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110話:別れの頁、旅立ちの駅舎

紙の作者との戦いは終わりを迎え、学園都市を覆っていた影もようやく払われた。

 だが、舞台の幕が下りると同時に、新たな幕が開く。

 マユとナナを待っていたのは、送り込んだ張本人――カザン・レーヴの姿だった。


 「ここでの任務は終わりだ。次は別の学園へ」


 告げられた言葉は冷酷でありながら、避けられぬ必然。

 エリナ、レオ――ともに戦い抜いた仲間との別れを残し、物語は新たな舞台へと進む。

森を抜ける風は冷たく、肌を刺すというより、頁をめくる指の感触に近かった。

 戦いを終えた俺たちはまだ歩き続けていた。歌い手の仮面は砕け散り、霧は晴れたはずなのに、森の奥から絶えず「視られている」気配が付きまとう。


 「……しつこいな」

 レオが短剣を回しながら呟いた。周囲を警戒する目は疲労に濁っている。

 「すでに歌い手は倒した。残っているのは……残響だけ」ナナが冷静に答えた。けれど声は硬い。銀糸の切れ端を指先で弄ぶ仕草が、張り詰めた空気を映していた。


 エリナは胸に紙束を抱き、視線を下げたまま歩いている。彼女の足取りは重い。

 「……仮面が言ってたこと、頭から離れない」

 「“作者は一人じゃない”ってやつか」俺が言うと、エリナは静かに頷いた。

 「私たちが守ってきた頁……全部、違う誰かの手が加わってるってことだよね」

 「そうだろうな」


 俺たちはその重みを噛みしめながら進む。森の奥へ近づくたび、木々の幹に刻まれた文字は増え、やがて幹の表面をびっしりと埋め尽くす。どの言葉も作者不明。誰かが、確かに書いた痕跡だけがある。



 やがて森が途切れ、開けた空間に出た。そこには巨大な紙の塔がそびえていた。

 塔は無数の紙束を積み上げてできており、その高さは空を覆い隠すほど。近づけば近づくほど、紙同士の擦れる音が耳を満たす。

 「これが……森の中心」ナナが息を呑む。

 「ここにすべての残滓が集まってるってことか」レオが短剣を握り直す。


 塔の表面には、幾重にも文字が走っていた。途中で書きかけのもの、消されかけたもの、矛盾する内容が無数に上書きされ、まるで生き物のようにうねっている。

 俺は無意識にラグナを構えた。

 「ここを片付けなきゃ、次には進めないな」


 塔は低く唸りを上げるように震え、隙間から紙片が剥がれ落ちていった。舞い落ちた紙片は地面に着く前に黒い影へ変じ、四肢を生やし、牙を剥く。


 「来るぞ!」俺は叫び、炎を走らせた。


 影は群れをなして迫ってきた。ひとつひとつは脆いが、数が異常に多い。

 レオが前に出て短剣を閃かせ、ナナの糸が空を網のように覆う。エリナは後ろで震える手を必死に落ち着け、紙束を開いた。


 『影は燃える』

 白紙に走らせた彼女の文字は、力を持って現実に反映される。群がる影は炎に包まれ、灰となって散った。


 「よくやった!」俺は声を飛ばす。

 エリナは小さく頷き、次の頁をめくった。だが塔からは新たな紙片が際限なく剥がれ落ちてくる。


 「キリがない……!」レオが叫ぶ。

 「塔そのものを止めないと!」ナナが叫び返す。



 俺は塔を見上げた。無数の紙が重なり、渦を巻くように動いている。

 「根っこを焼く」

 そう決めると、俺はラグナに炎を集中させた。刃先が赤く灼け、周囲の空気が震える。


 エリナが俺の前に立ち、紙束を差し出した。

 「私も書く。塔が燃える“未来”を」

 「できるか?」

 「やる。私も“書き手”のひとりだから」


 その瞳には、迷いがなかった。


 エリナが紙に記した。

 『塔は燃え尽きる』


 その文字が白い光となり、塔の下部を照らした。俺は同時にラグナを振り下ろし、炎を解き放つ。

 光と炎が重なり、塔の紙は一気に燃え広がった。


 「……っ!」

 塔全体が叫び声を上げるかのように震え、膨大な紙片が宙に舞った。黒い影は次々に燃え尽き、森全体に灰が降り注ぐ。


 やがて炎は塔の頂上まで駆け上がり、最後の紙束を飲み込んだ。

 轟音と共に塔は崩れ落ち、広場全体に白い灰が降り積もる。


 沈黙が訪れた。



 「……終わったのか」レオが短く言う。

 ナナは糸を収め、灰を指先でつまんだ。すぐに溶けるように消えた。

 「もう影は戻らない。この頁は閉じられた」


 エリナは紙束を胸に抱き、深く息をついた。

 「……怖かった。でも、書けた」

 「お前が書いたから、終われたんだ」俺は笑みを浮かべた。


 その時、灰の中から一枚だけ白紙の頁が舞い上がった。

 それは俺たちの前にふわりと落ち、地面にすとんと収まる。

 『次の頁へ進め』


 無機質な一文がそこに記されていた。


 俺たちは互いに目を合わせ、頷いた。

 「紙の作者編は……これで幕だな」

 そう口にした時、森の出口に裂け目の光が現れた。


 俺たちは灰を踏みしめ、光の中へ進んでいった。

光の裂け目を越えた先は、静まり返った白い空間だった。

 上下も地平も曖昧で、足元だけがかろうじて「床」であると理解できる程度の平面。風もなく、温度もない。感覚がすべて曖昧になり、俺の呼吸の音だけが強調される。


 「……どこだ、ここは」

 レオが短剣を握り、身構える。彼の声はやけに響き、すぐに遠くで反響した。

 ナナは銀糸を展開しようとしたが、糸が空間に馴染まず、消えていった。

 「……感覚そのものが遮断されてる。普通の場所じゃない」


 エリナは胸の紙束を抱き締め、怯えるでもなく、不思議そうに周囲を見渡していた。

 「ここ……名前がない」

 「名前がない?」俺は問い返す。

 「そう。頁じゃない。まだ“物語”として形になってない場所」


 その時、頭上に亀裂が走った。

 音もなく空間が割れ、そこから白い仮面が覗く。あの「虚構の作者」だ。

 仮面は無表情のまま、口の形だけがわずかに動いた。


 「……来たな、護り手たち」


 声は直接、脳に響いた。

 俺はラグナを構え、にらみ返す。

 「もう終わりだ。お前の頁は燃やし尽くした」

 仮面は静かに首を振った。

 「頁はただの表層。物語はまだ、無数に続いている。私こそが――」


 その言葉は最後まで続かなかった。

 エリナが一歩前に出て、紙束を開いたからだ。彼女の声ははっきりしていた。

 「いいえ。あなたは“作者”なんかじゃない。……ただの“書き手の残滓”。私たちに見せかけられた幻」


 仮面の目孔がわずかに揺らいだ。

 「残滓……だと?」

 「そう。あなたは無数の“誰か”が書き捨てた断片を寄せ集めて形になった、影にすぎない」


 エリナの言葉が終わると同時に、仮面の背後から黒い墨のような液体が溢れ出した。

 それは人の形にまとまり、いくつもの腕や脚を持つ異形の巨体となって俺たちを覆う。


 「ならば……残滓として、力ずくで証明しよう」


 仮面の声が響くと同時に、墨の巨体が襲いかかってきた。



 「来るぞ!」

 俺はラグナを振るい、炎で前方を焼き払う。だが巨体は燃えることを恐れず、次々に腕を伸ばしてきた。

 レオが駆け出し、短剣で腕を切り落とす。しかし切断面からは新たな腕が生まれる。

 「キリがない!」


 ナナは銀糸を必死に張り巡らせるが、糸が墨に触れるたびにじゅっと音を立てて消えていく。

 「糸が……喰われる!」


 エリナは震える手で紙束を開き、必死に文字を書き込む。

 『墨は乾く』

 その瞬間、巨体の一部が硬化し、動きを止めた。

 「効いた……! でも時間が短い!」


 「十分だ!」俺は炎を集中させ、硬化した部分を焼き斬った。

 巨体は低い咆哮を上げ、墨が飛び散る。だがその叫びの中、仮面の声が再び響いた。

 「私を否定するなら……お前たち自身の物語も消えるぞ」


 「なら消えてみろ!」

 俺は吠えるように返し、炎を最大限まで高めた。ラグナの刃が白熱し、空間そのものを震わせる。


 そのとき、エリナが俺の隣に立った。

 彼女は白紙を一枚取り出し、震えを抑えてペンを走らせる。

 『虚構の作者は消える』


 書き終えた瞬間、紙は光を放ち、墨の巨体を貫いた。

 仮面が苦しげに揺れ、叫び声が空間に木霊する。


 「……おのれ……おのれ……」


 レオが最後の力を振り絞って巨体の膝を斬り、ナナが銀糸でその動きを縛る。

 俺はラグナを振り下ろし、炎を仮面に叩きつけた。


 「終われ――!」


 炎が仮面を包み込み、音もなく砕け散った。墨の巨体も同時に崩れ、霧散する。



 白い空間は静けさを取り戻した。

 足元に残ったのは、一枚の白紙だけ。そこには黒い文字が浮かんでいた。


 『物語の外に、さらに外がある』


 俺たちは無言でそれを見つめた。

 エリナが紙を拾い、胸に抱き締める。

 「……これで、虚構の作者は終わった。けど……外がある」


 ナナが深く息を吐き、冷静に告げる。

 「つまり、“本当の黒幕”はさらに外側にいる。……ここまでの敵は全部、入り口に過ぎなかった」


 レオが短剣を収め、苦笑する。

 「ようやくはっきりしたな。遊んでる暇はない」


 俺はラグナを納め、仲間を見渡した。

 「作者編はこれで幕だ。次は――物語の外、その正体に踏み込む」


 その瞬間、空間の天井に新たな裂け目が開き、眩い光が降り注いだ。

 俺たちは互いに頷き合い、その光へ足を踏み出した。


 虚構の作者は消え去り、白紙の頁が風に舞った。

 新たな物語が、俺たちを待っている。

講堂は静まり返っていた。


 崩れた壁の隙間から差し込む夕陽は灰色に濁り、光の粒が漂う塵を金色に染め上げている。

 長い戦いの残滓がまだ空気に残っているのか、呼吸をするたびに喉の奥に鉄錆の味が広がった。


 足音が板張りの床に響く。

 ナナが隣に立ち、銀糸を巻き取った指先を静かに下ろす。

 その視線の先、舞台袖の影に一人の男が佇んでいた。


 黒い外套。

 片目に埋め込まれた義眼が、薄明かりを受けて冷たく光る。


「……来たか」


 低い声。乾いた調子は昔と変わらない。

 カザン・レーヴ。


 この学園都市に送り込まれたあの日から、俺とナナの背後には常にこの男の影があった。

 監察官見習いという肩書きも、偽造した身分証も、全部こいつの手配だった。


「派手にやってくれたな」

 カザンは義眼を細める。

「校舎が半分使い物にならん。報告書にどう書くつもりだ?」


「お前が考えろよ」

 俺は肩をすくめた。

「俺たちは舞台を片づけただけだ」


 短い沈黙。

 カザンは鼻で笑い、片手をポケットに突っ込んだまま言う。


「次の任務だ。転校する」


 唐突な言葉に胸の奥が跳ねた。

 だが驚きは長く続かない。

 こうなることは、どこかで分かっていた。


「……行き先は?」

「オルディナ学園都市。表向きは名門校だが、裏では軍事施設だ」

「潜入任務、ってわけか」

「察しがいいな」


 カザンはそれ以上は語らない。必要なことだけを告げ、あとはこちらに選ばせる――それが彼のやり方だった。


 返事をする前に、背後から駆け寄る足音がした。


「マユ!」


 振り返ると、埃に汚れた制服姿のエリナとレオが立っていた。

 二人とも息を切らせ、必死にこちらを見ている。


「転校って……本当なの?」

 エリナの声は震えていた。

 胸に抱いた紙束が微かに揺れ、まだ彼女の鼓動と同じリズムで震えている。


「ああ」

 俺は静かに頷いた。

「ここでの役割は終わった。次は別の場所だ」


 レオが苦い笑みを浮かべる。

「お前らしいな。じっとしていられない」


「レオ……」

 エリナが小さくつぶやく。

 彼女の瞳は濡れていた。

「私たちも行けないの?」


「お前たちはここに残れ」

 俺は言い切った。

「学生として生きろ。それが一番だ」


 言葉を飲み込むように、エリナは唇を噛んだ。

 レオが彼女の肩に手を置き、ゆっくり首を振る。

「分かった。……お前は行け。俺たちはここで待つ」


 その声には、悔しさと安堵が入り混じっていた。

 エリナは泣き笑いのような顔をして、紙束を胸に抱き締める。


「必ず……帰ってきて」


 その願いに、俺は言葉を返せなかった。

 ただ小さく頷き、二人に背を向ける。


 カザンが歩き出す。

 義眼の光が、夕暮れの講堂を切り裂くように淡く揺れる。


 ナナは無言で俺の隣に並び、銀糸を腰に絡め直した。

「……次の舞台へ」


 その声は囁きのようであり、同時に未来への合図のように響いた。


 俺は振り返らなかった。

 背後で二人の影が遠ざかっていくのを感じながら、カザンの後を追った。


 灰色の光が講堂を包み込み、やがて俺たちの足音だけが残った。

夜が落ちるのは、あっけないものだった。


 学園の屋根を覆っていた煙は、次第に風に散らされていき、月の輪郭が顔を出す。

 昼間は崩壊と混乱に塗り潰されていた校舎が、月光に照らされるとまるで別の廃墟に変わったようだった。


 俺とナナは寮の前に立っていた。荷物と呼べるものはほとんどない。剣と、糸と、そしてそれぞれの身体だけだ。


 カザンは少し離れた場所に立ち、ポケットに手を突っ込んだまま夜空を仰いでいた。

 義眼に反射する月光は、冷たく、乾いた光だった。


「……行くのか」


 背後から声がして、振り返る。

 そこにエリナとレオがいた。


 エリナは制服のまま、胸に抱えた紙束をぎゅっと握りしめている。

 レオはいつもより落ち着いた表情で、腰に下げた短剣を軽く叩いていた。


「言っただろ」

 俺は小さく笑った。

「ここに俺の居場所はない。次は別の学園だ」


 エリナは顔を俯け、長い睫毛が震える。

 その震えが涙を隠そうとしていることは、見なくても分かった。


「……また、危ないことをしに行くんだね」

「そうだな」

「どうして、そこまで」


 問いは、切実だった。

 だが答えは、もうとっくに決まっている。


「誰かがやらなきゃならない」

 俺は短く言った。

「俺には、それができる」


 その瞬間、エリナは唇を噛みしめて視線を逸らした。

 小さく震える肩に、レオが手を置く。


「……お前は、そういうやつだ」

 レオの声は静かで、それでいて重みがあった。

「だったらもう止めない。ただし――帰ってきたら一発殴らせろ」


 俺は苦笑し、肩を竦めた。

「殴られるぐらいなら、帰ってきてやる価値はあるな」


 エリナが顔を上げた。

 月光に濡れた瞳が、まっすぐ俺を射抜く。


「必ず……生きて」

 震えを押し殺した声が、夜の空気を貫いた。


「分かった」

 俺は短く返す。約束でも誓いでもない。ただ、言葉にした。


 それで十分だと思った。


 ナナが隣で静かに息をついた。

 「……時間よ」


 俺は二人に背を向ける。

 背後で、エリナが何かを言いかけた気配がしたが、結局声にはならなかった。

 その代わりに、足音が二歩、三歩と追ってきて――エリナが紙束の一枚を差し出した。


「これを……持っていって」


 震える指から受け取ったのは、真っ白な頁だった。

 何も書かれていない、可能性だけの白。


「あなたの物語に、続きがあるように」


 エリナの言葉に、俺は一瞬だけ息を止めた。

 そして、ゆっくりと頷いた。


「ありがとう」


 それ以上、言葉は要らなかった。


 レオが笑い、肩を叩く。

「行け」


 その声に背を押されるように、俺とナナは歩き出した。


 カザンが待っている。

 義眼の光が、俺たちを導くようにわずかに瞬いた。


「情に流されるなよ」

 カザンが低く言う。

「潜入は芝居だ。舞台に心を残すと、すぐに足を掬われる」


「分かってる」

 俺は答えた。

 だが胸の奥で、エリナとレオの顔が消えることはなかった。


 ――それでいい。


 夜の門をくぐると、風が冷たく頬を撫でた。

 街灯の明かりはほとんど失われ、瓦礫に残る影だけが道を示していた。


 ナナが肩を並べる。

「……次は、どんな舞台かしらね」

「知らないさ。けど、俺たちが書く」


 言葉は吐息のように夜に溶けた。


 遠くで鐘が鳴った。

 その音が、学園都市における最後の合図のように響く。


 俺たちは振り返らなかった。

 背後には、まだ見送る影があったかもしれない。

 けれど振り返らずに歩くことこそが、別れを本物にするのだと思った。


 やがて街を抜けると、丘の上に古い駅舎が見えた。

 人気はなく、ただ風が看板を揺らしている。


 カザンが足を止め、義眼をこちらに向けた。

「ここから先は、お前たちの任務だ」

「導きはしないのか?」

「導いたら、芝居にならん」


 短い返事。

 それで全てを切り捨てるように、カザンは背を向けた。

 黒い外套が闇に溶け、足音だけを残して消えていく。


 俺とナナはしばらく黙って立っていた。

 そして互いに視線を交わし、小さく笑った。


「転校か」

「ええ。偽の肩書きに、本物の物語を混ぜる……悪くない」


 列車の汽笛が遠くで響いた。

 音は澄んでいて、冷たい夜空を震わせる。


 俺はポケットからエリナに渡された白紙を取り出し、月明かりに翳した。

 そこにはまだ何も書かれていない。

 けれど、それが未来を示しているように思えた。


「行こう」

 俺はそう言って歩き出した。


 夜風が白紙を揺らし、新しい頁の始まりを告げていた。

第110話で、ひとつの章に区切りを打ちました。

 エリナとレオとの別れは苦く、それでいて静かな温かさを持つ場面になったと思います。

 彼らが学生として残ることで、この舞台は確かに「学園編」として閉じられました。


 そして次は、オルディナ学園都市編。

 より複雑に、より深い陰謀が渦巻く新しい舞台が待っています。

 白紙の頁をどう書き込むのか――それはマユとナナ、そしてあなた(読者)の想像力に委ねられています。


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。


 物語を続けていくうえで、皆さまの応援が何よりの力になります。

 ポイントを入れていただけたり、ブックマークしていただけると、とても励みになります。


 また、感想やレビューで感じたことを伝えていただければ、物語をさらに磨く糧になります。

 一言でも大歓迎です。


 どうかマユたちの物語を、これからも見守っていただければ幸いです。

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