アスベスト休館中 2007年5月22日
2007年5月22日
アスベスト検出で観察舎が急遽臨時閉館になってから今日で5日目。なんとも落ちつかない毎日です。開館以来32年(現在の建物になってから28年)、改装そのほかでの休館も何度か経験しているのですが、「今日から閉鎖」「除去工事や再開の日取りは不明」というような事態はさすがに初めて。2・3階天井部分の紺色の吹付け材に2.4%と基準値を上回るアスベストが検出されたため、除去工事が終わるまで、少なくとも観察室部分は使用不可です。「どんなに早くても再開は秋以降」「2・3階の図書や望遠鏡などはぜんぶ撤去」「工事期間は原則として建物にはスタッフも入らないほうがよい」 説明を聞けば聞くほど気が重くなるばかり。
ま、あれこれの調査結果が出て予定が決まるまでは、じたばたしても仕方ありません。本日朝のミーティングが終わったら、図書室・事務室と観察室を遮断する防火シャッターを閉めます。このシャッターはいったん閉めると開けるのに1時間以上かかることから、工事が終わるまでは開けない覚悟。トイレに行くにも2階更衣室の窓から出入りするか、いったん外に出て大回りすることに。
「ちょうどいいチャンスじゃないですか。ポーチを活用しましょうよ」達夫さんの積極発言、頼もしいっ!傷病鳥舎の裏にある物置を片付けて、材木などを収納し、ポーチにはベンチや掲示板を増やして使いやすくしようということ。ま、何事も前向きに、楽観を基礎に。観察舎はこれまで何度もあった危機的状況で、悪いほうにころんだことは一度もありません。まわりの方々も「たいへんねえ、いつになったら入れるようになるの?」とみなさんとても好意的。坦々と着々と日々の仕事をこなして行こう・・・いやあ、それでもおろおろ。
桜がまだ咲いています。5月11日までは続けて花が見られ、その日の強風で傷めつけられてその後何日かは咲きませんでした。18日、別の枝でたぶんさいごのワンセットが開花しはじめ。あと2、3日は見られるでしょう。この木の咲き始めは3月26日ですから、まる2ヶ月も咲き続け。
3日ほど前からシジュウカラの家族が毎日来ています。ヒナは少なくとも4羽。カワラヒワもよく見られるのですが、こちらは巣立ちビナの声はまだ聞いていません。5月10日の平日観察会のみなさんが保護区内でミイミイと子猫のような声で鳴く巣立ちビナを聞かれていて、スタッフの川口さんが「いちばん近いのはウグイス」というヒナを目撃。その2日後、町田さんがヒナの死体を拾われました。たぶんまちがいなくウグイスです。おそらく繁殖と思われていた種類ですが、もしかすると市川での確認例はこれが初めてかも。どんどん保護区の森林化が進んでいるような。
4月14日に気づいて以来、昼夜鳴きつづけていた餌場池のシュレーゲルアオガエルは5月8日ごろからぴったり鳴きやんでしまいました。ヘビさんのせいかと思っていたら、その後も時々思い出したように声が聞かれます。繁殖時期を過ぎたということでしょうか。オタマが出てくれたら大感動ものです。
ヘビといえば、野鳥病院のヌシ、尾の先端が丸くなっている(4、5年前に達夫さんがひっぱった時にちぎれてしまった個体らしい)青大将が20日に棚の網にからんでいましたが、自力で抜けました。昨年大被害を受けた中部屋のすきま、川口さんが新聞紙を詰めて木酢液をかけています。鳥ではなくネズミ退治にがんばってほしいもの。
さて、下半身不随のハクビシン、おしんお嬢様にカジイチゴの甘い実を差し上げるのがマイブーム。とろけるような目つきをするんですよね。ついでに自分もひとつお毒見を。うーん、美味。では。




