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砂の一族

どうしようかとおもっているとドラゴンみたいな生き物がすり寄って来た。なんだすごく怖いイメージだっだがなんだか可愛く思えてきたので頭を撫でてやると尻尾をすごくふっていた。

「カンナが知らない人にこんなに懐くなんて」と驚いていた。すごく人懐っこいかんじだったので誰に対してもこんな感じなのかとおもっていたがそうではないらしい。

そういえばこの生き物はなにかと聞いてみると

「カンナはドラゴンの子供だ。」と少女は教えてくれた。なんだやっぱりドラゴンかとなんだかいろんなことがありすぎて驚きはなかった。それにこんなにすり寄ってこられたら可愛く思えても仕方がないなとおもう。


「そうだ!おまえこれからどこでねるんだ?」と聞いてくる少女になんだかこの年の子にお前と言われるのが違和感があったためとりあえず自己紹介をしようとおもった。


「とりあえず自己紹介をしないかい?僕は波切慎二というんだ。お嬢ちゃんはなんていうのかな?」と聞くと


「私はリンっていうんだ。この子はカンナだ。」と答えてくれた。どうやらこの世界では苗字という概念はないみたいだ。そんなことを考えているとリンはきいてきた。

「それでシンジはどこか行くあてがあるのか?」とさっきの質問をきいてきた。


「行くとこはないよ」と答えるとそれじゃあとりあえず私の家に来たらいいといってくれた。そんなに知らない人が行っても大丈夫なのかい?それにご両親はどこの誰だかわからない人を連れて行ったら驚くんじゃないかもきいたらリンいわくドラゴンがすぐに懐く人はいい心の持ち主だから大丈夫らしい。

それにリンはこうもいっていた。親はずっと昔に死んだから今は一人暮らしで心配することはないと。


僕は要らないことを聞いたなとおもっているとリンは親はいないけど村のみんなが優しくしてくれるから平気だと僕の心を読んだかのように安心させることをいった。


こんなに小さい子に気を使わせるとはダメだな僕はと思っていると同時にしっかりとしているなとおもう。


「じゃあリンの家にやっかいにならせてもらってもいい?」と聞くと当然大丈夫だと答えてくれた。


リンの住んでいる村に向かっている途中にこの辺のことをきいていた。この辺にはずっと砂漠続きで違う村に行くのは相当な時間を要するらしい。僕がよくあそこに行き着いたといわれた。よく村をでていって帰ってこれないことがあり道に迷ってそのまま死んでしまうなんてこともあるらしい。

あとはこの世界はドラゴンがほかにいるのかとも聞いたらいっぱいいるが人とこんなに一緒にいるカンナはレアらしい。


リンとカンナの出会いはリンがたまたま生まれたばかりのカンナがいてそのそばにカンナ親ドラゴンが死んでいたらしく可哀想だと思ったリンはカンナを家に連れ帰ったらしい。

村のみんなにも懐いているのかと聞くと村のみんなには悪さはしないけど威嚇して近づかないらしい。だから僕にすぐ懐いたカンナを見ておどろいたらしい。


そんなことを聞いているとリンの村にたどり着いていた。村に入り村人はなんだか注目されていた。そりゃあそうだろうなとおもう。いきなり知らない人が村に入っていてしかも奇怪な服装ときたもんだ。この村の人々は民族っぽいいでたちのため僕みたいなスーツはめだっていた。


村の雰囲気は住宅は石で作られた家だった。どうも文明は僕が住んでいた日本よりかなり劣りそうな感じだった。もう夜のため人はあまり出ていなかったためにどれだけの人が村にいるか活気があるかはわからなった。


「ここが村長の家だ!」と最初にリンは村長のうちに連れて来てくれた。まあ最初に村長に話を通しておいた方がいいんだろうな。とおもっているとリンがじっちゃんお客だぞ!とドアを叩きながらよんでいた。


ドアが開きどんな人がでてくるか緊張していたが出てきた人は人が良さそうな優しげなおじいちゃんだった。


なんだリン。こんな時間にお客じゃと?と村長がいいながら僕をみて「これは珍しい人を連れてきたな」といい家の中に招き入れてくれた。


ちょうどご飯の時間だったらしいことで村長さんが腹が減っておるじゃろう。食べていきなさいとご馳走してくれた。この世界のご飯は正直日本で食べていたご飯とは全然違い民族料理的な感じのため味も初めて食べた感じだった。でも、正直食べれるだけありがたかった。この世界にくる前は最後に食べたのが昼ご飯だったためおなかがすごくすいていた。飛ばされてからも何かないかと探しもって歩いてはいたんだが砂ばっかりのため諦めてはいた。


ご飯をいただき村長とはなしていた。

リンはお腹がいっぱいになったのかぐっすり眠っていた。カンナもリンのそばでねていた。どうも村長もカンナに懐かれているようでご飯をせびられていた。


「ではお客人はどこからきたんじゃ?」と村長に聞かれてリンに話したことをそのまま村長にも説明した。


「それはそれはめずらしい。わしも初めて出会ったよ。迷いびとに。」リンの話を思い出して何百年に現れると言っていたので村長が出会ってなくても驚きはなかった。でもとりあえず迷いびとについてはリンより詳しいだろうから詳しくきいた。


1番気になることをとりあえず聞いてみた。

「村長さん。僕はもとの世界に帰れるんですか?帰り方をしっていますか?」ときいた。


「すまぬのぅ。帰り方はしらぬ。だが聞いた逸話じゃと昔訪れた迷いびとは元の世界に帰って行ったというふうには聞いたことがある。」どうやって帰って行ったかまでは昔のことすぎて村長もしらなかったらしい。でも帰れないというよりはそういう逸話があり可能性があったほうがうれしいものだ。


まあ今日明日でどうにかなるものでもないじゃろうからこの村に住みながら帰り方を探していったらいいともいってくれてワシたちも何かわかったら教えてくれるとも村長が言ってくれた。とりあえず今日はワシの家に泊まっていきなさい。リンもここで寝かすらしいので村長の言葉にあまえることにした。


いきなり知らない土地にきて焦りもあったが僕はまだつきがないわけではないらしい。こんなに知らない土地の人間を村に置いてくれるっていうんだからラッキーとおもったほうがいいだろう。まあこれからは帰り方を考えないといけないだろうけど。とりあえずゆっくりできてねれるのだからゆっくり今日は休ませてもらうとしよう。

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