告
見つけてくれてありがとうございます。
一話と比べて呼んでください。
きっと、心を揺さぶれると思います。
それでは、
この物語が貴方の心を打つと信じて。
「――」
窓の外は急に青い雨が降り始めて、教室は賑やかになった。
だけど大丈夫、だって、もう心は決まってる。
「あの、さ……。私――」
「うん」
ここに来て、言葉がワンテンポ遅れて感情についてくる。
「だから……、その」
恥ずかしくなってきた。
「あなたといると楽しいんです」
赤くなった頬を掻く。
「あなたと一緒に居たいんです。その、……貴方の話が好きでした」
視線がガツンとぶつかる。
「努力家な貴方が好きでした」
繋ぎ目もなく言葉が出てくる。
「頑張り屋さんなあなたが好きでした」
視線が合わない。
「あなたの笑顔が好きでした」
お願い、そんな困った風に笑わないで。だって……。
「あなたの優しそうな顔が好きだから」
「ありがとう」
急な言葉に驚いた、だから多分、音が漏れてしまった。
「あなたのことを好きになりました」
砂は落ちずに止まっている。しかし、急に逃げ出すように動き出す。
窓の外は真っ白で、そして教室も痛いほど静かだった。
これにて、完結です。
二話とも、貴方の思いで終わり方が変わります。
ドキドキする時、ワクワクするとき、哀しいとき、死にたい時、是非読み返してみてください。
きっと、新しく貴方の心を揺らしてくれます。
最後に、貴方がどう感じたか、どう思ったのかを教えてください。
勿論、アドバイスや、こんな物語を書いて欲しいという意見でも構いません。できる限り早く書くことをお約束します。
それでは、
この物語が貴方の心を打ったと信じて。