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現在進行 鳥の国 4  作者: 蓮尾 純子
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カワウ半年抱卵継続   2008年8月 すずがも通信171号掲載

カワウ半年抱卵継続   2008年8月  現在進行 鳥の国     すずがも通信171号掲載  


 どんよりと曇った空と蒸し暑さ。これこそ梅雨、といったお天気がつづいています。それでも4、5日前に雷も鳴ったし、毎日のようにぱらぱらと降る雨も量は大したことなし。そろそろ明けるなあ。カルガモのヒナもだいぶ大きくなったし、池の干上げのタイミングをねらう時期。

 例年のように毎日毎日草を刈る日々。早めた田植えでとても頼りなかった小さな稲も、そこそこ育っているとのこと。

ありがたいことには7月1日から「天の使い」こと上原昌志さんが3ヶ月限定のアルバイトに来てくださっています。全員が「年中さん」(註;観察舎スタッフの中では20歳台までを「年少さん」、30歳からは「年中さん」、50歳以上を「年長さん」と呼んでいます)になった常勤男衆は、全員それぞれの調査チームやデスクワークを抱えてしまって、それでもなおかつ保護区管理に出たくてたまらないのですが、なかなか思うにまかせません。活きのよい「年少さん」の「天の使い」さんはほんとうに貴重な戦力。

 昨年11月からスタートしている長い長いカワウの繁殖時期がようやく終盤にさしかかりました。例年だと、「きっぱり」終盤を迎えたと言い切るところ。6月に入ってからふ化するヒナはごくわずかなので、7月半ばの今はほぼ飛べるものばかりになっているのですけれど。今年はわりあい繁殖が順調で、6月下旬にふ化したヒナもぽつぽつ。

今、注目している巣は「11C」。延々1月からずっと抱卵を続けているのですが、いつまでたってもヒナが見られません。おそらくかえったヒナが小さいうちに死んでしまってまた産卵・抱卵というのを何度かくりかえしているのでしょう。それが2、3日前からなんとなく巣に座る姿勢が高いし、「尾を下げている」。カワウはみずかきの上に卵を乗せて暖めるので、卵を抱いている時は尾羽がぴんと上がります。尾が下がったり、姿勢が高いのはヒナがいる時。いよいよふ化にこぎつけたのか?観察台に座るたびに「11C]の巣を見ています。



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