プロローグ
俺は、17歳彼女いない歴イコール年齢の童貞野郎だ。
この年齢にしてありとあらゆるオ○ニーをしたことのある、新生のオナニストでもある。
何かを極めた者は他の分野でも活躍出来るなんて親父に教えられてきたが、オ○ニーを極めたところで勉強やスポーツでも活躍出来るなんて事はない。
分かってはいたが中学生の頃の俺は、好きな事で生きていくていくという事に憧れを抱いていたのだろう。
「さて、もう夜中の1時だ。日課の、オ○ニーでもするか。」
パンツを下げ、掃除機、ティッシュを手の届く位置にセットした。
次に、お気に入りのサイトから本日のメインディッシュを探す。
この手順をどちらを先にやるかで、第三次世界大戦が起こるかもしれないと言われている。
俺は、多少の危険を冒してでもパンツを先に下げている。まあ、一度も親に見つかったことがないのだが。
おかずが見つかったら、早速再生して本番だー。
俺はこの時間を、【神の時間】と呼んでいる。
キュイーンとした掃除機の音が鳴り響いている。
かなりうるさいが、向かいの部屋のばあちゃんじいちゃん、隣の部屋の妹や下で寝てる母ちゃんや親父に見つかりはしない。
なにせ、この部屋は防音、鍵付きだからな。
今日も高をくくってフィニッシュを迎えようとしていた。
「ティッシュ用意よーし。」
白い液体を、発射するとたん、俺の鍵付き完全装備の地獄の門が開いた。
「ナニしてんの卓ちゃん」
ばーちゃんだー。やばい。オ○ニーを見られてるー。緊急警戒態勢Cが俺の脳内で発令された。
「何で入ってこられたんだ?」
「なんでってかぎかかってなかったじゃない。」
しまったー。掃除機のコードを通すために鍵かけてなかった。
まあでも、ばあちゃんだけなら寝ぼけてるようだし収まりがつくぜ。
「ばあちゃんごめん。うるさかったかな。今、下半身の腰降り体操中なんだ。」
真顔で言ってやれば、もうとっとと寝るしかないだろ。
さっさと今日のことは忘れて、じいちゃんと激しい運動でもするんだな。
「ばあさん、卓ちゃんはナニしてたんだ?」
くそー、じいちゃんまでやってきやがった。じいちゃんは声がでかいから騒がれると家族全員が緊急出動してしまう。
今から発する一言で俺の運命が決まる。この一言で黙れせるしかない。
「オ○ニーしてたんですが、なにか?」
「なに!卓ちゃんはオ○ニーしとったんか。」
はい、終わりましたー。家族全員緊急出動。親父たちが、階段を上がってきている。
妹の部屋の電気がついた。
これから、一生家族に頭が上がらない。後ろ指指されながら生きていくしかないのか。
下半身丸だしで掃除機オ○ニーをしている姿を家族全員の前でさらけ出していた。
「さすがに、掃除機はないだろー。」
親父が、傷口に唐辛子を塗ってきやがった。
「おちんちん使い物にならなくなっちゃうよ。」
母さん、その優しさが一番痛いよ。
妹は、虫けらをみるような目で黙り込んだままだ。
極度の緊張とストレスの中、俺の口は勝手に動いていた。
「こ、これは、チンコを掃除してたんだ。性病にならないようにさ…」
これが、俺の最後の言葉だった。
家族に掃除機オ○ニーを見られたことによる緊張とストレスで、俺、山田卓人はショック死した。