「仲良くなりたいのは本当です。ぜひ今度は、ダンジョンに一緒につれていってもらいたいですわね。あれだけのイヤリングですもの。」
あぁやっぱり、ちーちゃんも、私のイヤリングが装備品だって気づいてるな。こっちも、ちーちゃんのピアスが装備品だって気づいているけど。うん。やっぱり私と同じ、魔法使いあたりだね。ダンジョンにも相当はいってると思っていいかも。正直、あんまり私の秘密を知る人は増やしたくないけど、なんだかんだちーちゃんは、今後、首を突っ込んで来そうな気がする。早めに霧島さんと岬さんに相談した方が良いな。
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「…いいお湯ですね。」
「そうだね。」
そして、最後に利香ちゃんだが…あんまり会話が進まない。何か用事はありそうなんだけど…どうしよう、私から話を切り出すべき?先の二人とは違って、ほどほどの距離感のままだし。私も利香ちゃんとは、もう少し仲良くなりたいんだけどな。どうしよ。
比良坂『うふふ。』
成宮「(なんなんでしょうねこの人。)」
青山「…。」
黒川「(なんで私、3人に囲まれてるんだろう。)」
別作あり〼
触手 in クーラーボックス(仮)
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青空設置しました。
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