しっかりまわりを見ましょうね 2007年12月 すずがも通信167号掲載
2007年12月現在進行
し、しまったあ!原稿提出があるのを忘れて、目覚ましの時刻を変えずに寝てしまった。あと15分でどこまでできるかやってみます・・・
昨年の高潮で海水をかぶったおかげか、この秋はあちこちでウラギクがきれいです。海水を何度かかぶった場所で咲いているところを見ると、生育の条件にやはりこういう条件が必要なのかも。野菊類の中でも花が大きく薄紫の色も鮮やかな美しい種類。
ぴりっとした寒気がまだまったくないし、10月に30℃をこえる暑い日があったりしたものの、植物の季節はわりあい着実に進行しているようです。ヒガンバナはぴったりお彼岸に合わせて咲いてくれたし、そのあとのキンモクセイも時期どおり。ただ、わりあい花期が長いような。セイタカアワダチソウの黄色い花がまだけっこうきれいです。例年なら11月3日の市民まつりにきれいな花を持って行こうとして、刈られた後の2番花をさがしたものですけれど。霜がこない暖かさのせいか、あちこちでホテイアオイの薄紫の花がまだきれいとのこと。
10月の声を聞くと、保護区内の観察路を中心とした草刈りはほぼ終了。9月半ば過ぎから稲架立て、水落とし、稲刈りと作業の中心は水田のほうへ移行して行きます。これまで、炊き上がりの色も今イチだし、と稲藁を使う以外にあまり利用していなかった古代米の「緑米」、もち米と聞いていたのでしんはま収穫祭に先だって試食してみたところ、まあまあ。今年初めて実行の(再任用職員からスタートして今年で勤務3年目の神野孝四郎さんの肝いり)餅つきの時、一臼分搗いてみました。これが思いのほか美味。来年は緑米のお餅つき中心の収穫祭でもいいなあ、と楽しみ。籾が黒いせいもあるのか、「スズメ刈り」から免れた収穫も少々はあるので。
先週水曜、常勤の兄さん方3人がひさびさに保護区をいっしょにまわって作業の現場打合せ。手がまわらない場所、いくらでもありますねえ。保護区ぜんたいに水を回すおおもとになっている水車池の土手、少しずつ手入れはしているけれど、やはりあやうい。この冬は心して修理しないと、ある日ぼっこりと大穴が空いて水が抜けるかも。橋や水回りの支え板が風化してぼろぼろの場所もあちこちにあるし、順番に手を入れている新浄化池の今年は第四系列の干上げと徹底草刈り、重機入れも冬作業。長靴池に運んだホテイアオイはオオバンなどがせっせと食べているそうで、大正解。人力で引き上げる必要はないのはうれしいなあ。
カワウのコロニーで、やぐらに補助枝をつける作業は、今年は1日しかできませんでした。ぼちぼちなわばり宣言の「翼打ち(私はぱたぱたディスプレイと呼んでいます)」も見られているし、あとは静かに見守るだけ。
アスベスト除去工事のための休館や引越し予定に振り回されて、おちついて保護区の生きものと向き合う余力がなかなかとれなかったような気がします。「こうすれば、こうなる」「こうしたが、こうならなかった」しっかり考える心構え、この先もできないままじゃまずいのだけど、できるのかなあ。
しっかり反省、ちゃんとまわりを見ましょうね、という現在進行形でした。




