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第2話 狂った天才

第2話 狂った天才

駆けつけた時には、もう朝日が昇り始めていた。僕は大好きな母親の死顔も見れなかった。

「…ピアノのせいだ。これも全部ピアノのせいだ。母さんの大好きだったピアノのせいだ、ハッ、ハハハハハハ」もはや周囲の人々は秀一を軽蔑の目で見ていた。母親の遺体を前に笑い続けている秀一を…

しかし、秀一は笑い続けた。


まるで演奏会の為に母親の死に際を見られなかった自分をあざ笑うように。 

その日を境に彼は変わってしまった。


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