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現在進行 鳥の国 4  作者: 蓮尾 純子
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暑中お見舞い   2007年8月5日

お仕事ニュース 2007年8月5日


ダニ戦争、終息のきざしか

 暑中おみまい申し上げます。時々アオアシシギの涼しい声が聞こえます。

 スタッフ各位に(たぶん)朗報。私、人体実験しました。昨日と今日、「虫除けスプレー」や殺ダニ剤のノックレン等、いっさい使用せずに野鳥病院の仕事をやって、1箇所も食われませんでした!ようやく脅威のダニ戦争、峠を越えたようです。ただし私よりダニに弱い方までは保証のかぎりではありません・・・。


NHKの生中継

 31日の午後からNHK「ふるさと一番」の生中継準備で30名近いテレビクルーが中継車やマイクロバスで来訪。保護区内からの生中継は初めてのことで、準備もこれまでにない大掛かりなもの。下見や打ち合わせいっさいに対応し、前日からは軽トラで資材や人を運ぶ運転手役までつとめた野長瀬にいさんがそうとうたいへんな思いを。私はひさびさに入る保護区で、けっこう元気に伸びている稲やあちこちで飛ぶチョウトンボやショウジョウトンボにご対面。当日の1日は朝から駆り出されて、空き時間にちょっとだけ鎌で草刈り。さいごの「あと1分」という表示が出てから放鳥するゴイサギを袋から出すのにてこずっている野長瀬にいさんにはらはら、という場面はありましたが、時間ぴったりでどうやら終了。みなさま、ほんとうにお疲れさまでした。 


カワウへのデータロガーつけ

 2日からは東大海洋研国際沿岸海洋研究センター(岩手県)の佐藤克文さんを中心とした研究チーム(京大院生の塩見こずえさん・帝京科学大学生の佐々木幸穂さん)が餌場に集まるカワウにデータロガーを装着する実験開始。単二電池くらいの大きさの装置で角度や振動(羽ばたきの回数などがわかる)、水深などが記録できるというもの。初日はまず発信機をとりつけて回収という予定でしたが、村上さんと川口さんがバケツを使ってうまく2羽を捕まえたものの、2羽とも飛んで行かない。夕方の餌やり時に回収しようとしたら飛んでいってしまった・・・その後も餌やりのたびに指定された個体を捕る、という日が続き、バケツを見ただけでも餌に来なくなるというありさま。それでも4日目の今日午前で予定していたメニューはすべてこなせて、きれいなデータがとれたとのこと。解析には時間がかかるけれど、速報をいただけるそうです。とっても楽しみ。


ヘビ被害

 3日金曜、またまた仮設禽舎の小鳥部屋でヘビ被害が。どこから入ったものやら見当がつかないほど、考えられるすきまは網や金網でふさいであったのに。もっとも薄い木に割れ目があったり、プラスチックの屋根の波板は弾力があるので押せば2cmくらいのすきまができるなど、ヘビから見ればなんとか入れたわけです。オオルリとヤマガラが1羽ずつ減っており、ひっぱり出したヘビの胴体は2箇所ふくれていました。とりあえず大バケツに監禁。目下4匹拘束中。

 小鳥部屋は金曜午後と今日、粘土を12個近く使って内側から金網の目を含めてぜんぶの隙間を塞いだつもり。アリの這い出る隙はあるけど、2ミリ以上の隙間はないはず。これでヘビ食害が止まるでしょうか。私が脚立の上で粘土を貼りつけている間じゅう、生き残ったほうのオオルリが興味深々という様子でずっと見つめていました。 


修論取材

 2日、学芸大院生の小林宏子さんが修士論文のためインタビューに。観察舎とここに関わる人々の思いが修論のテーマとのこと。とても熱心な方で、3~5日の3日間、実際の業務を体験したいとのこと。他の実習生さんたちと同様に、野鳥病院の世話だけでなく竹内が原の草抜きから浦安魚市場への魚アラとりまで体験実習。その合間に出入りされるみなさんへのインタビューをこなし、克明にメモをとり、なんでも帰宅してノートをまとめるのに2時間余もかかるとか。すずがも通信もぜんぶ見たいと欲張っておられます。観察舎で彼女に会われたら、インタビューにどうぞご協力を。


恒例 おしんお嬢様

 さて、暑い暑い毎日。下半身不随のハクビシン、おしんお嬢様はあられもない格好でなかば仰向けになっています。指に水をつけてなでなで、かきかき。暑さも寒さも苦手なところ、やっぱりお嬢様ですねえ。



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