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魔族階級って奴です

評価して下さった皆々様、ありがとうございます

「ぇ~、ではエル・・・少し魔族階級について話しておこう」


全身ボロボロ・・・ではなく、完全復活を遂げた父様が口を開く

魔族の回復力こぇ~・・。


「とても重要な事だから、決して聞き漏らさない様に・・・」


むっ、いかんいかん。

私は気を引き締め、姿勢を正し、父様の言葉に耳を傾けた。


「と言いたいが、ぶっちゃけ面倒なので適当に話すわ」


おィ?


「まぁ簡単に言えば、魔族には幾つかの階級が有って・・・」



父様の話をまとめるとこうだ。


1 魔王様 ちょー偉い


2 最上級魔族 すげー偉い


3 上級魔族 そこそこ偉い


4 中級魔族 偉い


5 下級魔族 少し偉い


6 一般魔族 普通


7 使い魔 下っ端



どう? わかりやすいでしょう?


魔王様がトップで、使い魔が階級的には一番低い

人口的にも一般魔族が一番多く、上に行く程人数は少なくなるらしい。

一応下級魔族から貴族の仲間入りだ。


「因みにこのラーグ家も最上級魔族に位置する一族でな

 全5家の中でも魔術に関しては頭一つ抜きん出ているぞ!」


えへん、と胸を張る父様

へー、やっぱりこの一族は凄い一族だったんだ。


「今回エルが取得した2級だが、上級魔族に匹敵する階級だ

 6歳で上級魔族並だからな・・・・まぁ呼ばれた理由も何となく分かるだろう」


「はぁ・・・」


曖昧な返事を返しちゃう私

上級魔族並・・・ねぇ、正直どれ程凄いのかが分からない。

私とてまだ自分の限界まで魔術を撃った事は無いのだ。


「一応言っておくが、6歳で上級魔族並と言うのは異例でな・・・」


ま、でしょうね。

その辺は何となく察しています。


「まぁその事も相成ってと言うか・・・これが呼ばれた本当の理由だな」


「魔王様も是非一度顔を見てみたいと言って下さったの」


父様は何と言うか苦笑いを浮かべているが、母様は私の試験結果が余程嬉しいらしい

先ほどから笑顔が絶えない。


「・・・・わかりました。 出発は何時いつでしょうか?」


どうせ行かなきゃならないのでしょうからね。


「出発は明日だ」



明日!?



「ず、随分急なのですね」


ていうか急過ぎでしょう


「今すぐ見たいと仰っていたから・・・・」


困ったわねぇとでも言いたそうに唸る母様

父様は対照的にそうだよね!よね!?とでも言いたそうである

・・・・父様、魔王様が嫌いなのか?


「・・・・では、明日までに準備を済ませておきます」


私はスケジュールを大幅に変更する事となった。


「流石エルねッ!」


ぎゅ~ッ、と抱きしめてくる母様、苦しい・・・エル成分は枯渇寸前です。


「ま、でもそんなに緊張する事でも無いわ

 多分魔王様から一言二言お言葉を貰うだけでしょうし」


私の背中を優しく叩き、頭を撫でてくれる

んー、これは気持ちいいから許す


「テ、テルエ~・・・」


父様が泣き出しそうで物欲しそうな顔をしているが、無視無視。

母様も知らん振りしてた


「テルエ様、ケイズ様、そろそろ公務の方に戻って頂かないと・・・」


ふと後ろを見れば、いつの間にかメイド服を着た女性が立っていた

お、なんか姿からして人間っぽい

けど残念・・・頭に角が2本生えてました。


「ん、そうね」


母様が私を下ろし、服を整えた

差ながら「仕事モード」

きりッとしてるが、私を見ると顔が緩んでた。....母様大丈夫か


「やだ~! やだ~! エルを抱っこする~! 頬すりすりする~! お風呂一緒に入る~!!

 そんでもって帝都なんて行かせない~~!!ずっと屋敷に居るの~~~~ッ!!」


父様はなんか暴れてた。

後ろから執事っぽい人が2人掛りで抑えてるが・・・ていうか3つ目、3つ目


「ケイズ様! 我儘が過ぎますぞ!」


「領地内の統治は領主の役目です!」


執事さん必死になってる。子供か父様は。


「ええい!離せ!その領主の命令ぞ!娘といちゃいちゃして何が悪い!?」


子供だった。


「とぅッ!」


「ああっ」


「領主様!」


一瞬の隙を付き脱出する父様

物凄い脚力で近付いて来たと思ったら、一瞬で抱きつかれた。


「エルゥゥゥゥゥッ!!!」


「あうッ!」


痛くないギリギリの力で抱きしめられる、ちょっと苦しい

頬をすりすりされた。

父様の頬と擦れるたびにうねうねと形を変える頬。


「あぁ、すべすべだ~柔肌だ~幸せだ~」


「ぅぅ・・・父様ぁ~」


ぶっちゃけ父様の万力の前では赤子も同然、まぁ6歳だから赤子とそんな変わらんが

そんな父様はとても幸せそうな顔をしていた。


「こんな可愛い子をあんな奴に触らせるものかぁ~~~ッ!!

 エルはずーーっと、ずーーーーっと私と居るんだぃ!!」


どんだけ魔王が嫌いなんだ父様。


「領主様!」


「ケイズ様!」


両脇をがっちりと掴まれた父。


「もうちょっと!もうちょっとだけ!!」


そう言いながら抵抗するが、呆気なくメイドに引き離される私


「嫌だあああぁぁぁぁぁぁぁ!!エルゥゥゥゥ!!」


ずりずりと引きずられていった。

「ふぅ」と溜息を吐く、メイドも苦笑いを浮かべていた。

これで一件落着だ。




と安心した矢先、別の人の絶叫が耳に届く。




「ケイズばかりズルイわ!私も抱っこする!頬すりすりする!お風呂一緒に入る!」


「テルエ様!落ち着いて!」


母様・・・・。





結局、最後はずりずりと従者に引きずられていく2人が見えた。


感想などくれると嬉しいです。

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