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現在進行 鳥の国 4  作者: 蓮尾 純子
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10月末~11月初め  現在進行 鳥の国  2008年12月

10月末~11月初め  現在進行 鳥の国(一部内容だぶり) 2008年12月     


 虫の音がすっかりか細くなりました。木々の葉も少しずつ色づいてきています。冬の小鳥たち、カモやカモメたち、タカの姿も確実に増えてきました。美しい季節です。

 7月から9月なかばすぎまでかかった竹内ヶ原と下池の植生コントロール作業。今年はとうとう台風の襲来がなかったおかげで、目標としていた作業がひととおりぜんぶ終わりました。シギの渡りの最盛期には間に合いませんでしたが、そして今も、日中はあまり鳥の姿がないとのことなのですが、夜にはかなりの数のカモがしっかり入っているそうです。時間を作っては標識調査(鳥を捕えて番号入りの標識足環をつけて放す)をしている達夫さん。数は少ないながら、タシギやコガモなどに着実にリングをつけています。

 さあて。重機を用いた天地返しに次いで、トラクターで掘り出された地下茎を徹底的に細切れにする作業。そもそも天地返しに先だって、炎天下の全面草刈りと草焼却。ハードでした。でも、もう3ヶ月も大昔のこと。半分がたは忘れてしまいました。水を戻しさえすれば、あとは先のことを考えるだけ。目下は今冬の徹底作業の目標である新浄化池③系列の干上げと草刈りの最中です。それに、カワウの繁殖時期に先だって、営巣やぐらに補助のための枝をとりつけたり、はずれてしまったパイプをつけなおしたり。

 10月25日土曜日には恒例となったしんはま収穫祭を無事に実施。今年は初めて保護区でとれた古代米の緑米だけを用いたお餅つき。昨年はいきなり発生して2日後に到着した台風直撃、おまけに観察舎はアスベスト除去工事準備で閉館中。大雨の中、ポーチだけを使ったお餅つきでした。それにくらべたら今年はまさに天国。あいにく我が家のマゴたちが通う富美浜小学校は音楽祭、おとなりの南新浜小学校はすずがも祭で、ご近所のこどもさんたちの参加が少なかったのが残念でしたが、昨年のインターンからそのままスタッフになっていただいた河村久美さんとご夫君のマンドリン演奏までついて、もう、最高。

 舞台裏としては、緑米のものすごい粘りにけっこうびっくり。よくマンガにあるように、臼からきねまでお餅がひゅうっとのびるほど。ちなみに木曜午後には週休日の達夫さんに頼んで材料の買出し、夕方には出勤スタッフにこんにゃくちぎりをお願いしました。金曜には準備のため私はお休みをもらって、日中はまず冬瓜汁を。会議のために夕方出かけなくてはならなかったので、戻ってから豚汁つくり。当日にはお餅まるめの総指揮をやってくださった仲川さん、豚汁と冬瓜汁の味つけをお願いした佐藤祐子さん、そしてまる2本分の大根おろしをこしらえてくれた佐藤宏軌くん・原島健太くん、そのほかみなさまに大感謝。楽しかったですね。来年も緑米がしっかり収穫できますように。

 11月5日から大穴を抱えた導流堤の補修工事がはじまりました。当分は行徳高校横の通路にダンプが通れるようにするための樹木整理や降り口の斜路づくりなどが中心。今年は「みどりの国」の入口から150mまでで、3年かけて全長600mに手を入れます。丸浜川の眺めもだいぶ変わることでしょう。

 悲しいニュースがひとつ。11月3日夕刻、「みどりの国」管理員の高橋光夫さん(68歳)が管理作業中に倒れ、そのまま逝去されてしまいました。ご冥福を心よりお祈りいたします。

 丸浜川のあたりで、カワセミやジョウビタキが鳴いたり、コゲラが枝移りしたり。やがて、こがらしに乗って草の種子が遠く旅立つことでしょう。たぬきちもハクビシンのおしんもつややか、まるまる。冬に備えて、心や体をつやつやにしておきたいものです。では。



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