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現在進行 鳥の国 4  作者: 蓮尾 純子
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あやうく猫通報   2009年1月25日   

あやうく猫通報  2009年1月25日


 丸浜川沿いのトウネズミモチは、ツグミが群がりはじめてからほぼ1週間、1月20日ごろにはみごとに食べ尽くされてしまいました。ツグミは22日ごろまではかなり目立ちましたが、群れはもう近くには見当たりません。ここ何日かはシメやアカハラが観察舎まわりでよく見られます。

 21日夜、電話機の上に乗った尾長赤虎右目失明猫のウィンクを叱って追い下ろしたら、留守電マークが点滅しているのに気づきました。メッセージを聞こうとしたらいきなり呼出音。あわてて受話器をとると「事故ですか、火事ですか?119番です」 ええーっ!どうやらウィンクがかけちゃったらしい。「すみません!猫が乗ってかけてしまったみたいです。申し訳ありません」 留守電のメッセージも同じ。ああもーう。追い下ろした時に受話器がはずれて送信してしまったのですね。23日にも同じ場面があって、今度はあやうく110番通報しそうになっていました。何かうまい猫封じの手を考えなくては。

 23日夕刻。1月26日が嘉彪の一周忌なので、ぽつりぽつりと古い友人が訪ねてくれます。わが家でお線香を上げてもらって戻ってきたところ、餌場におりる階段のところに立っていたおじさまの足元に、なんとタヌキがいるではありませんか。まるで散歩にきた犬のような感じで、あれ、飼いダヌキなのかな?と思っているうちに、タヌキは平然と観察舎ポーチに上がり、ひと呼吸おいてから植えこみを抜けて道を横切り、するりと堤防を下りて行きました。「タヌキ、見られたよ。向こうから出てきてまた戻ったねえ」とうれしそうなおじさま。「あんなに間近で見たの、私も初めてですよ。驚きました!」猫がもらった餌のおこぼれでも探しにポーチに上がったのでしょうか。人目を気にする様子もありませんでした。ともかくびっくり。そう言えば、何日か前に保護区内で見られたタヌキも、人が作業をしているのに平気で2頭でじゃれあっていたそうです。

 24日土曜日は団体が3つも来られ、うち2団体は保護区のご案内の予約。ところがあいにくの冷たい雨で、一時は白いものもちらつく始末。午後に予定していた公開講座の保護区管理作業体験(=ボランティアデー)、アメッシュで雲の動きを見たら、まるで指差すように行徳方向を目指しています。これではムリ、とあきらめて、申込んだ皆さんに電話で中止をご連絡しました。ところが、氷雨はぴったりお昼に止んで、午後はお日様も顔を出すありさま。いったい誰の心がけが悪いんでしょうね。みな「あまりにも心当たりがありすぎて」。結局、常連の堀木さんとまこちゃんがふたりで水の流入口の手入れをやりました。この日、一日ボランティアに来られた高校生インターンの斉藤圭祐くん、またすずがも通信の発送をやってくださったみなさん、お疲れさまでした。

 25日は観察舎行事のうちの一番人気のわらぞうり作り講座。12日に準備でつま先部分や鼻緒を教えていただきながら人数分作っておいたおかげで、スムーズに作業が進みました。この日はスタッフの寺田(旧姓身内)裕子さんの結婚のお祝いの日。スタッフ中7名がそちらに出席とあって、留守番組の人手確保ができるかどうか、ひやひやしましたが、出勤者5名で難なく過ごすことができました。おめでとうございます。寺田さんご夫妻!

 一日中風もなく穏やかな晴天でした。29日木曜の嘉彪の散骨日もこのようなお天気だとよいのですけれど。

 さて、下半身不随のハクビシン、おしんお嬢様はまあまあのご機嫌。入口を開けて手を伸ばすと、ともかく下を向きます。鼻面を隠しきらないまでも、下を向くだけでも「くるしゅうない、なでてもよいのだぞ」のサインになったみたい。もっとなでて欲しい時はくるっと腕で鼻面を隠します。チュッチュッと口を鳴らすのは、おっぱいを吸っている気分なのかなあ。かわいいですよ。

 大寒の季節、みなさま風邪などお召しにならないよう、お大切に。では。


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