表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その温かな手を離す日は近い  作者: キムラましゅろう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/26

プロローグ ハルさんが好き

新作です。

夜に投稿を始めようと思いましたが、まずはプロローグから。


よろしくお願いします!



ハルさんが好き。


大好き。


まずお顔が好き。

ハルさんは万人受けする美青年ではないけれど、すっきりとした端正な顔立ちをしているの。


そして髪が好き。

黒に近い濃紺の艶々でサラサラな髪。

前髪の長さも襟足も、丁度いい長さなのがこれまた好き。

(わたしがわたし好みに散髪してるから当たり前だけど)


低めで落ち着いた声も好き。

あの声で「ミルル」と呼ばれると、体の芯から蕩けてふにゃりとなるの。


それから背が高いところや魔術師資格を持ってるところや力持ちなところが好き。


優しくて穏やかで思いやりがあって、真面目で誠実でひょうきんで可愛い。

そんな性格が大好き。


あと瞳ね。

あの澄んだ深緑の瞳で見つめられると恥ずかしさと嬉しさでもじもじしてしまうわ。


でも……やっぱり一番好きなのは手。


大きくてちょっと硬めで、指が長くて温かい。


そう、その温かな手が何よりも好きなの。


いつもわたしの手をすっぽりと優しく包み込んでくれる、

ハルさんのその温かな手が本当に大好き。


もう涙が出てくるくらい。


いずれはこの温かな手を離さなくてはならないと分かっているから余計に泣けてくる。


でももう少し。


もう少しだけこの温かな手をわたしに貸していて下さい。



そうしたら一人で歩いてゆけるから。


少し引き摺るような歩き方でも関係ない。

力強く歩いてゆけるから。



ハルさんが人生をやり直して本当に好きな人と一緒になれる、

そう出来るようにするから……


だから、


だからもう少しだけ、わたしの手を握っていて。



ハルさん、



可哀想なわたしの旦那さま。



でもわたしはハルさんが好き。



大好き。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ