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序章《ゲームスタート》
皆さんは、不思議な状況に出くわした事はありますか?俺は、あります。
昔、ゲーマーで引きこもりだったボサボサ頭の青年が、あっと言う間に学年一位の成績を収める、といった事です。
その青年は、一度も学校に来てないのに、天才と称えられた(と思ってる)人間です。
そう、誰かって?
俺の事だよ。
でも、こんな事はあるだろうか?
朝起きたら女体化、なんて。
––––––––何これ。
ゲーマーは、不可思議な世界に目を疑った。自分に胸がある。それも、意外と巨大になっている。
「…なんだよ、コレ。」
瞬間的に理解が追いつくわけがなく、理解するのに数分は掛かっただろうか、何故そうなったのか?と、自身に問い掛ける。
よくよく見れば、街も変わっている。部屋は宿に早変わり、VRか?と一度疑ったが、宿に変えるシステムは見当たらないし、布団も変わっていた。
––––––––––異世界転移かよ。
何が面白いのかは知らないが。
自殺を考えるのは、無理な話じゃなかった。
–––––––––––じゃあな。