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推しのアイドルとハウスキーパー11話

推しのアイドルとハウスキーパー11話です。

第11話「武道館の夢、そして…」

シーン1:武道館・当日朝

巨大な武道館の外観。続々と集まるファンたち。秋もその中にいる。

秋の独白。ついに、この日が来た。

チケットを握りしめる秋。周りのファンたちの会話が聞こえる。

ファンAが言う。楓ちゃん、絶対可愛いよね。

ファンBが続ける。武道館まで来るなんて、すごいよね。

秋、微笑む。

秋の心の声。みんな、楓ちゃんを応援してる、良かった。

シーン2:楓の控え室

楓、メンバーたちと一緒。全員、衣装を着て最終準備中。

メンバーAが尋ねる。楓ちゃん、緊張してる。

楓が答える。少し。でも、楽しみの方が大きいです。

マネージャーが告げる。みんな、あと30分で本番よ。

楓、深呼吸。スマホを見ると、秋からのメッセージ。

メッセージの内容。会場に着きました。最高のライブ、期待してます。頑張ってください。

楓、微笑んでメッセージを胸に抱く。

楓の心の声。田丸さん、見ててください。

シーン3:開演

会場が暗くなる。観客の歓声。

観客たちが叫ぶ。楓ちゃーん。

ステージに光が灯る。楓とメンバーたちが登場。

楓が挨拶する。みなさん、こんにちは。虹野楓です。

会場が割れんばかりの歓声。秋、最前列で力いっぱいペンライトを振る。

楓が感謝する。今日は、私たちの夢の舞台、武道館に来てくれて、本当にありがとうございます。

音楽が流れ、1曲目がスタート。楓、堂々と歌い踊る。

秋、その姿を見つめながら涙が浮かぶ。

秋の心の声。楓ちゃん、輝いてる。あの内気だった子が、こんなに堂々と。

シーン4:ライブ中盤

楓のソロコーナー。ステージ中央に一人立つ楓。

楓が語る。次の曲は、私にとって、とても大切な曲です。

スポットライトが楓を照らす。

楓が続ける。この曲を聴いてくれている、特別な人がいます。その人に届けたくて。

ピアノの音色が流れ始める。楓、目を閉じて歌い始める。

楓が歌う。出会った日から、変わり始めた私、優しい言葉と、温かい手が、私を支えてくれた。

秋、楓の歌詞に気づく。

秋の心の声。これ、俺のこと。

楓が歌い続ける。あなたがいたから、ここまで来れた、この想いを、届けたい。

楓、客席を見渡す。そして、秋と目が合う。

楓、微笑んで秋に向かって歌い続ける。

楓が歌う。ありがとう、あなたに出会えて、私は変われた、この気持ち、伝えたい。

秋、涙が止まらない。

秋の心の声。楓ちゃん。

歌が終わる。会場、大歓声。

シーン5:MC

楓、息を整えて話し始める。

楓が打ち明ける。実は、私、元々人と話すのがすごく苦手で、アイドルになる前は、人前で話すことなんて考えられなかったんです。

観客、静かに聞き入る。

楓が続ける。でも、ある人が、私を変えてくれました。いつも側で支えてくれて、私の一番の理解者でいてくれて。

秋、胸が高鳴る。

楓が語る。その人のおかげで、今日ここに立てています。だから。

楓、客席の秋を見つめる。

楓が宣言する。感謝の気持ちを込めて、今日のライブ、最後まで全力で頑張ります。

会場、大歓声。

シーン6:ライブ終盤

最後の曲。全員で踊り、歌う。楓の表情は、心から楽しそう。

楓が呼びかける。みんな、一緒に。

観客も一緒に歌い、ペンライトを振る。会場全体が一つになる。

秋、その光景を見て感動で涙が止まらない。

秋の心の声。楓ちゃん、あなたは本当に、みんなを笑顔にしてる。

曲が終わる。楓、深々とお辞儀。

楓が感謝する。本当に、ありがとうございました。

メンバーたちも一緒にお辞儀。会場、スタンディングオベーション。

シーン7:アンコール

観客の「アンコール」の声。楓たち、再びステージに登場。

楓が言う。みんな、ありがとう。最後にもう1曲だけ、歌わせてください。

アンコール曲が始まる。楓、涙を流しながら歌う。

楓が歌う。夢を追いかけて、走り続けた、たくさんの人に、支えられて、今、ここにいる。

観客も一緒に歌う。会場全体が温かい雰囲気に包まれる。

楓が叫ぶ。みんな、大好き。本当にありがとう。

ライブ、終了。

シーン8:ライブ後・控え室

楓、メンバーたちと抱き合って喜ぶ。

メンバーAが褒める。やったね、楓ちゃん。最高だった。

楓が感謝する。みんなのおかげだよ。ありがとう。

マネージャーが確認する。楓ちゃん、これから握手会だけど、大丈夫。

楓が答える。はい。最後まで、ファンのみんなに感謝を伝えたいです。

楓、スマホを確認。秋からメッセージはない。

楓の心の声。田丸さん、握手会、来てくれるかな。

シーン9:握手会会場

長蛇の列。秋も並んでいる。手には花束。

秋の独白。ついに、ファンとして、楓ちゃんと話す。

列が進み、秋の番が近づく。緊張で手が震える。

秋の心の声。何を話そう、ファンとして、何を伝えればいい。

そして、秋の番。

シーン10:運命の再会

楓、次のファンを見上げる。そこには花束を持った秋。

二人、目が合う。楓、驚いた表情から、涙が浮かぶ。

楓が呟く。田丸、さん。

秋が祝福する。虹野さん、いや、楓ちゃん。本当におめでとう。最高のライブでした。

花束を差し出す秋。

秋が続ける。ずっと、ファンでした。これからも、ずっと応援し続けます。

楓、涙を流しながら花束を受け取る。

楓が感謝する。ありがとう、ございます。

秋が言う。楓ちゃんの歌、ずっと心に響いてました。特に、今日の「あなたに届けたい」。

楓が打ち明ける。あの曲、田丸さんのために歌ったんです。

秋、驚く。

楓が続ける。田丸さんに、感謝を伝えたくて。

秋が答える。僕も、感謝してます。楓ちゃんのおかげで、僕の人生は輝きました。

後ろのファンたちが待っているが、二人の世界。

楓が確認する。あの、田丸さん。今日、私の最後のお願い、覚えてますか。

秋が答える。はい。

楓が頼む。この握手会が終わったら、少しだけ、時間もらえませんか。

秋が承諾する。もちろんです。

楓、秋の手を握る。普通の握手より、少し長い時間。

楓が言う。待っててください。必ず、行きますから。

秋が約束する。はい。待ってます。

秋、列を離れる。振り返ると、楓が次のファンと握手しながらも、時々秋の方を見ている。

シーン11:握手会終了

握手会が終わり、楓が会場の裏口から出てくる。私服に着替えた楓。

秋、待っている。

楓が謝る。お待たせしました。

秋が労う。いえ、お疲れ様でした。

二人、少し離れた静かな場所へ歩く。

シーン12:告白

公園のベンチに座る二人。沈黙が続く。

楓が切り出す。あのね、田丸さん。私、言いたいことがあるんです。

秋が応える。何でしょう。

楓、深呼吸。

楓が告白する。私、田丸さんのこと、ただのハウスキーパーさんとして見てないです。

秋が聞く。

楓が続ける。最初は、田丸さんが側にいてくれるだけで安心できて、でも、いつの間にか。

涙が浮かぶ楓。

楓が打ち明ける。田丸さんがいない世界なんて、考えられなくなって。

秋が呼びかける。楓ちゃん。

楓が告白する。私、田丸さんのことが、好きです。

秋、驚いた表情。

楓が続ける。アイドルだから、恋愛禁止だから、こんなこと言っちゃいけないって、わかってます。

秋が呼びかける。楓ちゃん。

楓が泣く。でも、言わずにいられなくて、田丸さんに、この気持ち、知ってほしくて。

泣きながら話す楓。秋、楓の肩を抱く。

秋が答える。僕も、楓ちゃんのこと、大切に思ってます。

楓、顔を上げる。

秋が続ける。最初はファンとして。でも、楓ちゃんの素顔を知って、側にいる時間が増えて、いつの間にか、特別な存在になってました。

楓が呼びかける。田丸さん。

秋が言いかける。でも、僕は楓ちゃんの夢を応援したい。だから。

楓、秋の言葉を遮る。

楓が止める。待ってください。私、決めたんです。

秋が尋ねる。何を。

楓が宣言する。アイドルは続けます。でも、田丸さんとも、一緒にいたいです。

秋が心配する。でも、恋愛禁止では。

楓が決意する。事務所と話します。ファンのみんなにも、いつか正直に話します。

真剣な表情の楓。

楓が頼む。田丸さん、待っててくれますか。私が、ちゃんと向き合うまで。

秋、楓を見つめる。そして、微笑む。

秋が答える。待ってます。ずっと、待ってます。

楓、涙を流しながら笑顔になる。

楓が感謝する。ありがとう、ございます。

二人、手を繋ぐ。夜空には満月。

シーン13:エンディング

楓のナレーション。

楓の声。これは終わりじゃない。私たちの、新しい始まり。

秋のナレーション。

秋の声。推しのハウスキーパーから、大切な人へ。僕は、ずっと彼女を応援し続ける。

画面に「数ヶ月後」の文字。

次回予告。最終話、推しのハウスキーパー、そして。

読んで頂きありがとうございます。

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