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4幕 戦闘しますか!

さて、学校を途中早退…まぁ報告してないのでサボりだが…。

とにかく俺は学校を出て自分の家の近所を少し歩いている。何も手掛かりが無い以上何か変わった所を見つけるしかない。近所を歩き回っている理由は、メルとあの『赤生』は俺の家に来た。という事は俺の家の近所に何かあるのではないか?と単純な理由だ。

しかし、探してもこれといって変わっている所はない。


「仕方ない…一旦家に戻ろう」


そう思った俺は家の方へと体を向けた。すると後ろから何やら昨日と同じ感じの殺気が…。


「グギギギギギッ!」


何やら雄叫びをあげている。

今俺に課せられている選択肢は3つ。


1、このまま一度も振り返らず家に猛ダッシュで逃げる!


2、後ろを振り返り一度相手を確認した後猛ダッシュで逃げる!


3、軽く後ろに居る生物とバトルしてから猛ダッシュで逃げる!



「全部逃げるじゃん!」


「ぐおっ!」


何者かに横から真空跳び膝蹴りを喰らった。

俺は勢いよく倒れる。


「痛いでしょうが!誰だよ!?」


起き上がり蹴られた方を見るとメルが居た。


「な!この天然凶器!何しに来やがった!」


「来やがったも何も!家に居るのも退屈だなぁ…何て思ってたら敢菜さんが

「暇だったら帽子を貸してあげるから角隠して散歩にでも行ったら?」って言われて言われた通りに散歩して、散歩してたら何やら魔物の声がしたから声のした方に走ったら皐月君が居て、変な事考えてたから蹴った」


説明長っ!

まぁ分かりやすくていいが…。


「だが!ちょっと待て!何で俺の考えてる事が分かった?もしやお前、人の心の中が読めるのか?」


「いや!全然!ただの感!」


「そうすか…」


「そんな事より皐月君。後ろに居る魔物ちょっと拗ねてるよ」


メルにそう言われ魔物の方を見ると何やらブツブツと言いながら地面にのの字を書いている。


「あいつの事そっちのけで話てたからなぁ…」


何だか罪悪感が湧いてくる。魔物の容姿は昨日襲って来た魔物とほぼ同じだ。ガーゴイルという奴だろうか?羽が生えている。


「お〜い。そこで拗ねてる魔物!相手してやるからかかってこぉ〜い!」


俺はこのままでは魔物が可哀想だと思い戦ってやる事にした。


「グギ?」


魔物は不思議そうに自分を指指した。


「そうだ!お前だ」


すると魔物も理解したらしく俺に向かって来た。


「おいメル!手を出すなよ!」


女に助けてもらうというのも何か情けないし、俺としても一度魔物と戦ってみたい。


「分かった!じゃあ先に家に帰ってるね!」


「いや…おい!」


メルは走って行ってしまった。俺一人で大丈夫か?ていうか普通置き去りにするか?

一体あいつ何を考えて…。


「おわっ!」


魔物が俺に飛びかかってきた。俺はそれを寸前の所で避ける。


「主人公が考えてる時位空気読め!馬鹿野郎!」


俺は魔物に一喝入れる。


「グギッ!」


魔物は

「分かった!」とでも言わんばかりに首を縦に振った。


何だかこいつ…可愛いな…。

ペットにしたら良さそうだ。だが、ペットにする訳にはいかない。


「可哀想だが、殺らせてもらう!」


「グギッ!」


魔物は待ってましたと言わんばかりに俺に飛びかかってくる。


「ふん!二度同じ攻撃が通用すると思うなよ!」


俺は飛んでくる魔物をオーバーヘッドで蹴りとばした。

カウンターとなり魔物のスピードの分だけダメージを受けただろう。

だが、意外と魔物はタフだった。魔物はあまり大したダメージは無さそうにしている。


「ふぅ〜…何か面白くなってきたな」


俺はファイティングポーズをとる。魔物も身構えて…いるのか?よくわからんポーズをしているが…。


「本気で行くぜ!」


「グギ〜!」


俺と魔物は互いに走り出す。魔物は俺に鋭利な翼で攻撃してきた。

俺はそれをギリギリで避けて魔物に先ず一撃拳を当てる。


「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」


言っておくが俺はジョ〇ョが好きだ。人間よりも丈夫な魔物なのでヤクザの時よりも多めに殴りつける。

魔物は吹っ飛んでいきぐったりしている。

どうやら倒したようだ。

魔物は姿を消していった。魔物は倒されると姿を消すらしいな。



「だが!これで間違いなく俺の家の近所に何かあるに違いない!」


そう確信した俺は一旦自宅に戻る事にした。

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