プロローグ:始まり
ん・・・
あれ・・・俺何してたっけか・・・って寝てたのか
まあいいやとりあえず学校いこーっと・・・
ってもう行かないと遅刻するじゃん!やべえやべえやべえ!
「お母さん!遅刻するからもう行くね!」
こういって俺は母の返事も待たずに学校へ向かった。
あ~やばいよぉ・・・今日は遅刻した生徒をチェックする先生が鬼みたいに怖いんだ…
荷物までチェックしてくるし・・・
ってやべえ鞄に漫画入れっぱなしじゃん!
でもおきに行く時間もないし・・・
しょうがない・・・遅刻しないように猛ダッシュだ!
ってうわあ!いろいろ考えながら走ってたら怖そうな人にぶつかっちゃった…
「あ、あの!すみません!」
と謝ったがその人は無視していってしまった。
そんなに怒ってたのかな・・・あとで仲間とか連れて来たらどうしよう・・・
ってそんなこと考えてる場合じゃねえよ!早くいかないと遅刻になってまう!
ってあれ・・・?今日はいくら走っても疲れないな・・・俺そんなに体力あったっけ?・・・
それになんか体もこんなに軽いし・・・
まあいいか・・・きっと急いでるからだな・・・あとで反動きそうで怖いけど・・・
ってまた考え事しちまった!あと2分しかねえ!無心になって走れっ!俺!
とか言ってたけどやっぱダメでした…
3分遅れたし・・・あの先生1分でも遅れた生徒を容赦なく制裁するんだよなあ…
最後の望みだ・・・いませんように・・・
まあそんなことありえないわけで。普通にいました・・・
「遅れてすみません!先生!」
できるだけ怒られないように早く謝った。
「・・・」
あれ?反応がない・・・まさかそんなに怒ってるのか…やばいやばい!
「あ、あの?先生?」
「・・・」
これは・・・まさか立ったまま寝ているのか?目もあけたまま?
これは・・・ばれないまま入れる!
俺は恐る恐る先生の横を通り抜けた。
てかマジで通れるとは...今日はついてるぜ!
校内に入り担任が来る前にダッシュで教室に入った。
扉を開けるとみんなが一斉にこちらを見た。
「なんか勝手にドアが開いたぞ?」
「マジかよ」
「誰かのいたずらじゃね?」
・・・は?俺が開けたんだけど・・・ドアの前にいるし…
何?俺空気扱い?なにこれいじめ?
俺はドアを閉めながら
「おいおい俺が開けたんだよ~」
と言った。
「今度は勝手にドアが閉まったぞ?」
「すげえな誰がやったんだこれ」
マジで俺空気かよ・・・
なんかしたっけなぁ・・・
しょうがないから俺は机に座った
「こ、今度は机が動いたぞ!」
「マジかよどうなってんだ!?」
...これもう完全にいじめですね...
「あの、俺がやったんだよ?」
一応声かけて見たがやっぱり無視...
もうやだ...
そうするとまたドアが開いた。
担任か?
え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「なんだよさっきのお前がやってたのかよ!」
「びびったぜ!どうやったんだ?」
「さっきの?何のこと?」
「とぼけんなよ~さっきのドアと机のやつだよ!」
「なにそれ・・・知らないんだけど・・・まあいいか」
「まだ認めないのかよ~」
そこには
俺がいた