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【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第10章 unknown(仮)

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なんかあたってるんですけど

 ちなみに、霧島さんと岬さんはかなりでっかい。…何とは言わないけど。まだ高校1年生だし、こんなもんだって言われたアレなんだけど、やっぱりちょっと気になる。…そういえば下着とかも、クーちゃんと私の明確に区別つくようにしなきゃいけないな。そこまで考えてなかった。ココのところ、服とか趣味とかそういうものも、全然考えている暇なかったし。


 プライベートの時間、全部魔力の鍛錬やら、スキルや称号の考察に全部使ってたから、あんまり心に余裕がなかったかもしれない。…あぁ、道理で奏や京ちゃんが、あちこちに引っ張って連れってくれる訳だ。自分から、奏達ともっと遊ぶ時間をつくらないといけなかったんだ。悪いことしたなぁ。このところ食べる事にしか興味なかったし。湯船に沈みながら、青空を見上げて、楽しかった思い出を思い出そうとする。皆とのカラオケに、学食で食べたチキンカツに、アン◯サ。…友達との思い出を、もっと増やさないといけないな。


 田中さんと中田さんも、今度はちゃんと本人といっしょにケーキを食べに行きたい。このあとは、簿記の大会と期末テストが、7月の第2週にある理由で…そこを超えると夏休みじゃないか。うん。予定とか、全然考えてなかったや。…さすがに遠出は無理だけど、皆といっしょにどこかに遊びにいくぐらいはしてもいいんじゃないかな。


 「りーえーちゃーんー。」


 そんなことを考えて、ぼーっと空を見ていたら、霧島さんが頭の上?から話しかけてくる。私が湯船に横になっているので、つまり、私の頭の先に霧島さんの胸があ——


 「…霧島さん。あたってますが。」

 「きにしなーいー。そんなことよりー。難しく考えすぎー。」

 「…。」


 霧島さんが私のほっぺをむにゅっとつねりながら、私を見下ろす。


 「くつろぐときはー、ちゃんとくつろげー。」

 「…。」

 「誰よりもー。がんばってるー。もっと人にー。甘えろー。」

 「…ひゃい。」


******************************


 「もう一匹も近づいてこないな。遠巻きに様子見てる感じだ。」

 「おう、女性用の露天風呂に侵入しようとしたやつが最後か。」

 「にしても変ですよね。襲うっていうか、中途半端な感じがします。」

 「加藤、お前も気づいたか。これ、なんか他に目的があるぞ。」


 金田と加藤は、中川の探知を受けて、侵入してきた蜘蛛型モンスターの討伐に回っていた。湯治目的できたのもあるが、加藤はもう問題ないレベルにまで回復してるし、金田のほうもナイアの治療を受けたものの、不審な点は最終的に見つかっていない。


 そのため二人は、本来の目的の湯治をそうそうに切り上げて、勝手に中川の手伝いをはじめた。フィジカルモンスターの金田もそうだが、加藤も長いこと安静にしていたので、じっとしているのは落ち着かなかったのだ。


 「本気で黒川さんを狙うなら、こんな一匹一匹じゃなくて、まとめて送りつけるべきです。」

 「そうだ。黒川さんを狙っているのは明白だが、こんな簡単に叩き潰せるモンスターでは、なんの意味も無い。…陽動か?」

 「いや、陽動なら目的が分からん。本命は黒川さんと見るべきだろう。」

 「だとしても、黒川さん本人を狙ってるとは思えねぇなコレ?」

 「なんで一匹ずつしか投入してこないんですかね。意図がわかりません。」


 少なくとも、これだけ断続的に、蜘蛛型モンスターを送り込んでくるということは、明らかに黒川を付け狙っている。だが、本気で黒川を襲うつもりなら、戦力が足りない。


 「まるでストーキングだな。」

 「冗談だろ?モンスターを使ってストーキングなんて。」

 「ははは、まさか、そんな事あるわけ無いですよ。」

 「そうだな、まさか露天風呂に入っている、黒川さんの裸を見たい訳じゃ無いだろうし。」

 「…無ぇ、無ぇよな?」


 金田が考え込む。


 「なぁ、中川?」

 「どうした?」


 金田が何かを思いついたらしい。


 「最後につぶした蜘蛛ってどこだっけ?」

 「露天風呂に侵入しようとしたやつだな?」

 「もっと正確に位置教えてくれ。」

 「…えーっと。脱衣所手前だ。」

 「変だな。」

 「あ、そうか。黒川さんが目的なら、露天の展望側から入ればいいです。外から来てるんだから。」

 「そう言えばそうだな?脱衣所?装備品か?」

 「いや、今の黒川さんは、装備をおいてきているし、私物はおそらく部屋だ。」


 正確にはウエストパックは常に携帯しているのだが、今回は無防備になる脱衣所ではなく、クロに見張りを任せて、自室に置いてきている。だが、当然ながら中川や金田達は、そのことを知らない。…知っていたとしても、同様の結論になったのだが。つまり、蜘蛛型モンスターの狙いは、黒川の私物ではないということだ。


 「まさかとは思うが下着ドロじゃ無いよな?」

 「馬鹿なことを考えるのはよせ。ありえん。」

 「だよなぁ。すまん。」

別作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://ncode.syosetu.com/n1200kj/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

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