春。
春。
満開になった桜の木は、桃色の雨を降らせる。
ひらり、はらりと落ち行くさまは優麗でみるものを虜にする。
新緑の緑のカーテンに浮かび上がる、小さなアクセントともいえよう。
小さな花びらの大群は、大きな一つの"華"になって、春の訪れを感じさせる。
桜は少しだけそこにあるから、ちょっとだけ幸せを感じられ、有り難みを感じるのだ。
そりゃあ桜並木にくらべたら、ごく小規模な、些細なものだ。
でもそれだから、きっとあたたかい気持ちになれるんだ。
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