表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現在進行 鳥の国 4  作者: 蓮尾 純子
87/93

猫騒動3連荘   現在進行 鳥の国   2009年2月号

猫騒動3連荘   現在進行 鳥の国  2009年2月号


 年末のあわただしさと一転して、おだやかで静かなお正月でした。ちょっと静かすぎる・・というのは、餌場のカモメ類がきれいさっぱり消えてしまった!屋上にいつもずらりと並んでいたカモメたちばかりか、カワウもいない。

 きっと何事かがあったんですね。誰かが食べられてしまったに違いない。元旦の初日の出前、導流堤上をとことこ走るタヌキが2頭見られているし、夕方には対岸のカモ餌場のあたりでなんと3頭が何かをしきりに探していました。オオタカも毎日かならず1~2羽が見られています。カモメたち、よっぽどこわい目にあったんでしょう。7日あたりからようやくちらほら餌場の上を飛ぶようになり、8日には屋上に戻ってきて、給餌時には旺盛な食欲を見せていました。

 わが家は正月そうそう猫騒動3回。3度目の正直までクリアしたので、もう安心かな。まずは3日の明け方、枕もとで「虎千代ぎみ」(売れ残りの雄中猫)が何か盛大にごそごそやっているなあ、とぼんやり思っていました。起きてびっくり、あたり一面の毛糸。帽子でも編みたいなあ、と100円ショップで買っておいた毛糸3玉。前から虎千代ぎみが興味津々なのはわかっていたけど、袋をきっちりしばっておいたから大丈夫、というのが甘かった。袋をびりびりに食いちぎって、3玉ぜんぶ、思いきりとっ散らかしてくれましたねえ。大混乱の毛糸の山にボーゼンとしていると、第二弾;電気ポットからジョーッという水音。ロックしていなかったため、上にちんまり座ったみけ・ふじこ嬢のおみ足が「給湯」スイッチに。ずいぶん前に先代三毛のかすみが同じことをやらかして敷物が水浸しになったことを思い出しました。この日はそこまでで終了し、三度目の正直が何になるやらと、ひやひや、びくびく。

 さて、第三弾は私の週休日の7日朝。蓮尾家猫になってから1年たった三毛・ふじこ嬢をワクチン注射に連れていかなくちゃ、と、いやがるのを無理やりバッグに詰めて、動物病院に向かう途中、あれ、こんな場面が前にもあったなあ、と不安に。病院についてから「もしかして、もう注射してましたっけ、自信がなくて」「ふじこちゃんね、12月16日に接種済みですよ」やっぱり!黒白野良さんの「うんちく」を去勢につれて行く時、いっしょにふじこも持って行ったんだ。

 ま、袋詰めになったふじこは情けない思いをしただけ。昨年春の「ちんちく」みたいに避妊手術で2回もお腹を開けられたわけではないし、許してもらおう。

 元旦の初日の出は雲ひとつないみごとなものでした。昨年のアスベスト休館以来、永年「初日の出の会」を共催していただいた行徳ラジオ体操会のご参加がなくてちょっとさみしかったのですが、初詣のまま午前4時ごろから来てくれていたまこちゃんはじめ、5時半には助っ人スタッフさんも勢ぞろい。いつもどおりの元旦開館ができました。喪中の私はご挨拶をどうしようかと迷いつつ、黒服のまま2、3度「あけましておめでとうございます+元旦行事の宣伝」をやって、後は助っ人さんたちにおまかせ。初めて自宅で餅焼きを担当してみました。案外スムーズに手早くできて、ちょっと気をよくしたところ。館内放送が故障で使えない上、常勤にいさんたちはみんな裏方さんばかりやりたがって、あんまりメリハリがつかなかったのが難でしたが、たぶん100名以上が豚汁やお汁粉をすすり、みごとなご来光に手を合せました。

 2日からは(じっさいは1日も)ほぼ平常どおりの仕事。今冬手がける新浄化池③系列の草焼却にはじまって、そろそろユンボーによる天地返しも始めているところ。手が足りないところに川上・石川両氏が入って、心楽しく大寒の時期を過ごしています。

 早いもので、もう嘉彪を見送った季節です。あれこれ考えた末、お骨の大半は一周忌(というより嘉彪の誕生日・告別式が重なった1月29日)に東京湾観音沖で散骨し、一部を小さい骨壷で手許に置くことにして、既に孫たちといっしょにお骨を粉(砂状)にする作業を業者さんのもとで済ませてきました。きちんと気持ちのけじめがついたら、少しずつ引越しの準備をはじめようと思っています。

 ロウバイや水仙がひっそりと満開。カジイチゴの葉がほとんど落葉していなかったり、もうホトケノザが咲いているのを見つけたり、食べる鳥が多くないのか、トウネズミモチの実が大部分まだ残っていたり。少々戸惑う大寒ですが、葉の落ちた木々の枝を通して見る青空がきれいです。止めようのない現在進行、救い、かな。では。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ