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【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第8章 海の貴婦人攻防戦(後)

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ステータスシステム

後編です。…えっ?前回が後編だったって?

やだなぁ。前回は中編ですよ。(‘、3_ヽ)_

 『SPが足り無い為に精神耐性を獲得出来ないならば、半端なSPを使って、少しでも「MDEF」を上げれば良いですよ。』


 佐藤と龍崎は白鳥と赤池に、黒川のことを話した。あれだけ怖い目にあったにも関わらず、両名は共に最下層に進む事を希望した。だが、今度は霧島がそれにNGを出した。理由は『精神耐性』の未獲得によるものだ。しかしそこに、ナイアが口を挟む。


 『精神耐性を獲得してないならば、気休めですがMDEFの強化で代わりになります。あるいは、精神耐性を獲得するための適正が未獲得かもしれませんね。そうであれば適正の獲得条件さえ満たせば、安いコストで精神耐性が獲得できる。また、耐性系のスキルは、他の耐性系統スキルを獲得していれば、取得条件が緩和されます。』

 「おう、なんだ、それ初耳なんだが?」

 「私ですら、聞いたことがない情報ね。」

 「姉御でもか?」


 ナイアの口から飛び出しのは隠しステータス『MDEF』と『獲得適正』に関する条件だった。どちらも、未だに一部の人類しか知り得ない情報である。当然、ここにいた面子もそれらの情報は初耳だった。


 「ナイア…なぜ、そんな事を知っている。」

 『「ステータスシステム」について最初の鍵が手に入るのが、おおよそレベル40前後かつ、隠し称号の獲得が必要ですからね。大多数の人類は知らないで当然です。ちなみに黒川理恵は「ステータスシステム」について知っているみたいですよ?まぁそもそも「通知機能」と「セキュリティ機能」が手に入るのが遅すぎる、システムの設計ミスなんですけどね。』

 「…なにを言っている。」

 『いろいろと説明したいんですが、下手に喋ると私でも「ペナルティ」を受けるんですよ。いまはそういうものだと思っておいて下さい。ちなみに霧島さんなら、条件さえみたせばおそらく獲得できますよ。』

 「それを知るのに必要な前提条件は?」

 『ファンタジーアップデートの秘密に触れることです。具体的な条件は禁則事項ですね。黒川理恵は、偶然にもその条件を満たした。だからこそ私も彼女が欲しいんですけどね。』

 「あげないわよ?」

 『それは残念。』


 本当にナイアはベラベラと秘密を喋ってくれるので助かる。だが、これで、やはり黒川理恵がいつも物事の中心にいるのがはっきりした。彼女が全ての秘密を握っている。…彼女自身は認知していないが。


 「で、MDEFってなんだ。ナイア。」

 『一番MDEF高い、貴方がそれを聴きますか?金田。』

 「おう、俺の名前覚えてたのか?」

 『当然です。あの連携は本当に痛かったので。』

 「『痛かった』で済まされちゃたまんねぇんだが?」

 『まぁいいじゃないですか。ちなみに、MDEFは「Mental Defense」、精神的防御力を意味する隠しPARAMです。Magic Defenseと勘違いされやすいのと、精神的防御力が必要になる場面が少ないのと、「精神耐性」のスキルがあると死にステータスになりがちなので、まずこの項目を自力で認識することは不可能です。たぶん今頃、皆さんのステータスにも項目が生えてきたははずですよ。』

 「…本当だ。DEFの下に増えてる。」

 「確かに、先程まで無かった項目がありますわね。これがMDEF…。」

 「まさか、うわ、本当だ!?」

 『一般的には50~100ぐらいですかね?ちなみに私の()()を耐えるには「精神耐性III」か、MDEFが400程度あれば大丈夫ですよ。』

 「具体的な精神耐性とMDEFの関係は?」

 『MDEFが高いと、「精神耐性」取得時のコストが下がります。基本的にはどっちかがあれば、どうにもなります。MDEF100/200/300で、精神耐性I/II/III相当と考えいただいて大丈夫ですね。場合によってはMDEFを上げた方が安上がりですが、例外として、複数の耐性スキル持ちの場合は、精神耐性を取得したほうが安いかもしれません。また、「精神耐性V」になるとMDEFでは防げない精神攻撃への、ほぼ完全耐性が得られます。』

 「詳しいんだな。」

 『伊達に実験はしていないので。』

 「…そうか。」


 「(そういえばコイツ、人体実験しまくってるやつだったな。もしかすると、高橋と山田もステータスシステム関係の実験絡みだったのか?そういえば称号がどうとか言っていたな。その可能性が高そうだ。)」


 『白鳥さんと赤池さんは、MDEFが一般人並みの100前後ですね。まぁ首刈り女程度なら、MDEFが200あればなんとかなります。精神耐性の獲得は無理そうですが、余っているSPでMDEFを多少底上げしておけば、とりあえず即死する事はないと思いますよ?』

 「…わかりましたわ。」

 「っていうか、てめぇ、ナチュラルに人のステータスをべらべら話してるけど、ステータス鑑定持ちか?」

 『いいえ、「鑑定』持ちですね。こっちのほうがより多くの情報を得られるので。』

 「そうかい。一つだけ言っておく、ステータスは個人情報だ、ベラベラ喋るのも、覗き見るのもやめろ。」

 『そうですか。まぁ、いいでしょう。…ついでに一つ。』

 「なんだ?」

 『上からやばいのが降りてきそうです。巻き込まれないように、しばらくここにいた方がいいかもしれません。予想以上に早かったですね。』

 「()()()の?」

 『私から見て「化け物」って言ったら分かりますかね?』

二章におさまらんかったぁ。(‘、3_ヽ)_


新作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://ncode.syosetu.com/n1200kj/

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