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現在進行 鳥の国 4  作者: 蓮尾 純子
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広い仮設事務所   2008年1月22日

広い仮設事務所   2008年1月22日


 この時刻から書き始めると、「1月23日未明版」になりそう。ま、お許しを。

「仮設事務所へのお引越し」「治療室の復元」、とりあえずあっさり終わりました。引越し業者さんのお仕事は余裕で11時には終了。AED導入のための講習を受けるので達夫さんと山本尚子さんが午前は不在だったにもかかわらず、午後には山口まこちゃんは新浄化池の重機がけ、私は自然環境課の浮貝さんと瀬戸山さんと3人でユニディに暖房器具などの購入に。野長瀬にいさんがこつこつと荷解きやパソコン復旧をすませ、河村さんを中心に女性陣と達夫さんが治療室の復旧を。ユニディ組は駐車場入口でぴっかぴかのイソヒヨドリ雄を見ました。

 5.4m×2.4mの仮設事務所は、野長瀬にいさんの報告のように「広い!」の一語に尽きます。「ちごがに音頭」の練習ができるよね、と言ったら、みな一斉にひきましたねえ。一方、もとに戻った治療室は「暖かい!」の一語。「あと2日引越しが早ければコミちゃん(20日夜にたぬきちに食べられてしまったコミミズク)が死なずに済んだのに」と涙のまこちゃん。たぬきちのケージはもとの廊下に戻り、2ヶ月間続いた「仮・治療室」は再びおしん様の部屋になりました。

 私は「通勤距離が40mふえて3倍になりました!」。野鳥病院と仮設事務所は観察舎の建物を隔てているのでちょっと遠い感じです。慣れて落ちつくころには第三次の戻りのお引越し(3月28日)が待っています。楽しいオープニングに向けて楽しく企画を練ろう、というのが当面の目標。 

 先週土曜(19日)は「自然観察案内人養成講座・学習篇」で「観察舎のおいたち」の話を。昨年3月の沖縄遠征「萌える案内人」こと村田朋子さんが大阪からわざわざ午前10時に行徳公民館まで来てくださいました。翌日も観察会から夜のお茶まで残られて、きゅうくつな仮・仮事務室のアットホームな雰囲気をご堪能。

 山梨県立科学館の福永杏さんといっしょに「市川いきものマップ2007」のとりまとめをがんばって、ぎりぎり引越し前日の21日に発送を終わらせました。杏さんからのポスターがスパムメールと判断されてはねられてしまったり、といろいろありましたが、なにごとも、終わり良ければすべて良し、です。雨月妖魅堂さんのホームページから「ぬえ」(頭は猿・胴体は狸・四肢は虎・尾は蛇という怪物で、まさにハクビシンそのもの)の絵を引用させていただくことができたおかげで、ハクビシン外来種説に一石を投じた気分。  

 達夫さんはひそかにセグロカモメの手捕りとカラーリングつけ(白。遠目でも読み取れる大きな文字で数字が入る)を進めています。コロニーのカワウたち、早くも白髪羽がすりきれた個体が目立つようになりました。本格的な抱卵姿勢のものもいますが、寒さのせいか、巣ができたりなくなったりと不安定なものもまだ多いようです。何度か望遠鏡を持って傷病鳥舎の屋根に上がったり、自転車で小島岬と下北岬を往復してコロニー内の巣を見比べたおかげで、この6年続けているカワウの繁殖状況調査を同じ巣について続けられる見とおし。 

 10日前の「幻の猫」事件(12日土曜に傷病鳥舎廊下内でネズミをくわえた黒白猫ー大きな小猫ーが目撃されたが、ネズミを放して消えてしまう。その後2日間まったく気配がなかったのに14日夜にスズメ籠が床に落ちてスズメが消え、その後で猫が出現後再度消える。翌15日夜、達夫さんが無事に追い出しに成功)は、もう大昔のような気がします。あと2、3日後には仮・仮事務室のきゅうくつさも懐かしい昔のお話になるんだろうなあ。 

 さて、下半身不随のハクビシン、おしんお嬢様。「鵺」の絵と同じポーズで写真をとってみたいものです。今日はひとりさみしくか、のびのびひとり占めか、2ヶ月ぶりの孤独な夜をたんのうしていることでしょう。では。



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