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なんかステータスが変なんですけど

 私、黒川理恵は、無言でステータス画面を見つめている。自分にとって、このステータスに違和感はいままでなかった。というよりも、これぐらいが普通なんだと思っていた。ついさっきまでは。


 この世界には、魔法もダンジョンもステータスもある。


 5年前、突如、世界中に届いた謎の通知は「ファンタジーアップデートが適用されました」という内容のものだった。突如としてすべての人にステータスが実装され、魔法が使えるようになり、ダンジョンが出現した。今でも世界には若干の混乱が残っているが、世界に出現した「ファンタジーアップデート」の恩恵は多大なるもので、今では多くの人々に受け入れられるようになった。しかし今までにない速度で変わる日常に、今でも反発する人々も多い。


 さて、ダンジョンに入れるようになるのは15歳…高校生から。というのはダンジョンが出現してからそうそうに決まったルールの一つである。つまりは、義務教育終了後から。私、黒川理恵は、高校1年生となり、初めてダンジョンに潜るために、自分のステータスを確認している。今まではこれが普通だと思っていた。だが、どうやら違うらしい。一緒に来た友達の二宮奏から、高校1年生…つまりこれからダンジョンに潜る人々の平均レベルが、5であるということを教えてもらうまでは。


 そもそもダンジョンに潜るのは、高校ではほぼ必修である。レベルアップによる恩恵は「体力(HP)」「(STR)」「頑丈(DEF)」「器用(DEX)」「知能(INT)」「速度(AGI)」「(LUK)」など多岐にわたる。つまりは、ダンジョンでレベルを上げれば、知能が増える。有り体に言えば賢くなる。ダンジョンでレベル上げをした者としてない者とでは、成績に顕著な差があることが確認されている。


 もちろん、ダンジョンにはリスクもある。故に、ギルドの上級探索者の付き添いのもと、集団でダンジョン低層(1F~2F)にてレベル上げをするのが、高校入学して5月に行われる最初のイベント「集団探索(遠足)」である。そのために4月には、入学と同時に学校での健康診断とステータス確認がおこなわれる。無論、ステータスは個人情報だ。開示するのは自由だが、開示したくないとするものもいる。故にステータスの確認は「生徒本人による自己申告」で確認される。


 さて、目の前にある私のステータスはどう申告しようか。


-----------

STATUS

NAME:黒川理恵

JOB:未設定

LV:40

HP:5000/5000

MP:3000/3000


PARAM

STR:400

DEF:400

DEX:300

INT:250

AGI:100

LUK:500


SKILL

一般教養(義務教育)、料理IV、洗濯III、掃除V

-----------


 いや、本当にどうしよう。

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― 新着の感想 ―
シュレディンガーのステータス
成長限界とかならまだ判るけど、何故ステータスに端数が無いの? 何故各種の数字がピッタリなの? 初手からコレだと没入感が失われるかも? 世界が変わってたった5年で、ダンジョンに入るのが当たり前って…未成…
恐らくステータスが高いんだろうけど、公開されているであろう一般的な能力値が分からないから、主人公が何を悩んでいるのかが分からない。
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