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hollow  作者: ruu
1/1

プロローグ:始まり

ん・・・

あれ・・・俺何してたっけか・・・って寝てたのか

まあいいやとりあえず学校いこーっと・・・


ってもう行かないと遅刻するじゃん!やべえやべえやべえ!


「お母さん!遅刻するからもう行くね!」

こういって俺は母の返事も待たずに学校へ向かった。


あ~やばいよぉ・・・今日は遅刻した生徒をチェックする先生が鬼みたいに怖いんだ…

荷物までチェックしてくるし・・・

ってやべえ鞄に漫画入れっぱなしじゃん!

でもおきに行く時間もないし・・・

しょうがない・・・遅刻しないように猛ダッシュだ!

ってうわあ!いろいろ考えながら走ってたら怖そうな人にぶつかっちゃった…

「あ、あの!すみません!」

と謝ったがその人は無視していってしまった。

そんなに怒ってたのかな・・・あとで仲間とか連れて来たらどうしよう・・・

ってそんなこと考えてる場合じゃねえよ!早くいかないと遅刻になってまう!


ってあれ・・・?今日はいくら走っても疲れないな・・・俺そんなに体力あったっけ?・・・

それになんか体もこんなに軽いし・・・

まあいいか・・・きっと急いでるからだな・・・あとで反動きそうで怖いけど・・・

ってまた考え事しちまった!あと2分しかねえ!無心になって走れっ!俺!


とか言ってたけどやっぱダメでした…

3分遅れたし・・・あの先生1分でも遅れた生徒を容赦なく制裁するんだよなあ…

最後の望みだ・・・いませんように・・・


まあそんなことありえないわけで。普通にいました・・・

「遅れてすみません!先生!」

できるだけ怒られないように早く謝った。

「・・・」

あれ?反応がない・・・まさかそんなに怒ってるのか…やばいやばい!

「あ、あの?先生?」

「・・・」

これは・・・まさか立ったまま寝ているのか?目もあけたまま?

これは・・・ばれないまま入れる!

俺は恐る恐る先生の横を通り抜けた。

てかマジで通れるとは...今日はついてるぜ!


校内に入り担任が来る前にダッシュで教室に入った。

扉を開けるとみんなが一斉にこちらを見た。

「なんか勝手にドアが開いたぞ?」

「マジかよ」

「誰かのいたずらじゃね?」


・・・は?俺が開けたんだけど・・・ドアの前にいるし…

何?俺空気扱い?なにこれいじめ?

俺はドアを閉めながら

「おいおい俺が開けたんだよ~」

と言った。

「今度は勝手にドアが閉まったぞ?」

「すげえな誰がやったんだこれ」


マジで俺空気かよ・・・

なんかしたっけなぁ・・・

しょうがないから俺は机に座った

「こ、今度は机が動いたぞ!」

「マジかよどうなってんだ!?」


...これもう完全にいじめですね...

「あの、俺がやったんだよ?」

一応声かけて見たがやっぱり無視...

もうやだ...


そうするとまたドアが開いた。

担任か?


え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「なんだよさっきのお前がやってたのかよ!」

「びびったぜ!どうやったんだ?」

「さっきの?何のこと?」

「とぼけんなよ~さっきのドアと机のやつだよ!」

「なにそれ・・・知らないんだけど・・・まあいいか」

「まだ認めないのかよ~」





そこには




俺がいた


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