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ある内向少女の独白。(注意!!暗いです)

警告)暗いです

警告)玲珠達元寵姫組の仲間が出てきます

警告)寵姫組が保護されて間もない頃の事が出てきます

 私の性格を一言で言えば内向的。

 小さい頃に苛められたせいで余計にそれに拍車がかかった。

 しかも、遊んでくれる友達もいなかった。

 それでも最初は頑張ってたんだよね。

 けど、頑張っても頑張っても駄目で、次第に、外に出るのが怖くて殆ど家に閉じこもっていった。


 で、そうなると運動量が減るけれど、体は成長期だからご飯やおやつだけはしっかりと食べていた。

 物資の乏しい大戦中でも、何でか食べるものを獲得する能力だけは人一倍あったから、体重が減ることもなかった。


 一応、その食べ物センサーの能力を大いに活用して食べられるものを探しては、家族や近隣住人内で食べ物を分けあいながら暮らしていた。

 というか、それぐらいしか私には特技もなかった。

 といって、お礼なんて誰にも言われなかったけど。


 ただ、太りやすい体質だったんだろうね。

 皆がやせていく中で、私の体重だけは減らない。

 そうして丸くてころころな体は、「お前本当に大戦の経験者なのか?!」と驚愕される程の代物となった。


 それこそ、ボールだ。

 男の子にもてる事もなく、十代、二十代、そして三十代に突入し、アラサーとなった。

 え?アラサーって何で知ってるのって?

 人間界の雑誌に書いてあったのを見たのだ。


 大戦終結後、凪国王宮の図書館に勤めた私は、休憩時間にはいつも書物を読みふけっていた。

 その中に、滅んだ人間界で流行っていた雑誌や書物が幾つかあった。

 一応、滅んだ世界の書物はとても貴重な物だとして、普通は鍵のかかった場所に保管されているが、私は司書という事で立ち入りが可能だ。


 因みにこの司書という仕事も非常に苦労して手に入れた仕事だった。


 内向的。

 太っている。

 自分に自信がない。

 消極的。

 チームワークが苦手。


 こんなんで働ける場所はあるかもしれないが数少なく、けれど働かなければ食べていけない。

 今まで何度も面接に落ちまくったし、何とか受かっても上手くコミュニケーションがとれなくて結局は試用期間後に「はい、さようなら」だった。

 基本的な事が出来ない自分が酷く惨めで、腹が立って、けどどうしても積極的になれなくて――。


 分かっているのに。

 分かっているのに。


 なんで、上手く出来ないのか。


 苦しい。

 悔しい。

 辛い。

 悲しい。

 腹が立つ。


 積極的に振る舞おうとしても、どうしても怖くて躊躇する。

 こんな事も知らないなんてと呆れられ、怒られ、馬鹿にされた経験が思い出される。

 こんな年になっても知らないなんてと言われて、自分の無知にあきれ果てる。


 悪いのは全部自分だと責めて、責めて、余計に動けなくなって。


 そうしてどんどん内向的になり、「どうせ、私なんて必要ない存在なんだ」、「どこに行っても雇ってくれる相手なんていないんだ」――そう思うようになった。


 両親も大戦終結寸前で死に、近しい家族も居ない。

 友人達とも上手くつきあえなくて……違う、上手く行かないのは私のせいなのに、友人達の恵まれている姿を見ているうちに腹立たしくなって、勝手に嫉妬して、自分から離れていった。


 相手を傷つける前に自分から離れていく――そんな言葉は上辺だけで、本当は側に居るのが辛かった。


 そうして勝手に独りぼっちになって、引きこもった私にチャンスが来たのは引きこもってから一年ほど経ってからだ。

 そろそろ蓄えもつきかけた頃、たまたま買い物に行っていた店の女店主が、王宮の知り合いが図書館司書を探していると教えてくれたのだ。


 私が良く王都の図書館で本を借りているのを知っていたのを知っていたからだろう。

 私は一も二にもなく頷いた。


 もちろん面接はあったけれど、それでも女店主さんの知り合いは優しい方で「やる気があるかどうかが重要」と言われて、私は頷いた。

 背水の陣で、頑張った。


 沢山泣いて、沢山傷ついて。

 それでも、頑張った。


 どう頑張ったかと言われても、その頃の事はあまりよく覚えていない。

 それでも、何とか独り立ち出来る様に働いた。

 大人なのにこんな事も分からないの――と言われることはまだあるけれど、それでも、少しは成長出来た気がした。


 仕事も私に合っていたのだろう。

 相変わらず恋愛には縁遠かったが、一人ででも良いから、この仕事で一生食べて行こうと思った。


 それに、今更ダイエットしたところで、たいして綺麗でもない三十過ぎのおばさんを相手にする男など滅多に居ないのだから。


 日頃努力して自分を磨き続けている女性達ならば引く手あまたかもしれないが、私のように女を捨てきった女を相手にするほど世の男性達は女性に困っていないだろう。


 と、そんな風に思っていた筈だった私にそれが舞い込んできたのは、凪国建国五年目の事だった。


 凪国を襲った火砕流。

 ある高官が失った恋人の少女。

 それを引き起こしたかの国が、凪国によって制圧された。


 勝利の凱旋帰国を果たした自国の軍に国民は湧いたが、私は喜べなかった。

 それは、凪国を制圧した軍が連れ帰ってきた数多くの者達の姿を見たからだ。

 彼らは、凪国が制圧した国の民であり、被害者だった。

 どう被害者だったかと言われれば、まずは男性陣。

 その問題となった国は、二代に渡るドS鬼畜腹黒男色王で、なんとその側近達も同様だった。

 手当たり次第に美しい男達を強引に拉致監禁し、後宮に寵姫として納めては陵辱の限りを付くしていたという。

 それも、到底口では言い表せない数々の責めを行ない、強引に寵姫にした男性達を虐げたそうだ。


 そればかりではない。

 寵姫達の自害を防ぐ為に、寵姫達にとって大切な者達を一緒に拉致して地下牢に監禁した挙げ句、その監禁された者達も下級の兵士達に陵辱や暴行を受け続けていたという。

 その地下牢に監禁されたのが、男性達と一緒に助け出された女性達だった。

 といっても、中には幼い少年も数人居た。

 それは一部の寵姫達の息子であり、未来の被害者予定でもあったという。

 もし国がこのまま滅ばなければ、小さな少年達もまた被害に遭っただろう。

 それこそ、その国のバカ王達ならば、親子丼とかほざいたに違いないと上層部が憤っていた。


 しかもホモ王親子とその側近達の所行はそれだけでなく、時にはその大切な者達に寵姫が陵辱される姿を見せつけていたとか。


 自害した寵姫も多く、壊れてしまった寵姫達も居る。

 壊れてしまった寵姫達も連れ帰られ、助け出された時には寵姫の数だけでも数百名に及び、彼らの大切な者達も同じぐらいの神数が居た。


 亡くなってしまった寵姫達やその大切な者達に関しては手厚く埋葬し、生き残った者達を連れ帰ってきた王宮軍により、ようやく寵姫達とその大切な者達は安全な場所に保護された。


 しかし、本当に大変だったのはそれからだった。

 何とか心を狂わせなかった者達が居る反面、心が狂い、また狂う寸前の者達も多かった。


 彼らの世話には、到底王宮の専門となる部署だけでは足りず、王都からも助っ人を招集した。


 意味も無く笑い続ける者、意味不明なことを呟き続ける者、攻撃的になる者、自傷行為に走る者、何も反応しない者――精神を病んだ寵姫達の症状は実に様々だった。


 私は精神的な事などこれっぽっちも分からなかった。

 けれど、彼らの世話をする神員としてかり出された。

 手が空いている者はどの部署だろうと関係ない。

 彼らの世話をして、少しでも過ごしやすいようにするなど出来る事などいくらでもある――そう告げた明燐様の言葉に押されるように、多くの王宮の勤めの者達が、部署、性別関係なく走り回った。


 そのうち、私は一人の元寵姫の世話をすることになった。

 十五、六の若い少年は、透明感のある清楚な美貌をしていた。

 何万年もの時をかけて自然に作り出される透明な氷――そんな想像が浮かぶほど、少年のずば抜けた透明感のある美しさは際立っていた。


 けれど、長年性的に虐待されていた経験からか、ただそこに居るだけなのに濃厚な色香を放っていた。


 目にした者全てを獣に変えるかの様な、恐ろしく扇情的な色気。

 他の元寵姫達も皆似たり寄ったりだと言うけれど、私の中では、たぶんその少年が一番色気があったように思う。


 実際、私自身こんなにぶくぶくに太っていて女を捨てているのに、思わず欲望がニョキリと頭を出したぐらいだ。


 それを必死に抑えて私は彼の世話をし続けた。

 無理ですと上司に泣きつく事も出来たけれど、きっとあの上司ならば根性で乗り越えろと蹴飛ばしてくるだろう。

 ならば時間がもったいないし、少しでも早く彼の世話が終われば離れられる。


 彼の症状は、とても静かなものだった。

 何も話さない、動かない――この二点につきた。

 当然ご飯も食べないし、お風呂も入らないし、排泄だってそのままだ。

 だから全て私が世話をした。

 まるで介護で、その経験は殆ど無い私だったけれど、それでも一年も経過すれば何とか形にはなっていただろう。


 そうして三年が経過した頃、彼の症状は変わった。



「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!」



 絶叫する彼を私は必死に押さえつけた。

 暴れて、喚いて、私は何度もはね飛ばされた。

 私の巨体をはね飛ばせるなんてある意味凄いけれど、それだけ彼も必死なのだろう。


 もしかしたら、私が彼を陵辱した相手に見えているのかもしれない。

 そのまま走りだそうとする体を押さえつけ、私は彼を羽交い締めにした。


 殴られて、蹴られて、口から意味不明の――たぶん罵りの声を受けながら、それでも彼を押さえつけた。

 もちろん押さえれば押さえるほど彼の抵抗が酷くなる事は分かっていたが、そのまま放置する事で彼の命に関わるとなれば、とるべき行動は一つしかなかった。


 二年が経ち、彼と出会って五年目を過ぎた頃――彼は、最初の頃のように、突然静かになった。

 けれど最初とは違い、自傷行為を繰り返しだした。


 手首を切り、頭を打ち付け、目を離せば高い場所から飛び降りようとして。

 もちろん、それを止めようとしたら暴れるから、やっぱり彼を羽交い締めにして止めた。

 振り回した刀が頬を切り裂き血が出た事もあったし、見かねた上司から別の相手と交代させるかと言われたけれど、全て断わった。


 ならばと、彼の手足を拘束する必要性を上司達が話し合った時も私は全力で止めた。


 なぜなら、彼は祖国ではずっと拘束されていたからだ。

 枷をつけられ、縄を打たれ、いつも何かに拘束されていた。

 あまりに酷く暴れたり、傷つけようとしたら止めるけれど、それ以外では私は拘束しないと決めていた。


 暴れるのも、叫ぶのも、自傷行為も、全て彼の必死な叫びだと分かっていたから。

 ずっと側に居て、周囲から祖国で元寵姫達が受けた仕打ちを聞きながら、理解した。


 祖国で封じ込められていた叫び。

 抵抗の全てを封じられた彼は、その全てを飲み込むしかなかった。

 言いたいこと、したいこと、全て。

 そこで出来なかった分、今、言って、してるだけなのだ。


 精神の事など私には分からない。

 けれど、それだけは何となく分かったから、私は彼が自分を傷つけない限りは黙って見ているようにした。

 暴れても、自分の体を傷つけない限りは、側で見ていた。


 嫌だ。

 やめて。

 来るな。

 触るな。

 助けて。

 殺せ。


 彼の叫びで良く聞こえた言葉。

 本当に叫びたかった時に叫べなかった幾つもの思い。


 彼は他の寵姫達とは違い、大切な者が地下牢に囚われていなかった少数組だったという。

 しかし彼の場合は最初から一人だったのではなく、彼を捕える時に家族が抵抗した為に、苛立った兵士に殺されてしまったのだと、他の元寵姫から聞いた。


 彼はそうして一人茫然自失のまま後宮に拉致された。

 その後、悲しみにくれる間もなく仇に陵辱され続けた日々。

 特に王は、彼の家族を殺した相手に彼を陵辱させるのが好みだったという。


 そうして、何度も何度も彼は穢され、遂には精神を病んでしまった。


 大切な誰かが居ればまだ違ったかもしれないと誰かが言った。

 けれど、大切な誰かが居たからといって、全てが全て耐えられたわけではないと思う。


 守るべきものがあっても苦しいものは苦しい。


 私もそうだった。

 家族がまだ生きていた時も、この内向的な性格は全然治らなくて、ずっとずっと苦しんできた。

 仕事にも満足につけなかった。


 だからなのか。

 私は、彼の世話をし続けた。


 彼は私の名前さえ知らず、いつも暴れられて殴られたけれど、それでも側から離れなかった。


 暴れてもいいんだ。

 泣いても、騒いでも、どんなに喚いてもいいから。


 全部はき出して。

 あの時言えなかった事を、出来なかった事を。


 そして……ようやく安らぎを得て生活を取り戻し始めた他の寵姫達のように、幸せを感じられる日が来ればいいのに。


 こんなに駄目駄目な私でも、色々あったけど今はなんとか暮らしていけているし。


 だから、はき出して。

 はき出せなかったら、それまで待つから。

 別の事をしてもいいし、ただ黙って待つのでもいい。


 幸いなことに私には時間がある。

 恋人も家族もないし、将来の結婚の予定もないから、ずっと側にいる事が出来る。


 だから、あと数百年は軽く待てるし、それ以上でもいい。


 傷がいつ癒えるかなんて分からない。

 この先ずっと癒えないかもしれないし、突然治っているかもしれない。


 全然分からない。

 でも、側に居る事は出来るから。


 彼の拳が私の頬を打った。

 痛みによろめく中で、私は彼の手を掴む。


「いいよ、はき出して」


 そして静かになったら、ぎゅっと抱きしめる。

 ここに居るから、大丈夫だから。

 此処は安全、此処は安心。


 絶対に、一人にしない。

 絶対に、見捨てない。


 そうやって、側に居た。

 ずっと、ずっと。


 彼の側に居た。


 そしてまた年月が過ぎていき 凪国に来てから十年目――彼は、失っていた自分を取り戻していった。


 もう、他人の助けを借りず、全て自分で行なう。

 その後、更に時間をかけながら他の元寵姫達から猛特訓を受けて、彼は王宮仕えに必要な勉強と武術を学んでいった。

 そうして、祖国が滅んで二十年目その日、見事に凪国王宮の文官として勤め始めた。


 その時の笑顔に、私はようやくほっとため息をついた。


 自分の力で、自分の意思で進み出した彼。

 これで、ようやく彼も幸せを掴みに行ける。


 きっと彼ならば、沢山の幸せを掴みに行ける――そんな事を思いながら、私は本来の図書館司書の仕事に戻った。



 筈なのに――彼が立ち直り働き出した十年目、突然私の所に彼がやってきた。



「結婚して。十年分の給料をつぎ込んだ指輪も持ってきたから」


 ちょっと待て。

 お前働いてから十年しか経ってないのに、十年分の給料をつぎ込んだらすっからかんだろう――な~んて、思わず突っ込んだ。


 しかし、そんな私の突っ込みは笑顔で封じられた。

 何でも、それ以外に色々と違う仕事を行い手当を貰っていたらしいし、何よりも賞与に関しては殆ど手つかずに残っているという。


 それで一体どうやって生活していたのかと気になるが、やろうと思えば少ないお金でも何とかなると言い切った彼に少しだけ胸がときめいたのは内緒だ。


 というか、結婚してってなんだ。

 お前まだ十代だろ。

 私はとっくに三十超えてるんだぞ。

 というか、私は三十×歳で――。


 うん、これは夢だ。

 というか、彼がからかっているだけだ。


 よし、逃げよう。


「待って! どうして逃げるんだよ!」


 どうしてもこうしても逃げるだろ。

 今では縁談が降るように来ている彼からのプロポーズ?

 いや、違う、これは悪夢、そう、悪い夢。

 それか何か悪いものでも彼が食べたのだろう。


 と、別に原因はどうでもいいけれど、私に被害が食らうのだけは避けなければ。


 彼の花嫁になりたい女性達やその家族達を敵に回したくなどない。

 それに、このぶくぶくに太った巨体に美女顔負けの美男子が告白するってどんな物語だ。

 お話の中だけで許されるセオリーだろう。


「ちょっ! 待ってって!」

「あ~、聞こえない聞こえない何にも聞こえないいいぃぃぃっ」


 確かに彼の面倒は見た。

 苦しい時に助けてくれた相手に恋してしまうというのは物語にも良くある。

 しかし、相手が私みたいにぶくぶくの巨体であればそんな事は起きるはずがない。



 だから、これは夢。

 というか、彼が精神的に疲れたが故の暴挙。



 という事で、私は逃げます。










 因みにその後の顛末は誰も知りたくないと思うけれど、とりあえず語っておきたいと思う。


 あれから毎日彼に追いかけ回されていたせいか、私はあれほど強固だった脂肪を落としダイエットに成功してしまった。


 健康眩しい標準体型となった私。

 ならばそれを与えてくれた彼と結婚したのかと言うと――。



「また逃げられたぁぁぁあっ」

「あ~、まだ追いかけっこしてるのか」

「柳様だって煌恋様の時は追いかけっこしてたと思いますが」

「れ、玲珠……」

「良いよね、二人は! 好きな相手と結婚出来て!」

「羨ましいだろ――って、怒るなよ! というか、難関な相手選んだのはお前だろ!」

「五月蠅いな! 難関とかどうでもいいんだよ! たまたま好きになった相手なんだもんっ」

「まあ、確かに好きになるよな。あれだけお前が暴れても騒いでも自傷行為に走っても側に居てくれた相手だし。しかもお前に殴られても耐えてくれてさ」

「確かに普通は居ないな……しかも、お前との追いかけっこでダイエットになって狙い出す奴らも増えて――ってしがみつくな首が絞まる!!」

「柳様って一言多いですよね……で、俺達はなにをすればいいんだ?」

「もちろん、捕獲手伝って」


 と、悪巧みする彼とその友人達である元寵姫達の手からなおも逃げ回り続けていた。



 やっぱり、綺麗な王子様は綺麗なお姫様と結婚。

 そんな物語のセオリーを望む私の望む立ち位置は




 村人A。





 だったりする。



 まあ、ね。

 いくら痩せても、長年培ってきた考えた方全てが変わるわけではないんですよね。

 以前に比べれば積極性は身については来たけれど。



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