なんかああ言えばこう言うんですけど
160万PVに、ローファンタジー月間1位。一体誰がこんな事になると予想出来たか。
書籍化出来たら笑って下さい。…無理そうですが。
そしていつも誤字脱字報告感謝です。駄目だこの作者。誤字だらけや。
校正担当者の重要性がよく分かります。これではいけませんね。
お読みいただき、ありがとうございます!
赤池先輩の事はよく知らないが、私に残っている印象はあの学食での騒動?である。つまりは、皆で楽しく学食を食べている時に(緑谷さんもだけど)やってきて、部活の勧誘をしようとして、利香ちゃんと京ちゃんに「NO!」を突きつけられた…なんだろう。まぁ「よく分かんない人」とか「邪魔をしてきた人」ぐらいの評価しかない。
その邪魔をしに来たというのも、あの時一番に邪魔しに来たのは緑谷先輩である。赤池先輩はそこに後からやって来て乗っかって来た人なので、まぁ、うん。そもそもあまり興味がない。ただ、「会いたいか?」と問われると、「(積極的には)会いたくない。」とは思う。
そもそもなんでこんな所にいるんだろう…あぁ、そう言えば探索者同好会の人だったっけ。ダンジョンに潜りに来たのか。
「あ、どうも。」
「これは、良い所で出会いましたね。貴方も『海の貴婦人ダンジョン』に用事ですか?」
「そうとも言えるし、そうじゃないとも言えます。そもそも仮免許なので。」
「それでも、1・2階層には入れるでしょう。まぁ、FPに比べると『アカガニ』が危険なので推奨はされていませんけど。」
「そういう先輩は、中間テストは良いのですか?」
「そのままそっくりお返しするわね?そもそも簿記検定は午前でしょう?そして午後にこんなところをふらふらしている1年生の貴方も、中間テストはいかがなのかしら?」
むぇ。あぁ言えば、こう言うか。まぁ言ってることは一理ある。
「あぁ、いえ、私は2級なので。この時間なんですよね。これで、せっかく補習漬けの日々から開放されたんです。それに、中間テストの方は元あった予定からズレてるじゃないですか。最初から今日、ここに来る予定だったんですよ。」
とりあえず、嘘ではあるが、それらしい言い訳を並べ立てる。
「なるほど。で、あれば、私もそうですね。中間テストがズレたのが悪いんですよ。…ところで1年生が2級ですって?あぁ、それで経理部に出入りしていたんですね。通常の補習ではそこまでやらないからですね。」
「それで、貴方はダンジョンに入るのかしら?一緒にお付き合いしてもよろしいかしら?」
うーん。入る気はあったけど、赤池先輩が付いてくるのならば話は別だ。とりあえずは誤魔化そう。
「いえ、私は海さえ見れれば良かったんですよ。ついでに『宝石ヒラタエビ』でも直売所にあれば、買って帰る程度で考えていました。自分で捕獲しても良かったんですけど。」
「あら、なら、買わずに自分で捕れば良いじゃないですか。そうすれば、買わずとも手に入りますよ。」
「まぁ今日はヘルメットとかは無いですし、無理はしなくていいかなって。」
「へぇ、でも貴方程の魔法使いなら、別に防具が無くても良いですよね?」
…何?今赤池先輩はなんて言った?何故、私が魔法使いだと分かった?ステータス鑑定?いや、セキュリティ機能は正常に動作しているはずだ。なら、なんでだ?
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