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【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第三部 第9章 なんかスキュラ娘と同居するみたいなんですけど
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なんか人間が手にしちゃ駄目なんですけど

 はい、じゃぁなんで貸与じゃ駄目なのか!答えは、ナイアが私に干渉できなくなるからだね!というかもう、それしかない。その鱗が、■■■■■の所有物であるとナイアが干渉できないというのが、縛りの答えだ…ソレ以外もあるかもしれないけど。そして、貸与だと、占有権が私には発生するが、所有権の移転が行われないために、この縛りに抵触する訳ですね!


 つまりは、『ご褒美に鱗はくれるてやる。ただし、それを持っているからといって、ナイアが干渉できなくなる訳ではないぞ。』と言う■■■■■に対して、私はそれだと困るから、「貸与でも問題ありませんが?」と返した。そして本来『それでは褒美にならない。』と建前で答えるべきところを、わざと『それだと、面白くならないので。』と、ぬけぬけと■■■■■は、言い間違えを装って本音で返答している。


 『あと、それだけでは対価としては足りぬから、これを授けよう。』


 まずい、鱗は物理的なアイテムだったからいいけど、霊体の私に渡す事ができるってことは、非物理的なものにしかならない。つまりは、称号やスキル関連の可能性が高い!強化イベントではあるけど、ただでさえ、現状手一杯なんだから、余計なものを増やされる訳にはいかない!しかも内容が絶対やばい!


 「あ、いや、嫌な予感がするのでけっk――」


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STATUS / ●NOTICE / QUEST

>新規通知

 -ステータス関連

  ◯APPELLATIVE『★■■■■■の加護』を獲得しました。

  ◯SKILL『侵食耐性』を獲得しました。

  ◯SKILL『闇魔法強化II』が『闇魔法強化III』に強化されました。

  ◯SKILL『触手生成I』を獲得しました。

  ◯SKILL『触手操作I』を獲得しました。

 

 -クエスト関連

  ◯隠しQUEST『★千の顔を持つ月を討伐せよ』を達成できませんでした。

  ◯隠しQUEST『★「■■■■■の鱗」を手に入れる』を達成しました。

  ◯隠しQUEST『★★■■■■■と直接相対する』を達成しました。

  ◯隠しQUEST『★★失われし都市を発見する』を達成しました。

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 馬鹿野郎!何してくれたんだお前ェー!!


 「あの、今からでも返却とかって。」

 『眷属に付与するような力とは違い、褒美の譲渡である故に、クーリングオフはできぬ。』

 「もしかしなくても、通販に随分詳しいね?インターネットの電波でも受信してない?」

 『そんなことはない。』

 「本当に、インターネットの電波とか受信をされてない?」

 『そのようなことがあろうはずがございません。』

 「そっかー。」


 まぁ、そもそも、こっちの話を聞いてもらえるとは思っていない。実際として、触手関係を除けば、ツールチップ機能でそれぞれ確認していると、かなり嬉しい。ただ、物騒な内容が書いてあるものもあるので、手放しに使いたくないものもある。


 『…そろそろ限界か。もとの世界に戻るといい。我はまた夢の続きを見ることにしよう。』

 「おやすみなさい?で良いのかな?」

 『そうだな。おやすみなさい。』


 一方的に拉致られた上に、一方的にいろいろ押し付けられたな…。まぁ、現実に帰してくれるだけましかな。上位存在とのやり取りに慣れてきてるのも大概だけど、あっちの方も、私の事を「あっ、話しても大丈夫なやつだ!」な感覚で取り扱いつつある気がするんだよな。ただの女子高生だぞ!私は!


******************************


 ――私の手の中には、がっしりと握られた『■■■■■の鱗』がある。おっ、ちゃんと帰ってこれたみたいだな。どんだけ時間経ったかな?


 『理恵!…あれ?』


 ベッドの上で毛づくろいしていたクロが慌てて、私に跳びついてくるが、その直後に事態を認識できず混乱している様子だ。


 『どうしたんですの?大丈夫ですの?』

 「あ、大丈夫だよ。たぶん。」

 『たぶん?』


 ん?クーちゃんにも、私を拉致ったことは言ってないのかな?あぁいや、夢の中じゃないと会えないんだっけ?これを握ってたから、霊体だけ招待されたけど、本当はできないんだったか。はぁ、なんて人騒がせな。


 『今間違いなく、その鱗から何者かが干渉していたような。』


 クロがこのリアクションってことは、今の対話は、ほんの一瞬の出来事だったっぽいね。そうじゃないと説明がつかない。実際、ちらりと卓上の時計をみれば、全然時間が進んでいない。


 「あー、大丈夫大丈夫。クーちゃんのお母さん?だね。ちょっと呼ばれただけだよ。」

 『『えっ。』』

 「鱗、正式に貰ったのと、なんかいろいろお土産を貰ってきたよ…。」


 かといって、触手を生やす気はしないな。鱗を取り込むつもりもないし、なんて説明しようかな。困るんだよな。人間辞めたくないし。…私は念の為、貰ってきたお土産を再確認する。


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●STATUS / NOTICE / QUEST

>SKILLS(COST)

 -SPSKILL

  ・侵食耐性

  ・触手生成I

  ・触手操作I

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●侵食耐性

 ・PASSIVE

 ・■■の力に侵されることがなくなる。

 ・破滅的干渉から守られ、人間性を保つ事ができる。

 ・このスキルに熟練度は存在しない。


上位スキルDBによる追加情報

 ・獲得条件 人間には獲得不可能。

-----------

●触手生成I

 ・ACTIVE

 ・体から自由に触手を生やす事ができる。

 ・生やせる位置や生やせる触手は自由。

 ・生やす触手の大きさ・形状・種類によって消費MPが変動。

 ・熟練度によって消費MP軽減。

 ・一度生やした事がある触手は消費MP軽減。

 ・熟練度によって一度に生やせる触手の数が増加。

 

上位スキルDBによる追加情報

 ・獲得条件 人間には獲得不可能。

 ・普通の人間が触手を多数生やすと、脳の処理が追いつかないため取得禁止。

-----------

●触手操作I

 ・ACTIVE

 ・自身が生やした触手を自在に操作する事ができる。

 ・触手の大きさ・形状・種類・操作難度によって消費MPが変動。

 ・熟練度によって消費MP軽減。

 ・一度操作した事がある触手は消費MP軽減。

 ・熟練度によって一度に操作できる触手の数が増加。


上位スキルDBによる追加情報

 ・獲得条件 人間には獲得不可能。

 ・普通の人間が触手を多数生やすと、脳の処理が追いつかないため取得禁止。

-----------

 

 よし!駄目だな!!

そろそろどこかで、ステータス表示しないといけない。


別作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://ncode.syosetu.com/n1200kj/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

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各種属性の鞭魔法と言い張ればなんとか?
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