ファウルアーツ
美しき雲の上の快晴の光景・・・・・
カミタテを翼の様に・・・・・
盾に・・・・・
「上手くいけば」
「空から宙に」
「出た所でどうするとも思うが」
思い出すだけでゾッとする・・・・
黒い爪長手長・・・・・
警告が脳裏に・・・・
「カミタテ・エクス・ガード」
翼も盾も使い・・・・
透明な膜を攻撃予測ポイントに展開・・・・・・
赤い粒子光線・・・・・
突き破らんとする強烈な念・・・・・
「カミタテ・エクス・ムーブ」
それを吸収し・・・・
落ちる・・・・
押され地へまっさかさま・・・・・
埋め尽くすように黒い赤い宝石盾共に・・・・・
爪翼の鯱の群れが・・・・・
鯱からの一撃・・・・・
フュージョンアタック・・・・・
シャーであったならば・・・・・
押しつぶされていたと思い・・・・・・
雲を貫き地に向かい・・・・・・
「念が意が逃がすまいと逃走不可」
「此のままでは地と縁で押しつぶされるが必定」
ふっと赤い光線から・・・・・
「念が意が」
「消えた」
「ならば」
横に移動し・・・・・
赤い光線は地に・・・・・・・
土煙が起き・・・・・
衝撃が・・・・・
「カミタテ・エクス・エア」
膜から・・・・・・
翼と盾に・・・・・
アシストにし・・・・
突き進むとは反発を受ける・・・・・
此れを転化させ・・・・・
推進に使い・・・・・
「思い付きだったが」
「ファウルアーツ」
わがままに飛行する・・・・・
感知されないように空に包まれ・・・・・
くうのように・・・・・
空に潜む様に・・・・
「敵もファウル」
「どうする」
それでも感知される・・・・・
我意を利用され押しつぶして来る・・・・・
打つ手は見えない・・・・・
「しかし」
「一興!」
泣いてうろたえ癇癪等無かったように・・・・・
俺はわがままに笑う・・・・・
お読み頂き有難う御座います。