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見つけてくれてありがとうございます。
8時ごろに続きを上げますので、続きも見ることをお勧めします。2章とセットで、楽しんでください。
この物語が貴方の心の扉を打つことを願って。
悠公 掴揺
窓の外は真っ白で、そして教室も痛いほど静かだった。
砂は落ちずに止まっている。しかし、急に逃げ出すように動き出す。
「あなたのことを好きになりました」
急な言葉に驚いた、だから多分、音が漏れてしまった。
「ありがとう」
「あなたの優しそうな顔が好きだから」
お願い、そんな困った風に笑わないで。だって……。
「あなたの笑顔が好きでした」
視線が合わない。
「頑張り屋さんなあなたが好きでした」
繋ぎ目もなく言葉が出てくる
「努力家な貴方が好きでした」
視線がガツンとぶつかる。
「あなたと一緒に居たいんです。その、……貴方の話が好きでした」
赤くなった頬を掻く。
「あなたといると楽しいんです」
恥ずかしくなってきた。
「だから……、その」
ここに来て、言葉がワンテンポ遅れて感情についてくる。
「うん」
「あの、さ……。私――」
だけど大丈夫、だって、もう心は決まってる。
窓の外は急に青い雨が降り始めて、教室は賑やかになった。
「――」
どうだったでしょうか?
ドキドキ、キュンキュンして頂けたでしょうか?
後編を本日の午前八時ごろに掲載します。後編とペアで初めて意味がある文になるので是非読んでください。
貴方が今、思っていること、感想を送ってくれるととても嬉しいです。
それでは、この物語が貴方の心の扉を打ったことを願って。
悠公 掴揺