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なんかケーキならまだ食べられるんですけど

累計170PVを突破しました!…えっこれ200いくの?まじで?

ブックマーク3,600件ですって!あわわわわわわ。

お読みいただき、ありがとうございます。

そして、誤字脱字報告もありがとうございます(‘、3_ヽ)_

皆様の報告に助けられている。


 「「…えっ、そんなに頼むの?」」

 「…えっ、むしろ頼まないの?」


 ス◯バで頼んだのは『グランデバニラクリームフラペーチノ ホワイトモカシロップ キャラメルソース エクストラチップ エクストラホイップ エスプレッソショット』と、『NYチーズケーキ』『クッキー&クリーム』『P&M』『BBレアチーズケーキ』である。なお、一人分。うーちゃんとさーちゃんは、『ドライ カプチーノ ブラウンシュガー ハチミツ』と『NYチーズケーキ』を頼んでいる。


 ちなみに私の注文は、数年前は『グランデホワイトモカフラペチーノ キャラメルソース ヘーゼルナッツシロップ チョコレートチップ ホイップ エスプレッソショット』という呪文だった。別称『ちゃん◯おSPECIAL』と呼ばれる有名?なオーダーである。今はホワイトモカフラペチーノがないため、バニラクリームが代わりに採用されている。


 そして、私の注文を聞いた結果が、この会話である。ケーキならまだ食べれるよ。


****************************


 せっかくなので、テラス席にした。コーヒーとケーキを楽しみながら、さーちゃんとうーちゃんとお喋りをする。今日のカラオケの選曲のこととか、学食のこととか、中間テストはどうだったとか…そして、やがてメールの話になっていく。


 「それで、その、相談の話なんですけど。」

 「うん。」

 「黒川さんって、今古城病院に通院してますよね?」

 「そうだね。退院してからの経過観察で、もうしばらくは通院しなきゃかな?」

 「そうなんですね。それで、なんですけど。」

 「うん。」

 「私…、実は魔力が見えるんです。」

 「…私の魔力でも見た?」

 「はい。それで、黒川さんって、すごい魔力だなって。」

 「うん。」

 「それから、私とうーちゃんも、魔力が多いんです。」

 「えっさーちゃんも?私は、魔力見えなかったから…気が付かなかった。」

 「そうなんです。たぶん黒川さん程はないと思うんですけど。」


 なるほど、さーちゃんは魔力が見えるのか。それで私の魔力を見ちゃったと。隠していたつもりだったけど、やっぱり魔力操作が下手くそなせいなんだろうな…。それで、私は気が付かなったけど、さーちゃんとうーちゃんも魔力が多いらしい。…それがどう繋がるんだろうか?


 「それでなんですけど、この魔力が見えるようになったのが、つい最近なんです。たぶん魔力が多くなったのも最近なんです。」

 「具体的にどれぐらい?」

 「1~2ヶ月ぐらいです。たぶんうーちゃんも同じ。」

 「そうだね。さーちゃん。」


 ふむ。二人同時に。


 「それで、その頃から度々、いつの間にか寝てたり、夜、変な時間に起きたりするようになったんです。」

 「私も同じです。最初はストレスとか寝不足だとか思ったんですけど。」

 「病院に行ったんですが、原因が分からないって言われて。」

 「私もです。」


 なるほど。そう繋がるのか。


 「それで、これが魔力が多いのが原因だったら、通院している黒川さんも同じ理由なんじゃないかなって。」

 「なるほどね。それで、りえちに話が聴きたかったんだね。さーちゃん。」

 「夢遊病を疑って、試しに寝てる間に録画してみたんですけど、特に変なこともなかったです。」


 「なるほどねー。それで相談したかったんだ。」

 「そうなんです。」

 「ただ…ごめんね。私も魔力は多いけど、そういう症状はないかなぁ。通院しているのも別の理由だね。」

 「そうですか…。」

 「力になれなくてごめんね。」

 「いえ、大丈夫です。こちらこそ、ごめんなさい。」

 「私としては、別の病院で見てもらった方がいいんじゃないかなぁって。」

 「…はい、そうします。」


 うん。相談はこれで以上かな。


***************************


 相談は終わったが、ケーキはまだ残っている。机の上に並んだ、種々のケーキを、少しずつ食べていく。うーちゃんとさーちゃんは、もう食べ終わっている。「本当に一個で足りる?」って聞いたけど、一個でいいって。


 なので、私だけケーキを食べながら、三人でいろんな雑談をしている。『この間休日に赤池先輩とあった話』とか、『うーちゃんとさーちゃんの中学の時の話』とか。他にも話したいこと、聴きたいことはいろいろあるけど…そろそろかな?…うん。大丈夫そうだ。


 「ところで、うーちゃん、さーちゃん。」

 「何?りえち。」

 「私からも聴きたい事があるんだけど。」

 「うん?どうしたの?」


 「もしかして、最近、変な石拾ったりしてない?」

新作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://ncode.syosetu.com/n1200kj/

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― 新着の感想 ―
これが魔力が多いのが原因だったら、「通信」している黒川さん 不意打ちで浄化できる程ではないか。相手の攻撃を待つより先に対処する方がずっといいですからねえ。
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