転生したみたいだ
俺は森人葵、15歳。入っていた吹奏楽部のコンクールも銀賞で終わり。これから俺は受験を控えた受験生だ、頑張るぞ。と思っていたのが10日前、今は何故か異世界の貴族の次男坊として生活している。
俺もネット小説を読んでいたちょっとした(俺基準)オタクなので最初は誰もいない所で
「イェーーーーーイ!!!!」
と喜んでいたが、10日もたつと現実世界が恋しくなってきた。
「アオイ、どうしたんだ?最近はずっとそんな顔だぞ?」
と話しかけてきたのは、この世界での父親でありアトウッド侯爵家の当主、ネハイム・アトウッドだ。そしてアオイ・アトウッドこれが今世での名前だ、年は8歳、なんと言うか名前変わんなくて良かったと思っている、性は変わったが。
「何でもないですよ、お父様」
と笑顔で返した。話は変わるが俺の家族は、母親のサリオ・アトウッド、うん美女。王都の学園と言う所に通っている二歳上の姉のアリア・アトウッドだ、控えめに言って美少女。そして、俺のまだ会った事のない12歳上の兄のエリック・アトウッド、王城で文官をしていると言う。合計5人、これが今世での家族だ。あと、この屋敷の使用人がいる。
もう、何かこの世界の人の容姿ブッ飛んでない?美男美女&ロマンスグレーとかしかいないよ?、まぁその話は太平洋にでもぶっ飛ばして、いやこの世界太平洋無かったわ。
「そう言えばもうすぐだったな、アオイのステータス開示」ネハイムが言った、俺は
「ステータス開示って何ですか?」
だいたい察しはつくけど、聞いておく、すると姉のアリアがこう言った
「ステータス開示って言うのは、その名前の通りステータスを開示する日よ。アオイはどんなステータスになっているか楽しみね。」
「そうですか、ステータスがショボかったら嫌ですね」
まぁ俺は小説見たいに俺tueeeがしたい分けでは無いから、別にくそ強いステータスが欲しいとは思っていない。上の下位のステータスが欲しい、そして安全に侯爵家の次男として暮らせれば良いだけだからな。
「あと私のステータスはこんな感じよ、『ステータスオープン』」
と言うとアリアの前に長方形の透明な板が浮かび上がった、手招きをされて板を覗くとこうあった
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名前 アリア・アトウッド
性別 女
年齢 10
レベル 12
ステータス
体力 130:130
魔力 1405:1405
スキル
日常生活系スキル
[礼儀作法 lv6]
戦闘系スキル
[短剣術 lv4]
魔法系スキル
[火魔法 lv3][水魔法 lv9][木魔法 lv4][風魔法 lv3][光魔法 lv6][無魔法 lv3]
サポート系スキル
[ステップ lv15][魔力操作 lv14]
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「どう?感想は?」と聞かれた、俺は比較対象が居なかったので
「よくわからないけど、すごいと思いますよ」
と俺が言うと、アリアは「そうかなー、私はそんなに凄いステータスじゃないよ?」と言って続けて、「私よりもお父様とかお母様の方が凄いステータスだと思うよ?」と言った。
そこで俺はネハイムの顔に目の焦点あて、そのまま目をずっと見る、
ジーーーーーーーーーー
あ、ネハイムが顔を背けた、だが、そのままずっとネハイムを見る
ジーーーーーーーーーー
ネハイムがチラッとこっちを向いた、まだ俺が顔を見つめている事に気づいてまた顔を背けた。
ジーーーーーーーーーー
今度はジーーーーーーーーーーと見ながら、椅子から立ち上がりネハイムの方へ静かに近づく、抜き足、差し足、忍び足とネハイムに接近する。ネハイムがまたこっちを向いた、俺はピタッと体の動きを止め、そのままジーーーーーーーーーとネハイムを見つめる。ネハイムがまた顔を背ける、近づく。こちらを向く、止まる。その後約10分程それの繰り返し、そしてとうとう俺がネハイムの椅子の真横に来た。それから俺はネハイムの耳に口を近づけ、小さく早口な声で言う。
「ステータス見せてステータス見せてステータス見せてステータス見せてステータス見せてステータス見せてステータス見せてステータス見せ「分かったから、見せるから!!」
と言うと、ネハイムは『ステータスオープン』と呟き、ステータスを見せてくれた