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【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第一部 プロローグ なんか高校生活が始まるんですけど

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なんか7限目?が変なんですけど

-----------

STATUS / ●NOTICE

>新規通知(NEW!)

◯全商簿記3級レベルの修了を確認しました。SKILL「簿記I」を習得しました。

◯全商情報処理3級レベルの修了を確認しました。SKILL「情報処理I」を習得しました。

◯ビジネス基礎の修了を確認しました。SKILL「ビジネスI」を習得しました。

◯商業科1年次程度の知識の修了を確認しました。JOB「駆出商人」が開放されました。

◯高等学校公民の修了を確認しました。SKILL「ビジネスI」が「ビジネスII」に成長します。

◯1日で非常に集中し多数の知識を吸収しました。条件を達成したため、APPELLATIVE「螢雪の功」を獲得しました。

◯トータルで500EXPを獲得しました。

◯称号「螢雪の功」の効果でステータスの補正がはいります。またボーナスのSPを「■■■」獲得します。(※該当機能アンロックにつき不開示)

◯多数の知識の吸収により、INTが50上昇しました。

◯いくつかの機能の開放可能性があります。

◯いくつかのステータスの未開示項目が存在する可能性があります。

◯一部権限が不足しています。早急に■■■■■■■■■■。


◉重要通知◉(NEW!)

◯いくつかの機能の開放可能性があります。

◯いくつかのステータスの未開示項目が存在する可能性があります。

◯「検閲済み」


>>過去の通知

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 月曜日、朝起きてステータス(通知)をみたら、新着通知が大量に届いていることと、ステータスが大幅にアップしていることに気がついた。その上、新規項目があることにも気がついた。その通知の内容には、「それもっと早く言ってくださいよ」みたいな内容がいくつかある。だが、これで確定した。やはり、ステータスには「認識」あるいは「条件を満たす」ことによって開放される項目が存在するということに。また、不穏だったSPの「+α」が「+2α」になっているということは、どうやら追加のSPが存在するということも確定した。そして、その機能がアンロックされていないということも、新たな情報だ。


 だが、どう考えてもやばいのは重要通知だ。全部やばいけど、一番やばいのが一番下の「検閲済み」の文字だ。見せられないなら、そもそも最初から表示しないでよ…。


 そしてステータスがやばい。色々やばいけど、職業のHOLDにやばいのがしれっと混じっている。


-----------

●STATUS / NOTICE

LV:40(EXP 905/4000)

HP:5000/5000

MP:3500/3500


>INFO

-NAME:黒川理恵

-JOB:未設定

-HOLD:駆出商人、一般生徒、上位探索者、英雄


>>PARAM

>>SKILL(SP 390+2α/400)

>>FEATURE

>>APPELLATIVE

-----------


 「えっ普通のJOBですよ?」って顔をして存在するJOB「英雄」である。どう考えても一般生徒とかと並んで存在していい役職じゃない。少なくとも集団探索をクリアするまでは、封印したほうがよさそうだ。というか、HOLDってなんですかね。いや、なんとなくわかるよ?保有する職業候補ですよね?やはり、前までこんな項目はなかった。おそらく通知にある「駆出商人」開放と同時に「保有しているJOBがある」ということを認識したがために反映されたんだろう。


 「どう考えても高校生が、英雄持ってるのって普通じゃないよね…?はぁ…。」


********************


 登校すると担任の上埜先生から、7限目の補習に出なくていいと言われた。代わりに7限になったら、実習室に来るようにと言われた。実習室は商業課程で使う移動教室の一つだが、まだ使ったことがないので「どこですか?」と尋ねると「1Fの西棟の一番奥の教室です。」とのことだった。


********************


 相変わらず普通科は退屈だ。国語はつまらないし、英語もめんどくさい。数学Iや公共はおもしろいけど、歴史は無駄に覚えることが多い。もっと商業課程の割合が増えればいいのに…。と7限目の簿記にやや未練を感じつつ、担任の呼び出しに従い私は実習室に訪れた。


 扉をあけようとして後ろからかけられた声に気がつく。


 「あれ?1年生?なんの用かなー?まだ部活動に所属する期間じゃないはずなんだけど?」


 私はあわてて振り返る。後ろにいたのは口ぶりからして上級生だ。


 「あ、こんにちは。担任の上埜先生に、ここに来るように言われたんです。」


 「あれ?上埜先生から?おかしいなー。なにかの間違いじゃない?あなたの名前は?」


 「あ、黒川です。」


 「そう、じゃぁ黒川さん。一応確認するけど間違いじゃないのよね?」


 「そうです。上埜先生からここに来るようにって…」


 目の前の上級生は怪訝な顔をしている。


 「あの、部活に所属する期間じゃない。ってことは、ここってなにかの部活動してるんですか?」


 「えぇ、そうよ、ここは放課後は経理部の部室として使ってるの。私は部長の望月よ。とりあえず中に入る?」


 「お願いします。」

作者取材に付き次の更新は5/15を予定しています

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― 新着の感想 ―
本日(2025/10/03)読み始めました。 事件は会議室(教室)でも現場でもなく主人公の周りで起きるんだなぁ と感じながら読んでいます。 評価は仮評価ということで★★★です。 最新話に追いついた時…
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