表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現在進行 鳥の国 4  作者: 蓮尾 純子
62/93

ちんちくの避妊手術   2008年5月16日続き

ちんちくの避妊手術   2008年5月16日続き


 さしあたっての私の義務は本日の行徳小学校でのプレ・干潟の授業こと「チゴガニ音頭」の実演でほぼきりがつくのですが、明日・あさっては東京港野鳥公園で行われる東京バードフェスティバル。今年はインターン制度の紹介がメインということで、一昨日は河村・高畑さんが展示準備にがんばっておられました。

 インターンさんたちは11日日曜の「ぱれっと」(知的障害を持つ方たちの生活支援NPO)さんとの合同観察会が無事に終わって、ひと安心されたところ。好評でよかったですね。昨年のインターン生、板谷和城くんは1年かけてのリベンジ。昨年とは見違えるほど頼もしくなって、それでも素直で優しいところはそのままで、みんなのまとめ役をこなしていました。 

 野鳥病院はぼちぼちヒナの入所が始まって、問合せも増えてきました。目下の主役は先週入所のシジュウカラ7羽のきょうだい。室内放飼をはじめて間もないのに、どんどん自力採餌をして人間べったりでないので「ちょっとさみしい」とのこと。鼻腔にウジがいっぱいわいてしまったカラスの赤ちゃん(たぶんハシブトガラスなのだろうけど、まだよくわからず)は元気です。

 昨日、餌場に放飼していたカワウ2羽と入所後間もない若鳥1羽が「玉の輿」に乗りました。群馬県の水産試験場にもらわれて、採食する魚に嗜好性があるかどうか等の実験用に。何しろ生きたお魚食べ放題というわけです。「アラしか食べないんじゃないの」「動く魚のとり方なんて忘れているのでは」等の不安をよそに、無事に到着したとのご連絡。すぐにプールで泳ぎ、お魚もどんどんとったとのこと。当分は彼らにとって夢のような生活が続きます。よかった、よかった。

 ジツはこの2ヶ月来、報告書等とともに熱心に取り組んでいた課題がありました。「まぼろしの猫」こと黒白野良子猫の「ちんちく」を手懐けて避妊手術をしようというもの。仮設事務所への引越し前、傷病鳥舎にまぎれこんで3日間気配を消して潜伏し、あげくに入院中のスズメのかごを落として食べちゃった、という前科者。昨年11月ごろからちらちら姿を見るようになり、わが家のふじこやころくと同じくらいなので、放っておけないと思っていました。ようやく5月11日夜に捕獲成功。さっそく翌朝愛動物病院に運び込み、14日にお迎えに行きました。ところが先生がなんとなく困ったお顔。「なかったんですよ」 なんとひとつながりの卵巣と子宮が見つからなかったとのこと。「手術痕はわからなかったのだけど、糸の痕跡みたいなのはあった」えーっ。2月ごろからはほぼ毎日姿を見ているし、いつの間に?気の毒なちんちく、2回も避妊手術のために開腹されてしまったなんて。今はなんとか家猫にすべく、日中は室内から出られない生活に慣らそうとしています。

 さて、下半身不随のハクビシン、おしんお嬢様には特におかわりはなし。ぺディグリーチャムのような犬缶も食べることがわかりました。大好物のカジイチゴの実が熟しはじめたので、当分はご機嫌とりに事欠きません。さわやかな甘い実、私も少しは食べたいなあ。では。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ