元カノと俺
俺はF112のためにも、もっと強くならなくなりたいと思い雑魚怪人との訓練を励んだ。
「ショウさん無理っす。もう走れないっすよ」
「お前ら!訓令程度でこんな弱腰でどうする?もっと思いっきり走れ!!」
日ごろの努力も認められ俺は雑魚怪人部隊リーダまで昇進していた。
「あらら最近やけに鬼教官になってきたんじゃない。一番あなたが、そういうタイプ嫌いだと思ってたのに以外ね」
サナは走り込み訓練に飲み物の差し入れを持ってくる
「センキュ~サナあぁ疲れた・・でもなあいつらのためだ、いざってときの逃げれる体力ぐらいないと、またサイコパスな冒険者の餌食にしかなんからな」
「サナ様まじで天使っす」
「いいっすよねショウさんはサナさんみたいな美人の彼女いて」
「ひゅ~ひゅ~アツアツカップルっす」
「なっバカなこと言わないで!ショウなんかと付き合うわけないでしょ!元カレなだけ」
珍しく乙女なサナは顔を両手で隠し顔を照れてるようににやけているように見えた
「なにお前照れてるんだ?今夜辺り来てもいいのか?」
「バカ死ねショウ!!冗談でもほどほどしとけっ!!」
するとまるで王女様みたいに雑魚怪人の囲み敬礼してリリムが堂々と真ん中を歩く
「あららここの小さなお姫様行進が始まったわね~」
「あぁ…ますます傲慢な、性格なってきてるような~」
リリムはほほえみながらこっちへ見た瞬間、急に走りこんで、サナと俺の間を両手サナの腰抑えながら睨みつける
「サナ!!ショウにベタベタしないで!!」
「えっなに?なんなの!!」
「なんかダメなのそれ!」
俺は突然のリリムの割り込みに戸惑う
「えっわたしたち話してるだけなんだけど」
「イライラするの!!それって」
「あらら小さな、お姫様嫉妬ってとこかしらね」
「なあリリムよ。俺はサナと普通に話してただけなのさ、それを邪魔者みたいに扱うのやめようぜ。君のお姉さんみたいな人だろ」
リリムはサナをじっとみたが、なぜか許し切ってないようだった
「ショウ抱っこして」
「なあリリム君そろそろ抱っことか卒業しないか?」
「だめ」と言いながらジャンプして俺はつい反射的に彼女を抱っこした。するとリリムはサナの顔何度もチラ見してくる攻撃仕掛ける
「あらら・う・ら・や・ま・しいわね~」
とカタゴトにサナ言いジト目で俺を見つめた
「なあサナに変わってやってくれよ」
「だめよだってショウいいのよ、ご指名なわけよわかる?」
「でしたら吾輩G353が」
「いえH221」
「キー」
「キキっ」
「あぁほらリリムほら見ろよお前の子分までうるさいだろ」
「だめ!!今だけなんだもん」
そういいリリムはぎゅっと抱きしめる。その時確かにと俺も思った、今だけしかできない幼い感覚だからそこできる行為なのかもしれないきっとそのうち・・あっちいけよとか・・話しかけるなとか・・・
「あぁ…リリムずっと甘えん坊な感じで育ってくれよ~」
「親ばか!それは無理な事ね~確実にパパ離れってくるのよ」
「いや~俺育て親みたいなもんでしょ~例外にならないのか」
「精神年齢7歳なったらすぐあっちいけ!でしょこのパターン」
「あぁ俺が、一番気にしてるのに」
「なんか飽きた」
急に抱っこをやめてぱっと降りるリリムは雑魚怪人と戯れてどこかまた行ってしまった。
「ほらそろそろ飽き始めたでしょ?あ~あでも、わたしも久々抱っことかされてみたいかもな~」
サナは上目遣いで俺を見つめた時、俺はそっと彼女背後に回り背中を支えてお尻を触った。
「きゃっ」
「サナいくぞ」
「なっなんで、お姫様抱っこな訳」
「いやお前の高身長なの自覚してるのかよ」
俺は、左手を傾けると、俺の胸元に仰向けにびっくりしたサナの顔覗き込んだ。髪の毛が緩やかに動き花と果汁の甘酸っぱいい匂いを感じた
「やっぱだめ・・・ショウやめて恥ずかしい」
「お前が挑発したんだろ!!」
「だめよこんなとこ、あの子見られたら・・」
「なんだよ、お前男遊びで、慣れてると思ったら、こんなんでドキドキしてるの」
「うっうるさい最近は、忙しかったし、仕事一直線な人生だったの・・あんたこそこんなことばっかり女の子にちょっかいばっかりしてたんでしょ・・」
「さてどうかな・・・俺がもし、女遊び慣れしたらこの後どうなるのかな?」
「ばばっかやめてへんな冗談ばっかり言うだから」
二人はしばらく見つめ合ったなんとも言えない間の時間そのまま流れた
するとリリム怪人のコールが聞こえて、あわてて
「きゃっいたあたたあ…アアッハッハュ…バカみたい久々笑ったわ…なんでうちらこんなことしてるの??・・もう今度ここまでやったら怒るからね」
急にリリム達が通り真面目に戻るサナだった。