波乱含み 2009年3月14日
波乱含み 2009年3月14日
梅が散って、あたりは沈丁花の香りがいっぱい。コブシのつぼみも開き始めました。夕方は観察舎背後の住宅地の電線がずらりと並んだムクドリで重そう。裏の竹薮にねぐらをとっているのでしょうか。
昨日から木内ギャラリー(047-371-4916)で、お世話になりっぱなしの高野史郎さんの「スケッチで見る市川の植物2009」がはじまりました。20日まで。会期が短いのでお見逃しなく。土日は13時から周辺の散策もあるそうです。
青空が珍しいこの3月。秋に徹底的に手を入れた下池の植生コントロール作業仕上げ、アシの芽が動き出す2月から3月にもう一度トラクターをかける予定で、1月から干上げにかかって底が出て、あとは泥が乾くのを待つばかりという段階に入ってから、まあ、よく降ること。いつの間にか3月も半ばにさしかかってしまいました。そろそろ営巣場所整備の時期。苗床作りに備えて種籾も漬けなくては。いつものことながら、3月は気ぜわしい季節。
野鳥病院の大部屋には大型のセグロカモメが6羽も。このところ同室のハト等が傷ついたり食べられてしまう事件が相次ぎ、頭の痛い状態。水路の餌場に放し飼いにしたいところですが、タヌキがこわい。かつて放し飼いのカモメ類が一掃されてしまったことがあります。どうしたものやら。
水曜、ぴかぴか、新品同様の冷凍庫の寄贈を受けました。障害者福祉の活動をされていたNPOが解散することになったそうで、大田区からトラックでわざわざ運んできてくださいました。ほんの些少のお礼をしたのですが、身につまされる話です。
2月末には市議会で田中幸太郎議員ほかの方が「野鳥観察舎の管理が芳しくない。樹木が繁りすぎて景色が見えなかったり、周囲に雑然と物が置かれたりしている。長らく管理について随意契約が続いているとのことだがいかがなものか」等の質問をされました。行徳支所長の田草川信慈氏が「長年携わってきたNPO法人に随意契約をしており、専門性や相互の密接な関連性から随意契約が必要な部分もあるが、競争入札になじむ業務もある。公正、透明、また競争による改善をめざし、可能なものから競争入札を採り入れて行く」と答弁されました。いずれは降りかかってくる話とは覚悟していましたが、これまで友の会は競争入札ではすべて負け組。企業的なセンスの欠如は否めない。まあ、坦々と、前向きに、日々の業務をこなすことに加えて、宣伝、宣伝。
宣伝のひとつというわけではないのですが、昨年から達夫さんが学術調査の許可をもらって餌場のセグロカモメに個体識別ができる番号入りのカラー足環をつけています。これまでに放したのは19羽。先週の日曜、幸小学校5年生の3人組ががんばって、なんと14羽をその日に見つけてくれました。「市川いきものマップ」で行った「カワウ・ユリカモメ アンケート調査」では、カワウ・ユリカモメとも市川市在住の方のほうが他市の方よりも「知っている」「見たことがある」率が高いことがはっきりと。地元に観察舎がある強みかもしれません。がんばらなくっちゃ。
永年、嘉彪といっしょに働いてくれた軽自動車の蓮尾号が昨日廃車に。中学生のころから四半世紀近くのおつきあいで、鳥獣保護員を嘉彪から引き継いでくれた坂口敦さんにお願いしました。昨年1月23日に嘉彪が少し斜めに停めたまま、エンジンがかからずに動けなくなっていたもの。なんと最後にエンジンがかかって、けなげに自走して行きました。さすがに胸いっぱい。ありがとう。
さて、下半身不随のハクビシン、おしんお嬢様。実は食欲をなくし、好物のちくわも食べなくなった上、3月3日に2回も吐血して、一時はこのままだめかと心配していたのです。動物病院で点滴していただいたり、あの手この手でせっせと薬を飲ませているのがきいたらしく、ようやく食欲や元気が戻ってきました。大好物の「北海道チーズ蒸しケーキ」に薬をくるんで一口大にして手渡すと、ぱくっと噛まずに飲みこんでしまうので助かります。冷蔵庫の「おしん食」はいつもにも増しておいしそう。いっそうぜいたくなお嬢様になってしまいそうなのが少々心配。
時は春。日は朝。すべて世はこともなし・・・




