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うわさ
「あそこの神社には、楽しいことが大好きな神様がいて、夜遅くに訪れた人の前に現れて一緒に遊びたがるんだって…!」
「何か可愛い噂ね~、誰が考えたのかしら」
「前から行ってみたかったんだけど…ちょっと怖いからみんなで行ってみない…?」
「お!いいぜ、面白そうだ!明日の夜でどうだ?」
「え、まじで?やだよそういうの~~~」
男女4人の会話がだらだらと続く。しかし、ちょっとした冒険を予感して、表情は活き活きと。楽しげに。
誰でも楽しいことは大好きだ。それはきっと神様だって。
でも、神様の「タノシイコト」が人と同じだなんて、そんなことわからない。
そーゆーお話。