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【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第8章 海の貴婦人攻防戦(後)

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なんか困惑されてるんですけど

暑さが続いてる(‘、3_ヽ)_


 緑のタコの正体を知ってしまったとおもったら、今度はナイア()と佐藤さん達が一緒に行動していた。佐藤さん達も最下層に降りてきたんだとか、あと知らない人がいるだとか、赤池先輩と白鳥先輩もいるやとか、うん、頭が現状を処理しきれない。鈴木さん、西園寺さん、堺さんも同様に動揺している。あ、これダジャレみたいだな。


 そんな事を考えている場合ではない。


 『あー、とりあえず今回はそんなに警戒しなくて大丈夫ですよ。というか貴方に死なれると困るので、こうやって出張ってきたんですよ。少しは感謝して貰いたいのですが?』

 「とてもじゃないけど、信じられないんですけど?」

 『まぁそう思われるのは勝手ですが、とりあえず逃げますよ。ここにいると私も無事ではすまないので。化け物と化け物がぶつかる前に、さっさと逃げないといけません。』

 「黒川さん、残念ながら説明してる時間がない。間もなく、化け物と化け物が衝突する。ここにいては巻き込まれる。」

 「佐藤さんまで…一体何が起きてるんです?それに私達も目当ての物があるのですが?」

 『それについても後で説明しますので、とりあえずついてきて頂いてよろしいですかね?』

 「…変な事をしたら、スタンバイしてる、『アイシクル・パニッシャー・クロス』をそのまま発動させます。」

 『構いませんよ。さぁ逃げましょう。』


 まじで誰かこの状況を説明して欲しいんですけど。


******************************


 ナイアに案内されて、洞窟を抜けていく。いくつかもの分岐があるハズなのに、ナイアは迷うこと無く、一本のルートを進んでいく。…と同時に、今まで私達がいた方向から凄まじい轟音が響き渡る。


 『あー、ついに、始まりましたか。危機一髪ですね。』

 「一体何が起きてるんっすか?歩きながらでもいいので、説明してほしいんっすけど。」

 『怪獣大戦争です。』

 「「「「はぁ?」」」」

 『理恵、多分本当だと思う。リーリエのある方向に、化け物がいる。』

 「「「「「髪が喋ったァ!?」」」」」

 「あー、こっちの説明もしなきゃいけないっすねぇ。」

 「なんでそっちが、リーリエの事知ってるんです?」

 「理恵ちゃんの見た目もかなり人間やめてる件についても気になるんだけど。」

 「なんで黒川さんが、こんな下層にいるんですの?」

 「そっちの女の子は一体誰?」

 『なんかいっぱいで煩いですのー!』


 うん、どうすんだこれ。話を聴きたい事も、説明しなきゃいけない事も、いろいろ山積みだし、さっきから、洞窟全体に振動が響いてるし、ナイアの案内は止まらないし、目的の鱗はわからないし、リーリエの事も…心配だし。っていうか、私が死なれると困るっていうのも気になる。あのままだと私死んでたってことだよね?


 今現在、ナイア、佐藤さん、霧島さん、金田さん、中川さん、鈴木さん、西園寺さん、堺さん、藤井さん、クーちゃん、私、クロ、白鳥先輩、赤池先輩、そして知らない男性1名の、15人(うち敵1名、神話生物1名、お姫様1名)という訳の分からないパーティー状態だ。


 まぁおそらく、偵察部隊の人だということはわかる。ただ、その場合偵察部隊で生き残ったのは、3名だけだったのか、それとも、他の人は地上に戻ったのかが分からない。まぁおそらく前者の可能性が高いだろうとは思う。


 そしてそうこうしているうちに、洞窟の奥に到着する。


*****************************


 『まぁ、ここなら一応安全ですね。アイテムの保管場所でもあるので。』

 『あ、ここですわ!お母様の鱗!…あれ?ありませんわ?』


 あぁ、ここにそのアイテムがおいてあるのか…とおもったら、何故かアイテムが無いらしい。


 『それはそうです。あの首刈り女がおそらく吸収してしまったのでしょう。』

 「今度は首刈り女と来た…ちゃんと説明してくれるんでしょうね?」

 『えぇ、ちゃんと説明しますよ。ただ、そちらも、なんでショ…』


 ショ?と思ったら、クロが大声で割り込んでくる。

 

 『ニャゴスだ!間違えるな!』

 『…なんでニャゴスを従えているんですかね?神話生物を従えるなど、人間に出来るとは思っていませんでしたよ。まったく、いつも想像を超えてきますね。』


 うん。私もそう思う。ただ、クロのほうから、従ってきたんだよね。


 「クロ…あぁ、このニャゴスの名前なんだけど、クロの方から私に従ってきたんだよ。その時にテイマーのJOBの条件も満たしてね。クロ、分離してくれる?」

 『畏まりました。』


 人間を辞めていた見た目から、もとに戻る。髪と一体化していたクロが、黒猫の姿になって、皆の前に姿を現す。


 「猫ちゃんだわ。」

 「…えっあの見た目だったのに、めちゃくちゃ可愛い。」

 『クロです。よろしくお願いします。』

 『おかしいですね?ニャゴスは本来、不定形のハズですが?』

 『なんか、こうなった。』

 『…えぇ。』

 

 おい、お前(ナイア)が困惑するんかい。

近況

ついにたまらずサンシェードを導入しました。…気温は30℃とかなのに、34℃とかあるように感じる。

暑さで体調が乱高下しているので、ちまちまと更新中です。早いとこ一日3回更新に戻したい。


別作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://ncode.syosetu.com/n1200kj/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

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