なんかデザートは別腹なんですけど
今日のノルマよし!
誤字脱字は遠慮なくご報告ください(‘、3_ヽ)_
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
中間テストが終わった。商業課程の方はほぼ問題なく終わった…というより、なんかすごく簡単だったような気がする。一方で普通課程…つまりは、五教科の方はまぁたぶん大丈夫。数学Iや地理総合は問題ないけど、現代の国語と英語コミュニケーションIがちょっと怪しい。もともと五教科が嫌で進学した商業高校だし。まぁ赤点は無いよ。大丈夫。
それで中間テスト以降なんだけど、今度は簿記の授業が減って、別の科目が増える事になっている。うちのクラスでは簿記の代わりに、『マーケティング』が入ってくるはずだ。なお、簿記検定を落ちた人は、夏休みに補習授業が待っている。私は…たぶん大丈夫。手応えはあったからね。
****************************
ついに、補習授業が無い土曜日がやって来た。前々からやろうと言っていたカラオケに行く日でもある。私と奏、利香ちゃんに京ちゃん、そしてうーちゃんとさーちゃんの6人で、街の中心部にあるカラオケ店に集合した。
ここのお店だと、高校生なら部屋料金が無料で利用できるらしい。ドリンクを頼まないといけないそうだけど、全員でドリンクバーを注文するつもりだ。幸い部屋も空いていたので、すぐに入室することができた。持ち込みもOKだが、ポテトや唐揚げとか、カラオケで食べると何故か美味しいんだよね。
ピザ、ポテト、唐揚げ、焼きそば、それからアイスクリームに、あれ?ラーメンまで届いてる?
「あっラーメンあたしー!」
あぁ、京ちゃんが頼んだのか。他にも皆、なんかいろいろ頼んでるな。私もなんかデザートから注文いれようかな。…デザートといえば、カフェも行きたいんだったな。それもまたどこ行くか皆で決めよっか。
さて、何を歌おうかな。
「あ、ところでりえち。その眼鏡何?前はしてなかったよね?」
「あ、これですか、別に度が入ってる訳じゃないんですけど、ファッションにどうかなって。」
「うん、似合ってるよ!」
「そうですね。りえちに似合ってると思います。」
京ちゃんとさーちゃんが、眼鏡を似合ってると言ってくれた。ただ、これ、ファッションのためだけに付けてる訳じゃないんだけどね。
****************************
皆でいろいろな曲を歌った、アニソンから流行りの曲までいろいろ選んだ。『倍◯FIGHT!』とか『アイ◯ル』とか『◯♡スク◯~ム!』とか『けっ◯おーら◯』とか。特に『アイ◯ル』あたりは、もう割と前の曲なんだけど、結局はこの辺が皆も知ってるし、歌いやすい。それとは別に、何故かゲッ◯ーロボの『ST◯RM』も歌えるんだよね。なんでだろうね。まぁ、ネットでバズった『君は完璧で究極な』動画を見たからなんだけど。いや、もしかすると『戦うためにとびだすアイドル』だったかもしれない。
6人でカラオケをすると、意外とすぐに時間が過ぎる。あれだけあったポテトも唐揚げもピザも、皆で食べるとあっという間だ。あれだけ色々頼んだのに、机の上には空になった皿があるだけだ。
精算を済ませてお店の外に出る。昼すぎから始めたカラオケにも関わらず、もう夕方になっている。この時間でもこの辺りは、あまり人通りがない。中心市街地とは言うけれども、実態としては、駅の南にある大型ショッピングセンター周りの方が賑やかだ。
カラオケ店の前にある建物も、もとは百貨店だった名残だそうだ。横には駐車場があるが、そこではお祭りやヒーローショーをやっていたらしい。今では、無機質な機械が入口を塞ぐだけだ。このお店の周りも、空き店舗が多い。本当に市の中心部と言っていいのか怪しいぐらいに。
カラオケがお開きとなって、解散する。利香ちゃんと京ちゃんは、路面電車に乗っていった。駅までは奏とも一緒だったが、用事があるらしく駅前で別れた。そこからは、うーちゃんとさーちゃんが、帰る方向が一緒だということで、一緒に駅前の坂道を歩いている。
あれからもうーちゃんとさーちゃんとは、学食を一緒に食べたり、休み時間に喋ったりして結構仲良くなっている。…そういえば前に、さーちゃんから受けたメールの話があったけ?
「あ、黒川さん。前のメールの話って覚えていますか?」
「あぁ、うん。覚えてるよ?」
「ちょっと、相談したいことがあるんですけど大丈夫ですか?」
「そうだったね。どこかに寄ってお話でもする?」
「はい、それで構いません。」
「そしたら、確か本屋さんの前にス◯バがあったよね?甘いものも食べたいし、そこでいい?」
「はい、大丈夫です。…まだ食べるんですか?」
「そうだよ?」
なんか無性に、『クッキー&クリーム』とか『NYチーズケーキ』を食べたい気分なんだよね。それから…、一応、霧島さんにメールしておこうかな。
『戦うためにとびだすアイドル』
新作あり〼
触手 in クーラーボックス(仮)
https://ncode.syosetu.com/n1200kj/