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ラブゥ♡図書館  作者: モナカ
1/1

運命かもしれない出会い

 

あの日、「俺」いや「僕」が図書室によったのは偶然か、必然か、まだ誰も知らない。










 コツっコツっコツっコツっ


 あまり長くない灰色の廊下に1つの足跡だけが響く。その足跡を響かしている少年は、だんだんと近づいてくる図書室にひそかに心を躍らせていた。


(図書室・・・。やっといける俺の楽園に!!)


 少年の目は、図書室という無機質な文字で書いてあるプレートをうつしていた。

ガラガラと音のする扉を嬉しく感じながら、ゆっくりとかみしめながら横に扉を動かした。


「失礼しまーす。」


 返事はない。先生はいないのだろうか。まぁどっちにしろそのほうが好都合だ。

 少年は、ほっと息をついた。


「ふふふ~ン♪ふっンふふ~」


自分でもよくわからない鼻歌を歌いながら、室内を物色していた。特に、目当ての本もなく何となく見ていた。奥のほうまで行くとそこには、本棚にもたれかかって一心不乱に本を読んでいる女子生徒がいた。

あまりにも集中して読んでいたため、少年はそーっとその場をさろうとした。


            カタッ


(ああぁぁ~~!!やっってしまった・・・。)


 そう。運悪く少年は足を近くにあった本棚にぶつけてしまった。

そして、思ったとおり。女子生徒はこちらをじっと見ていた。




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