神様とネアンデルタール人との対話
作者「神様、もうダメです。」
神様「何が、もうダメなのですか?」
作者「この間、NHKのテレビをみていたら、ネアンデルタール人が出てきて、絶滅してしまったと言っていましたが、本当でしょうか?」
神様「本当ですね、きっと。」
作者「では、神様が言っている人類の先祖は、神様の世界から始まるという説明は、どうなるんです?」
神様「どうなるんでしょうね?」
作者「では、この話は、もう終わりにしましょうか?」
神様「もう終わりでしょうね。」
作者「簡単にあきらめていいのでしょうか?」
神様「もう、反論の余地はないのですから?」
作者「では、ネアンデルタール人に直接聞いてみたら、どうです。」
神様「そんなことが、できますか?」
作者「私は、この話の作者ですよ。なんでもできます。結果は保証しませんが。」
神様「どうして、結果を保証しないのですが?」
作者「神様とネアンデルタール人が、どんな話をするのかって、全然予想もつきませんから。」
ネアンデルタール人「初めまして、神様」
神様「初めまして、ネアンデルタール人、あなたたちに神話を教えてください。」
ネアンデルタール人「神話ですか。何か、ありましたか?」
神様「この間、NHKテレビをみていたら、原人から、ネアンデルタール人とホモサピエンスの2つの原人に分化したと言っていたぞ。」
ネアンデルタール人「それ、僕もみました。そういえば、3ヶ月前に、NHKから僕のところに取材がありましたので、正直にお答えしました。」
神様「NHKがネアンデルタール人を取材していた。それは、ほんとうか?」
ネアンデルタール人「本当です。」
神様「では、あのNHKのテレビ映像は、本当だと。。。」
ネアンデルタール人「どうでしょうねぇ。」
神様「なぜ、どうでしょうねぇなのですか?」
ネアンデルタール人「だって、僕たちの骨の数も、ホモサピエンスの化石が少なすぎるんです。それを適当につなぎ合わせて、つくたんですよ。あまりにも無謀です。骨の数なら、巨人族はどうします?」
神様「巨人族なんていましたか?NHKのテレビには、登場していませんでしたけど。」
ネアンデルタール人「スミソニアン博物館には、ちゃんと巨人の骨がありますよ。むしろ、ネアンデルタール人より多いくらい。」
神様「じゃあ、巨人も原人に加えないと。」
ネアンデルタール人「だめだめ。僕たち、ネアンデルタール人の骨が出てきたといって、大騒ぎになっているのに、巨人の骨があるなんて、世間に知られたら、もう、大パニックです。」
神様「では、どうしたらいいんだろうね。」
ネアンデルタール人「まあ、ネアンデルタール人は、ここまで、広まってしまったんで、人類史の中に書かざるをえなくなってしまったんですね。」
神様「そろそろ、神様も登場させたいんだが。」
ネアンデルタール人「神様の化石がいっぱいでてくるといんですが?ない?、そうですか、やはり、あきらめましょう。宇宙船とか、超古代都市とか、アトランティスとか、レムリア、ムーなど、いろいろな言葉は残ってはいるが、物的証拠というのが、ない。ない。ない。」
神様「神様の化石、どこかにおちていないかな。アトランティスの化石どこかにいないもんでしょうか?」
ネアンデルタール人「いっそ、私が作りましょうか?」
神様「ねつ造は、ばれてしまうし、ばれると、再起不能になります。自然に見つかるのがいいんです。」
ネアンデルタール人「そうですね。自然が一番。だって、われわれも、そうやってみつかったのですから。」
神様「時を待ちましょう。なにか、自然に出てくるのを待つのが、一番いいよね。」