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12話 最強の男達 最弱からの訓練開始!!

(Lv1、それも知識の無い状態でゴブリンファイターを殺したのね、何でボスが訓練しろって言ってたかよくわかったわ)


「初めまして」


「「「「「・・・・」」」」」


「全く気づかなかった」


「お、おふ、お・・・ふぅ、治まりました、アレ、どうしたんですか?」


「ハインツ・・・」


「殺す気はないようだが、何のようだ?」


「まずこの世界の簡単な知識を教えるわ、じゃないと会話できないもの、まずあなた達がこの世界に来たのは誰かが召還したからなの、誰かは大体予想がついてるけど、それは後で教えるわ。


それぞれの土地には土地神がいて、召還された者は召還された場所の土地にいる土地神の能力が付与されるのよ、そして土地神を召還された者が守る、敵の土地神を殺す、その代わり経験値を渡すという契約をすれば契約者と呼ばれるようになるわ、ここの土地神の名前は黒狼神よ」


「まて、勝手に俺達は召還されて、それでよくわからん神様を慕って守らなくちゃいけないのか?」


「土地神同士でいつも争っているの、その理由は土地神を殺せば殺した土地神、契約者の土地になるからよ、そして召還された者へ土地神は自動的に能力を付与するんだけど、自分を入れた召還された者で能力を分割しなくちゃいけなくなるの、だから約に立たない、契約をしない、そういう者は召還された場所にいる土地神に命を狙われるのよ。

逆に土地神は敵の土地へ召還された者を保護して敵の土地神を弱体化させようとするわ」



「なら俺達は敵の土地へ逃げればいいが、保護とは言っても実質監禁、牢屋にぶちこまれるわけだ。しかも経験値も知識もないから脱獄は難しくなると・・・、ちなみにあんたはどっちなんだ?」



「私はここの土地神と関係のある者の部下よ、でもあなた達を殺せとの命令は受けていないわ。

訓練しろと言われてるの、敵の土地神が兵を送ってくる時に撃退できるようにとね。

それで最初の話に戻るのだけど、恐らく召還した奴はサウザール帝国という大きな土地を持った強大な敵よ。


帝国は最近大きな戦を起こしたせいで、そんなに戦力を割いて攻撃してこないはずなの、でもこっちにいる兵が少ないからあなた達を訓練して使い物になるようにしてきたの」



「わかりませんね、敵国が召還できるならなぜ大戦があったすぐ後に召還したんですか?兵士を集め調整をし終えてから召還させればいいと思うのですが」



「そこが大事なポイントなの、ここの土地神の能力は”再生”

通常、土地神にも寿命があって、命が尽きれば死んでいた土地神が生き返り交代するのよ。

殺された場合は交代は起きないですけどね。


でもここの土地神は再生能力、死んでも復活するの、でも万全の状態で復活するわけじゃなくて、小さくて弱い幼少期があるの、だから弱体化した時期とあわせて召還して、弱体化を進めたかったんだと思っているわ。


この土地神の寿命は1000年とも言われているから、今を逃したら1000年後まで待たないといけない、だから今万全な状態じゃなくても攻めて封印したがっているのよ」



「殺さないと土地は奪えないんだろ?封印しても意味ないじゃねえか」



「正式に土地を奪わないでも、土地を使う事はできるのよ。

経験値の話をしておかないといけないわね、土地神は自分の土地へ召還された者達が得る経験値を少量得る事ができるし、土地神が所有している土地で死んだ者達の経験値も土地神が得る事ができる。

ごくごく少量だけど、召還された者、つまりあなた達にも手に入るわ。


土地に住んでいる生物、魔物なども含まれるの、それがいるだけで自動的に土地神は経験値を入手する事ができるわ。

土地に住んでいる者達が多ければ多いほど、強ければ強い程多くの経験値を土地神、そして召還された者達が入手する事ができる仕組みよ。


それで土地を奪う話に戻すけど、殺して奪えば経験値を入手できる正式な土地を得る事ができる、でも殺さなくても土地に入る事はできるし、そこに何かを建造する事だってできるのよ。

ここの土地は結構大きくて、帝国にとってかなり邪魔な形をしているの、だから帝国からの緩衝地帯になっていると喜んでいる国が何個もあるし、今はそこへ支援要請もしているわ。


黒狼神が強くて立ち入る事も道を建造する事もできなかった、でも黒狼神を封印してしまえば道を作ったり農業地域を増やして生産力を上げたり、なにか鉱石が取れる洞窟だって見つかるかもしれないし、攻撃できなかった他の土地を攻撃できるようになるから封印したがっているし、あなた達を見つけて自国で保管したがっているのよ」



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土地神は自分の土地へ召還された者達が得る経験値を少量得る事ができる。

土地神が所有している土地で死んだ者達の経験値も土地神が得る事ができる。ごくごく少


量だが、召還された者達にも手に入る。

土地に住んでいる生物がいるだけで自動的に土地神は経験値を入手する事ができる。

土地に住んでいる者達が多ければ多いほど、強ければ強い程多くの経験値を土地神、召還された者たちは入手する事ができる


土地神と召還された者が契約すると契約者となり、体のどこかに土地神をイメージしたタトゥーが彫られる


召還された者は契約を拒む事もできる


召還される者の条件は、土地神との相性の良さできまる。




「教えてくれて感謝するよ、でも今はまだそれを信じる事ができない。けど訓練をしてくれるのはありがたいよ」


「そうだな、何よりこの世界の知識がないし、なんなら飯と寝る所もないし」



「24時を過ぎて一日が経過すれば、その日に得た経験値を得ることができるわ。Lvが上がれば少しずつ情報が見えるようになるはずよ。


それと、物資は一応持ってきたから食事と簡易的な寝床はあるわ。

帝国兵士2000人が攻撃してくるまで、3ヶ月程で来ると思うから、訓練が少し荒くなっちゃってもしょうがないわよね」



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