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フレー

明日を唄う歌

作者: 日浦海里

その歌を

一瞬一瞬変化していく

わたしの中に積み重なる記憶

わたしの中に募っていく感情

わたしの周りで繋がる絆

わたしの周りを取り巻く世界


何度も何度も繰り返していく

東から西に流れていく空

見知らぬ人との出会いと別れ

手に入らない結果と失望

挑む気持ちと進めぬ焦燥


今の私 as same as 昔の私


変わりたいのに変われない

みんなの中の一人じゃなくて

みんなと違う一人になりたくて

あなたと違う自分になるなんて

誰にも言えずに独りで泣いて


変えたい自分のままでいられない

他人(ひと)とは違う誰かに憧れて

自分も違う何かになりたくて

けれど「違う」が溢れすぎていて

どこに向かっても誰かと同じで


今の私 alone same single 今も私


誰かではない何かになりたい

わたしの中で積み重ねた記憶

わたしの中で募っていく感情

わたしは周りに認められたくて

わたしは周りを突き放そうとする


alone


al-one たくさんに混じったたった一人

大勢の中の没個性

そんな風に思えてしまうから

誰から羨む一人になりたい

「自分」は「自分」なんだと叫びたい


single


sing-le だから歌う 歌い続ける

季節が巡り星が巡っても

その瞬間に見せる輝きは

ただ一つだと信じてるから

羨む星のようになるんじゃなくて

星が羨む何かになりたい


だから


今の私 as same 明日(as)の私


何度も繰り返し変化していく

進めぬ焦燥にも挑む気持ちで

届けたい相手がいる

認められたい誰かがいる


絆を持っているそのことが

他の誰でもない「自分」である証なんだと

届けばいいと、そう思う


下に本作を書くきっかけとなった作品への

リンクがあります。

良ければご覧ください。

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勝手ながら、本作は西川新様
「誰かの歌」
にインスパイアされて作成した作品です。
西川新様、投稿の許可いただきありがとうございました。

― 新着の感想 ―
[一言]  言葉を分解する事で自分を解明しようという意図があっての事かは分かりませんが、英単語の紐解きは最終的な着地点がラテン語とか途中で向きを変えてヘブライ語やに行き着く話に、言葉が本来意味する語に…
[良い点]  誰もが覚えあるだろう感情。  受け取り方といなし方、向き合い方と付き合い方。  少しの違いで背を押すものにも、足を止めるものにもなり得るのだと。  ひとつの言葉が角度を変えるとほかの…
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