なんか全部同じなんですけど
150万PV達成ですってよ!
そして大量の誤字脱字報告。すっごい変なミスしてるやん。気づけよ。(‘、3_ヽ)_
お読みいただき、ありがとうございます!
ついに簿記検定、当日である。今日という日が終われば、ようやく補習授業漬けの日々から開放される。皆は今頃3級の受験をしている頃だろう。私だけを除いて。一方で、私は午前中はいつものように西部支部に来ている。
先週は、やはり数日では宝箱の数が殆ど集まってなかった上に、全部『鉄箱』だった。中から出てきたのは殆どが『アンコモン』のアイテムだ。その殆どが、私が持っていても仕方がないアイテムや、使い道が無いものも多かった。そのため、アイテムの殆どを西部支部へと売却した。ただし、その中でも『中級MP回復薬』を数本、手元に残した。結果として、合計の収支がややプラスといった所。やはり鉄箱からだと、私のLUKでもこのあたりが限界らしい。
それでも、鉄箱からアンコモンが出たので、西部支部としてもそれなりにプラスにはなったようだ。だが、「やはり『銅箱』や『銀箱』の方が、効率はよさそうだ。」ということで意見は一致した。それでも『鉄箱』の買取はそのまま維持することになっている。
そして今日は、前回とは違って、『鉄箱』もそれなりの数があつまっているのと、『銅箱』も5つに、『銀箱』が3つと、期待できる集まりになっている。
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『鉄箱』は面倒くさいので、全部いっぺんに開封して『中級MP回復薬』だけ残すことを伝えてある。アイテムの確認は西部支部がやってくれる。そして今から、『銅箱』5つを開封する。『銅箱』の方は、おそらく『レア』のアイテムが出てくるんじゃないかなぁと、少し期待をしている。
まず、銅箱を開けるのが初めてなので、最初の1つだけを開封する。いつものように『パッケージング』のスキルを発動させ、中身を取り出す。識別・鑑定は、いつものごとく結城さんだ。
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●聖水
・アンコモン
・アンデッドやレイス系に致命的ダメージ。
・回復薬と違い、回復効果は無い。
・『恐慌V』等の状態異常にも有効。
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うん、可も無く不可も無くって感じのアイテムが出た。これは西部支部に売ってしまおう。まぁ『アンコモン』も納得のアイテムだね。さて、1つ開封したから、残り4つも続けて開けてしまうか。
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●聖水
・アンコモン
・アンデッドやレイス系に致命的ダメージ。
・回復薬と違い、回復効果は無い。
・『恐慌V』等の状態異常にも有効。
●聖水
・アンコモン
・アンデッドやレイス系に致命的ダメージ。
・回復薬と違い、回復効果は無い。
・『恐慌V』等の状態異常にも有効。
●聖水
・アンコモン
・アンデッドやレイス系に致命的ダメージ。
・回復薬と違い、回復効果は無い。
・『恐慌V』等の状態異常にも有効。
●聖水
・アンコモン
・アンデッドやレイス系に致命的ダメージ。
・回復薬と違い、回復効果は無い。
・『恐慌V』等の状態異常にも有効。
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「驚くべきことに、全部『聖水』ですね。」
「えぇ…。」
「本来、こんなに出現するアイテムが偏るハズが無いんですが…。これもLUKの影響なのかは、もっと検証してみないと分かりませんね…。」
何故か全部『聖水』がでた。えっ本気で?レアが一つも出ていないし、まるで「使え!」と言ってるかの如く、聖水が5本も目の前にある。うーん。これだけあるなら、いくつか持っててもいいのかな?結城さんに相談したところ、聖水3本を西部支部が買取、残り2本を一応私が持っておくことにした。
これで、一応は私の収支がトントンになるそうだ。確かに必要以上に私の収入が『プラス』になるのは税金的な意味でよろしく無い。多少遊べるお金が手に入るぐらいでいいんだよね。それはそれとして、全部聖水が出るのは、おかしいでしょ。バグってるよ。この宝箱。
聖水ってなんか使い道あったりしないかな。
「聖水ってなんか、他に使い道あったりします?」
「うーん。レイスにぶん投げるぐらいしか、思いつかないわね。」
「例えば、植物にあげてみるとか。」
「確かにそういうふうに試されたことはないわね。」
「あとは、料理に使ってみるだとか。」
「聖水料理ってこと…?」
「おうどんとかに。」
「…使ってみないとわからないわね。そもそもダンジョンのアイテムを素材に、料理を作るとか聞いたこと無いわね。…いや、蜂蜜とかの食材なら当たり前にあるわよ?ただ、『聖水』ってアイテムの分類よね?…確かに、そう言われてみれば水の一種ではあるのか。」
「駄目ですかね?」
「…まぁいいんじゃないかしら?まぁそもそもそんな料理に使うぐらいなら、アンデッド系のダンジョンに入る時に使うっていうだけの話で。普通に飲んで駄目な理由は無いわね。確かに。」
「あと、スライムにかけたら『ホーリー・スライム』になったりしませんかね?」
「…これが柔軟な発想ってやつなのかしら。」
だって、思いついちゃったんだもん。
LUK「これを使え。」
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