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冒険職業を決めよう!

−第2章 転生した ら女になっていた!?−

うあ?ここ…異世界か!

やった!俺本当に異世界に来たんだ!

周りを見渡して確信した。どっからどう見ても、俺の想像してたTHE ・異世界の光景だ!

町には冒険者風の人達が歩いていて、馬車なんかも走っている。

俺が異世界の街に感動していると、後ろからヴァイリアの声が聞こえた。

「おっ やっと来たみたいだね」

「そのようですね」

「お、おおお前らもの凄く怖かったぞ!!」

俺は二人を見てさっきの殺され方について抗議した。

「いや〜ははは あれはノリっていゆーかなんとゆーか」

「おまっ、ふざけんじゃねー!あれめっちゃ怖かったんだ………ぞ?」

……うん?あれ?なんかおかしい。

違和感が……声おかしくね?女の人の声みたいになってね?

そして、

スカート……あれ?なんかスースーする……

俺はそっと自分の股間に手をやった……

「なぁああああああああああああ!!!!」

俺はたまらず叫んでしまった。

「うっるさいなー」

「うっるさいなーじゃねー!なんで俺、女になってんだ!」

今の俺はあったものが無くなって、無かったものがある状態だ。

「普通そーでしょ だって君の肉体は前世で無くなっちゃたんだから、ほら、あたしが出した紙に『キャラメーキング』ってあったでしょ?」

「えっ!!!!まじ……」

これは予想外の事態だ。

「まぁ、かわいらしいからじゃないですか……今だったら私のこと名前で呼んでくれても構いませんよ?なんなら、お姉ちゃんと呼んでくれても構いません」

ヴェティーナが目を輝かせて言ってくる。

こいつ!さっきまで気安く名前を呼ぶなっていってたくせに!!

俺は近くの公衆トイレで自分の姿を見た。(ちなみに女子トイレだ。)

……確かにめっちゃ可愛いな…年齢は前世の俺と同じくらいか?…いや!そうじゃなくて!!

「なぁ、コレってどうにかなんない?」

「うーん、たしかスキルポイント10ポイントぐらいで『擬態』ってスキルがあるけど、『旅人』って職業の人しか取れないスキルらしいけど」

お得!!……でも、

「えっ?なにそのザコそーな職業」

「もちろん、最弱職だよ」

ヴァイリアがニヤニヤしながら言ってくる。

……何こいつ!!ムカつくッッ!!

このままじゃ俺はお風呂入るときも、外でトイレをするときも、女湯、女子トイレに入る事になる。……それも悪くない気はするが俺の理性が保てそうにない。

「でも、最弱職にもメリットはあるよ。いろんな職業のスキルを覚えることができるし」

「でも威力や効果は劣りますが」

「旅人でしか取れないスキルもあるし」

「ほとんど役に立たないスキルです」

ヴァイリアが旅人の職業のメリットを言っているのに反して、ヴェティーナが間髪いれずにメリットを潰していく。

「なに?お前俺にこの姿でいろっていうの?」

「だって、そっちの方が可愛いじゃないですか〜」

…まあいい。それより確認したい事がいくつかある。

「なぁ、ここはなんていう町だ?」

「ここは『ガベラス』っていう町。それと早速ギルドに行って冒険者登録をしに行こー」

しばらく歩いてギルドの扉の前に着いた。

ーやばい!めっちゃテンション上がってきたっ!

「うっし!じゃあいくぞっ!」

俺はギルドの扉を勢いよく開いた。

「いらっしゃいませー。お食事ならこちらに、冒険者登録なら、あちらのカウンターでお待ちください」

ボインのお姉さんが愛想良く出迎えてくれた。

そしてカウンターで受付のお姉さんにはなしを掛ける。

「あのーすいません。冒険者登録をしたいんですが、いいですか」

「まあ!可愛いお嬢さん達ですね。冒険者登録ですね。こちらの魔道具に手を入れて下さい」

この姿だしお嬢さん扱いになるのも仕方ないよなぁ。俺から順に魔道具に手を入れる。すると、冒険者カードに俺の情報が記載されてされていく。

「ツキシマテイルさんですね。テイル様が今なれる職業は…!?すごいです!テイル様なら、上級職の『ジャッジマスター』『賢者』『ドラゴンナイト』、ほとんどの上級職になれますよ!」

ギルドのお姉さんがそういうと、ギルド中のに注目の的 となった。

…とても嬉しいが、ヴァイリアの話だと『擬態』が獲得できる職業が『旅人』しかないらしい。でも念のため聞いてみる。

「あの、『擬態』って『旅人』しか獲得できないんですか?

「はい。『擬態』は『旅人』にしか獲得できない職業です」

ギルドのお姉さんが、ヴァイリアとヴェティーナの冒険者カードを確認する。すると再び歓声が上がた。歓声を向けられてるところに視線を向けると。

「すごいですよ!?そちらのお二人もほとんどの上級職になれますよ!」

ヴァイリアがドヤ顔を外野の連中に向け。

「まあまあ、落ち着きなさいよ。そーね、あたしは、 ブラックフィザードにしようかしら」

「私はホワイトウィザードでお願いします」

「ブラックフィザードは主に攻撃魔法を操る職業で、接近戦でも遠距離戦でも戦える職業で、ホワイトウィザードは治療、浄化系の魔法を得意とする職業ですよ!それではヴァイリア様をブラックフィザード…ヴェティーナさまをホワイトウィザード…っとそれではお二人様冒険者カードをどうぞ」

ヴァイリア達は周りの「冒険者にお前ら何者だよ!?」などど言われて照れ臭そうにしている。

お姉さんが俺のほうに振り向き。

「テイル様は何にするか決めましたでしょうか?」

俺は答えた。

「…最弱職の旅人でお願いします。」

その後ギルド職員や周りの冒険者に勿体無いと言われたが、俺の今後の生活が耐えられなくなるから結果、旅人にしてもらった……。(第2章完)

この小説家になろうのサイトでは章ごとで出そうと思っているのでよろしくお願いします。第3章も6月か7月ぐらいに出す予定ですので、これからもよろしくお願いします!!

また、この小説を読んで、コメントなどを書いてくれると嬉しいです。

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